景気後退で”疑似:共産主義”の復活か

強引に富裕層の富を政府へ集め、必要のない仕事を作って雇用に廻す手法を使うか・・・。

私の世代は、”長征” を知りませんが, ”文化大革命” は小学生から中学生の間、ニュースで度々知る機会がありました。

「米国との貿易戦争は、”長征” 覚悟で」。左遷の語源となった、劉邦の漢中入り。中国は大昔から、最終的に勝利を得るには、長期にわたる転戦が必要なようです。

中国の富裕層はこれからどんな振る舞いをするのでしょう。”国や民族のプライド” に投資をするのか、グローバリゼーションを重んじる国へ居を移すのか。”わたくしの利益” を追うのであれば、後者の振る舞いとなるのでしょう。

そうすると、ますますお金が動かなくなる。不景気になる。政府の締め付けが厳しくなる。ますますお金が動かなくなる。貧困が極限状態となる。命を懸けて訴える人々が増える。・・・中国の歴史の中で繰り返されてきた負のスパイラル。そこから抜け出すのに、庶民の血がたくさん流れています。

「天安門」は、どちらを支持するか。国の誇りを掛けた ”長征と締め付け” か、敵に頭を垂れても、現世の利益を追い求めるか。劉邦さんの場合は後者のようで、だから負けても負けても人が集まってきました。そして、ここぞという時に ”勝てなかった敵” に勝利したのです。

天安門の名前の由来:「天命を受けて安定した(平和な)国を治める(Wikipedia参照)」



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