カネ余っても貧乏解消せず

という現象と見ました(笑)。いや、笑ってもいられない。

「・・・膨張する低格付け債の買い手は保険会社や銀行などの金融機関・・・」とありました。余ったお金は「一発逆転!」的投資に流れていく。

でも、世界がどう動くかのかつかめない ”不確実性” が高まっているので、低格付け債の中でも選別が始まっているとの事。

これって、人に当てはめると、その他大勢の貧乏人に金が余ったからヘリコプターからカネをばらまいていたけど、頑張って成りあがってきそうなスラム街に的を絞ってばらまくということかなと妄想しました。

けれど、現実にはそうはならない。バブル崩壊など全体の危機が迫れば税金投入で助けられる組織・団体。生き返ったら、生き続けるためにリスクをとる相手は、”仮想人格” を持つ組織・団体なのです。

なんだか、チグハグなのです。リスクをとるなら、上記妄想したスラム街にお金をばらまくのでも構わないはず。その人たちが活性化して、税金を納められるようになれば、全体の危機が来た時に組織・団体としてその税金に助けられるはず。

Wikipedia参照すれば、「・・・市場競争では不確実性のため、運が大きく影響する。運によって最初に勝利した者が有利となり、他者との差を広げながら勝ち続ける状況が生じる。その結果、多くの参加者にとって公平性に欠けるため、手段を選らばなくなってしまう。市場競争が完全な倫理と両立することは困難であるが、根底にある倫理的問題から目を背けず、弊害を最小限に抑える方法を探し続けるべきである・・・」とあります。これは、”不確実性” を調べた時に読んだ話。経済学者:堂目卓生先生の弁だそうです。

お金は巡り巡るモノ。消えてなくなる仮想人格へお金を廻すのは、捨てる に等しい。貧乏でも実態のある人格 への投資こそが、正しいリスクの取り方であると、これまた、妄想した次第。


#COMEMO #NIKKEI

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