貧富の格差と独立運動

人々の怒り。本記事にある通り。都会と ”地方” の貧富の格差は後戻りできないところまで来ています。日本でも。

独立した後どうするか・・・。まるで考えがまとまっていないのが実情。けれども「共に歩むことはしない」強固な意思だけは共通しています。それほどまでに、都会のエリートと呼ばれる人たちを嫌って憎ん(ヘイト)でいます。

理屈ではない怒り。これが、世界共通の感情となりつつあり、冷める気配がない。イギリスxスコットランド、イタリア南部x北部都市、モスクワx自治共和国、本記事にあるアメリカ合衆国x各州都市x貧困自治体・・・。

この感情を反体制として抑え込むのに成功しているのが中国共産党。この感情を利用し勢いをつけているのがアメリカ合衆国現政権。怒りは政治のエサとなりつつあり、どのように利用するか、政治の腕力と比例してその ”必要性” が高まりつつあるのです。

怒りをきちんと分析し、根本から治癒する方向に向かわないエリート達。まるで「貧困に手を差し出せば ”感染” する」ような腰の引き方です。エタノールのきついにおいの手袋をはめて遠隔操作でマウスをいじるかのような貧困との向き合い方。

エリートが安全でいられる都会。エリートのみがその豊かさを実感できる都会。外から見ると優れたバリアを張り巡らせた宇宙船のように、浮遊して見えるのです。

人間の種として分断されているエリート層と貧困層。混ざり合うことなく、エリートは都会でその種の繁栄を謳歌し、貧困層は寿命が短くなる地域で怒りを増殖する。

既に、自治としては二つの層に分かれていると断じてもよい。それは、独立した国家とも言えます。アメリカ合衆国でさえ、国が分かれる時代。日本はどうか。日本の地方の怒りはどうか。検証をせずに流れに身を任せる政治が続けば、アメリカ合衆国の二の舞となるのです。

#COMEMO #NIKKEI

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