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起て!"万物"の労働者・・・って、え?

あの歌詞だったら「開け、万国の労働者・・・」、「開け・・・」とくれば「ポンキッキ・・・」ではないな・・・。「万国・・・」といえば「万物・・・」であります("万" しかあってないし、開けではなく聞け)。

そう、それは「芋虫」の話(いや、労働であれば「アリ」でしょう、ガチャピンは芋虫ではなく恐竜だよ)。ところが、ここに来て「カイコ」が注目されているのです(無視[ムシ]かい・・・)。

「・・・九大で飼育している約450種のカイコの中に、体内でワクチンの原料となるタンパク質を大量につくってくれる種があることを発見・・・」なのだそうです。(下図は、上記HP参照)(関係論文は、こちら

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「ワクチン・・・」とくれば「鳥の卵」なのですが、

これを確保するには大変な「労力」を必要とするのです。なにしろ、ウィルスの受容体との相性が悪いので、新型には使えそうにないとの事。

そこで、世界は「DNAワクチン(Wikipedia参照)」にシフトしていくのであります。その他にも "たまご" に頼らないワクチン製造へ邁進しているところ。

そして、その有力な候補として冒頭の「お蚕さん」が上がってきているのであります。なかでも「遺伝子組み換えカイコ」さん。

1. 多量のタンパク質を安価に生産
2. 精製が容易
3. 翻訳後修飾や多量体形成が可能

なのだそうです。

そう、つまり「たんぱく質を量産してくれる労働者(『カイコってすごい虫!』PDF参照)」なのであります!

当然、「食えるカイコ」さんたちも活躍中。


あー、涙があふれでてしまう・・・。なんと、一生懸命はたらいてくれていることか・・・。自然界(野蚕:クワコやヤママユなど)では、捕食動物を体を張って養い、多くの命を慈しんでいる・・・。

そして、人間とカイコさんの関係は、すくなくとも5000年さかのぼることができるそうです(Wikipedia参照)

わたしの幼い頃、その家の二階は、"カイコ部屋" となっていて、あのムッとする匂いに満ちていましたっけ。うちの方言では ”くわご”。それが縁かもしれませんが、わたしは「蛾アレルギー」持ち。皮肉であります。

カイコさんに報いるためには、カイコさんを一生懸命飼う(買う)ことしかありませんね。人間のように ”社畜" 扱いしてはなりません。ましておや ”解雇” なんてありえへん。たいせつにいたしませう。

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追記:ところで、九州大学の技術を元に起業した大学発ベンチャー企業である「KAICO株式会社 KAIKO LTD.」さんが、「ビズリーチ」さん経由で、「副業・兼業限定公募開始」されているようです。

募集ポジション

【副業兼業】国内外へのパブリックリレーションズディレクター

【副業兼業】社長の参謀として企業を支える法務マネージャー

【副業兼業】研究開発を支えるQC・QAプロフェッショナル

【副業兼業】メガファーマ4を攻略する営業戦略プロデューサー

【副業兼業】ワクチン開発を加速させる非臨床開発プロフェッショナル

ご興味ある方は、こちらへどうぞ。

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