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植物に必要な栄養素って?
前回は、土壌の三要素である「化学性」「物理性」「生物性」のバランスが大切である!ということをお伝えしましたが、今日から土壌の三要素の内容を細かく書いていこうと思います。
まずは「化学性」からいきましょう!
本日のキーワードは、必須元素と有用元素です。
必須元素とは?
![](https://assets.st-note.com/img/1707375812894-tIIteO1p1O.png?width=800)
植物の生育に必要不可欠な元素を必須元素と言い、現在17種類です。
必須元素は、要求量の違いから多量要素と微量要素に分けられています。
多量要素(Macro)
多量要素は、必須元素の中でも要求量が比較的多い元素で、
炭素(C)・水素(H)・酸素(O)・窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)・カルシウム(Ca)・マグネシウム(Mg)・硫黄(S)の9種類です。
中でも、窒素・リン・カリウムは肥料成分の中でもかなり大事な要素なので、肥料三要素と呼ばれています。
化成肥料の8-8-8などの数字は、肥料三要素(N-P-K)の含有保証成分の割合(%)を表しています。
例えば8-8-8を1Kg施肥した場合は、窒素・リン酸・カリウムを80gずつ補給できたことになりますね。
微量要素(Micro)
微量要素は、必須元素の中でも要求量が比較的少ない元素で、
鉄(Fe)・マンガン(Mn)・亜鉛(Zn)・銅(Cu)・モリブデン(Mo)・ホウ素(B)・塩素(Cl)・ニッケル(Ni)の8種類です。
要求量は少ないですが、どの要素もなくてはならない必須元素です。
有用元素とは?
必須元素ではないけれど、植物の種類によっては、生育を大きく助ける元素になるものがあります。それを有用元素と言います。
代表的なものでは、テンサイに対してのナトリウム(Na)や、稲や麦に対してのケイ素(Si)があります。
以上、必須元素と有用元素でした!
次は必須元素のそれぞれの働きを解説していきたいと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
川島珈琲研究所
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