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回線やプロバイダを安易に変えない方がいい理由

最近は光回線が幅広く普及してきました。

ADSLは利用者が減って2024年までにサービスが終了となる事が既に発表されています。

契約拡大を目指す回線提供各社は新規加入が頭打ちになってくれば次は他社と契約している利用者に乗り換えてもらうしかありません。
他社違約金を負担しますとか、他社よりも高速であるなどとうたって自社への切り替えを促してきます。

最近は減りましたが、回線を乗り換えるよう勧誘する電話は、読者のあなたも一度は経験があるのではないでしょうか?

回線やプロバイダの切り替えは、こちらの方が数百円安いから などの安易な理由で応じるべきではありません。

その理由をこの後述べます。

・メールアドレスが無くなる事の影響

最近の光回線はプロバイダとセットで提供される場合がほとんどです。

ですので現在契約しているプロバイダは回線切り替えに伴って解約する事になります。

プロバイダを解約すると、付随するメールアドレスも自動的に消滅します。

(メールアドレスだけを残すプランもありますが、そういった知識のある方はこの記事は読む必要がありません)

メールアドレスはネット通販や株式投資、ネットバンキングなどネットサービスのアカウントとして使われている場合があります。

そしてそれらのアカウントを変更しないままを解約してしまってメールが使えなくなると、当然サービスのページにログインできなくなる、すなわちサービスが利用できなくなります。

(メールアドレスが削除されても一時的にログインできる場合もありますが、後述する本人確認のしくみが利用できなければログインが無効となります。)

通販サイトなど多くのウェブサービスではアカウントを変更する仕組みがありますが、それをやるには現在登録されているメールに暗証番号が送られるなどの手段で本人確認が必要となります。

そのメールが既に無くなっていれば当然メールが受信できないのでアカウントを変更する事ができません。

そうなった場合には郵便で種類を送るなどの方法で本人確認が行われる事になりますが、煩雑な手続きを強いられる事になります。

一度解約されたメールアドレスは永久欠番となり、再度同じプロバイダと契約したとしても取得する事はできません。

・物理的な環境が変わってしまう事の影響

以前にインターネット設定の依頼を受けて訪問したお客様の事例です。

お客様は光回線の切り替えを電話で勧誘され、それに応じた事でインターネットの接続設定が必要になりその作業を依頼された訳です。
お客様は高齢で障害をお持ちの方で、玄関のインターフォンと固定電話がつなげてあり、さらにインターネットにもつながっている比較的めずらしい構成でした。

お客様としては当然現在の機器構成は変えずに回線契約だけを変えて費用を下げる予定でした。

しかし、今回新たに契約したその光回線サービスは部品が適合せず既存のインターフォンには接続できない事が判明しました。

本来は回線の切り替えを申し込む前に、お客様が希望する結果が実現できるのかを調査しなければなりません。

現地の状況を確認もせず電話で安易に勧誘する業者側に大きな責任がある事案ですが、回線を切り替えても同一の環境で使えるのか確
認しなかった利用者側にも原因の一端はあると言えます。

・無駄なオプションを契約させられた事案

これも私が実際にお客様から直接うかがった話です。

ある日、自宅に回線のセールスが訪れ、今よりも安くなるので光回線を切り替えませんか と勧誘を受け、その場で応じたとの事でした。

数日後に工事の日程調整の連絡があり、数週間後に回線の工事が行われました。

そしてさらに数週間後、回線の明細書が届いた時に驚いたそうです。

なぜなら希望を聞かれもしないまま不要なオプションが多数付けられていたからです。

訪問でやってきたのは販売代理店でインセンティブ(成約手数料)目当てで勧誘をしており、顧客の都合など何も考えない強欲でモラルのない人たちばかりだと私は感じています。

という事で回線やプロバイダを乗り換え(切り替え)る時はこれらの事をあらかじめ理解した上で慎重に検討してくださいね。

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