2024年までをロストワールドとせぬために

ロスト・ワールド:かつて存在していたが今は失われている世界
食品ロスなどが声高に課題として取り上げられていた時代。石化燃料を抑えようと世論が燃え上がった時代。格差をなくさねばと知恵を絞った時代。自由を謳歌し子供たちの明るい未来を描こうとした時代。

その時代を失おうとしています。

戦争が起こっている。それまでも紛争はありましたが、今回は第三次世界大戦寸前という。その影響もあってか、物価高が世界を覆っています。流通が滞ってさらに拍車を掛けます。

心配から投資が冷え込みます。特に未来系への投資が減り始め、防衛やチカラに関係するところへ投資が流れ込む。安全保障の危機により保険関連が値上がりします。

モノが有り余っていた時代から配給の時代へ移るのでしょうか。

私は以前、環境変動による食料危機を訴えてきました。ですが、今年の2月から食料安全保障が少数の人間により脅かされる状況に代わっています。災いを起こす要因は天からヒトへ移っています。

ヒトから発生する災いは人で解決できるはず。

ですが、週から月を超えてヒトの災いを解決することができず、混乱と不安を広め深めている現状です。さらに世界から追い込まれた最高責任者は国内をまとめるために "粛清" へ向かうと聞きます。

かつて日本には戦時下で配給制度が敷かれていました。同時に情報統制も行われ「裏切り者」探しも横行していました。そのような時代に逆戻りする国が現れたという。

世界はあの国から玉突きのように硬直化の連鎖の中につながれてしまうのか。

自由な貿易は "〇〇ロス" を生み出すほどに豊かさを生み出しました。硬直化の中では自国を守るために貿易に制限を掛けるのでしょう。その制限はますます硬直化を進めてしまいます。やがて、物量が減り配給へと移っていく。

不安を書き出せば長くなります。

ロスト・ワールドにしないために何をしなければならないのか。ヒト由来の災いを止めるために何をしなければならないのか。混沌として複雑に絡み合った世界をひとつひとつ解きほぐす時間が欲しい。きしむ世界を摩擦し発熱する世界を冷ますにはどうすればいいか。

解決策が見つからず、"どうすればいいか" を永遠に書き込みそうなので、ここで筆をおきます。

#日経COMEMO #NIKKEI

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