正直な話、国に返したい 過疎地の森林・農地

わたしも、令和6年の義務化にむけて、土地登記の名義変更作業を始めています。所有者の国籍が日本であることを確定する政策には賛成。私の背景には国外勢力は見えずご祖先しかいない・・・ちょっと怖い話ですが。

今、過疎地は耕作放棄などで、まだ、自然に還り切らない土地がたくさんあります(管理不行き届きで見栄え不良やら災害に弱い状態)。また、国に還す条件に合わない土地もたくさんあります。それを引き継いで名義変更したところで、価値ある土地に変えることもできない(そんな知恵も財力もない)。

そして国に還すには幾ばくかのお金を付けなければいけない。上納金を入れる仕組みとなっています。
法務省:相続土地国庫帰属制度の負担金
相続土地国庫帰属制度において引き取ることができない土地の要件

過疎地の相続手続きなど、時間が取れない(極小面積の登記項目がやたら多いので手間がかかる)ので行政書士に方々に代行していただく費用と名義変更が済んだ後に国に還すとなって負担金を上納する。これを合わせると・・・私が破綻する(言い過ぎかもしれませんが、何の得にもならない)。

「・・・だったら、外国勢力が背景にある日本人の破格の買い取りに、なびいちゃおうかなぁ・・・」

と、わたしは思いませんが、そう思う人が必ず出てくる。そうすると、令和6年から数年間は、案外、過疎地争奪戦のような事象が発生するかもしれない。(過疎地バブル)

不健全な評価で価値が上がることには納得できない。喉から手が出るほどカネは欲しいけれど。そうならずに、国に返したい。できれば、上納金はお安くしてほしい。そして、条件を緩和して手続きも簡素化してほしい。

ほんとうは、国に売った資金でコンパクトシティを表明している地方都市への移住をしたかったけれど、都会の人にとっては「それは不公平」と言われそうだから、諦めます。

田舎が優位に働いたのは、先の大戦で大敗北した戦後で一時期だけ。その後は都市集中の国策で過疎地になっていきました。おかげで日本のGDPは伸びて世界二位まで行きましたが、その後はその下を行く。低迷を打開すべく、過疎地を開拓(たとえば、細胞培養産業特区)して、価値をあげるような政策は見当たらない。

安保を担う日本の政治家に問いたい。過疎地を安全保障の中に組み入れるのであれば、国の管理に移行しやすい政策を実行に移してほしい。

さもなければ、日本人名義の外国勢力が実権を握ることになりますよ。

#日経COMEMO #NIKKEI

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