米中競争の中で、"透明性" が勝者を生む

「利益」を生む "透明性" が競争原理の中で力を増してくる気がしています。

「嘘偽りのない環境への配慮」をさらけ出す。状況が悪くても "透明" であれば評価され、新たな "環境への配慮" に投資が動く。よい場合は、関係する存在からどのような関りがあったかを "透明" にすることで、真実であることが証明される。関わりあうモノ同士で "透明" を約束する。

さて、このような運用がなされている中では、専制主義は生き残っていけるのでしょうか。専制は専制のために真実を覆いながら公表するでしょうから、関係する存在から "透明" の約束を取り付けることが難しいとみます。真実の公表以外に評価される道はなく、「利益」を徐々に失っていく。

"透明" なルール。何人も真実を知ることができるルール。「状況が芳しくないという真実」を知って "カイゼン" していけるルール。互いに "透明" であればあるほど「信用と利益」が積みあがっていくルール。

アメリカ合衆国も中国共産党も、透明性を確保したうえでルールをつくれば、世界はついてくる。無用な安全保障を構築しないで済む。これこそ「利益」ではないかと思った次第。

#日経COMEMO #NIKKEI

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