海がキーワード、地球温暖化

「・・・地球に蓄積された熱エネルギーの約90%は海に取り込まれる・・・」のだそうです。

昨晩、随分前に録画した映画「デイ・アフター・トゥモロー(以降、Wikipedia参照)」を家族で見ました。「熱塩循環」の異常をテーマにしています。本記事との出会いに縁を感じています。

熱塩循環には「風成循環」が重要な役割を果たしています。それ以外にも「潮汐」というエネルギーを借りているといいます。こうやって、地球環境やその他の天体の力を借りて、海に熱エネルギーが蓄積され、1000年を超える時間軸で循環するのです。

記事には、「・・・2019年の水深2千メートルまでの海水温は1955年と比較して平均0.15度上昇・・・」とありました。千年の循環の中でわずか65年にして温度変化がみられるのですから、急速な温度変化が起こっていることは明白。(ただ、千年前の循環の結果かもしれませんが・・・)

海水温上昇に伴い、氷が溶けだし塩分濃度が変わり循環に異変が起こり、地上温度の上昇による風声循環の異変と相まって、エネルギーの放出が止まらなくなる・・・。それは、水蒸気量の増大で示されることでしょう。

水蒸気量の濃淡が極端になればなるほど、地上は荒れます。エネルギー差が広がれば、一定になろうとして混合する力が増します。まるで、沸騰している薬缶(ヤカン)の中にいる様な感じ。

もう、人間の力ではどうにもならないのか。否、そもそも人間の力を過信した結果が自然の循環を壊したといえます。今の時点で、まだ、人間は過信している。それを省みさせようと自然は荒れ狂うのかもしれません。わたしの子供たちは無事でいて欲しいけれど、子供たちに罪はないけれど、親たちの罪を背負わせることになりそうです。

親たちは、何をすべきか。過信を戒め、自然の循環に耳を澄ませ、その声を聴き、できることから循環に身を任せる行動が必要なのかもしれません。ですが、その行動さえ定かではない。CO2やメタンや熱源・カロリー削減や諸々対策はあるものの、一度増大を始めたエネルギーの放出は、それを上回ります。

子供たちに「親の右往左往」を見させるのが、唯一の教え。反面教師として子供たちに「人間の過信」の過ちを伝授する。たった、それだけしか残されていない気がして、のどかな映画鑑賞どころか、どうにもやるせなくなりました。

#COMEMO #NIKKEI

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