洄游する少子化対策

洄游(Weblio参照): 魚類や鯨などが定期的に海洋を索餌(さくじ)・産卵のため、あるいは適水温を求めて季節の移り変わりに応じて移動・往復すること。

都会に向かう。それは、自己実現を叶えて上昇していく、その時を堪能するために。

過疎に向かう。それは、こどもの時間軸と自然の時間軸が融合した文化の中で、子供を生み育むために。

そして、子供は大きくなり、都会へ向かって勢い良く飛び出していく。親も各々の自己実現のために都会へ戻っていく。

これらが、滞ることなく循環する社会が、少子化を止めるのだろうと妄想しています。


都会と過疎は手を組めるはず。切り離さず、つながりあえるはず。

過疎は子育て環境を整備する。都会はその支援を行う。ともに人を必要としているのですから、とても大切に人と向き合うことになります。そして、次世代をあたたかく迎え入れることでしょう。

やがて、このような「人を中心とした経済の循環」が定着し、日本を強くすることでしょう。それが、あたらしい日本の基盤となっていきます。

いま、ある程度使える国の財があります。未来志向で持続可能な発展を模索するのであるなら、その投資先はこの妄想の未来であってもよいのだろうと思った次第。


#日経COMEMO #NIKKEI

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