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図書館に行ったよ

9時に起きて朝ごはんを食べた。お昼寝して15時。図書館へ向かった。

家から、徒歩20分ほどの距離にある初めていく図書館。近所に行ったことのある図書館があるが、そこにはない本を借りたくて、初めて行く図書館に向かった。

わたしは図書館が好きな子供だった。保育園に行く前は、母親が図書館で紙芝居を読んでくれたし、小中学生になってからは友達と夏休みの宿題をした。高校生の時は受験勉強をする場所だった。

一番よく通った図書館は、とても綺麗な建物だった。1階が子供向け図書、地下1階が大人向けゾーン。側面がガラス張りで、地下にいると上から光が降り注ぐ気持ちの良い空間だった。小学生の頃は子供向けゾーンで過ごし、中学生の時から地下の大人向けゾーンへ。大人に囲まれて過ごす時間が、なんだか自分をちょっと大人にしてくれているようで、大好きな時間だった。

小学生の時は児童向け図書をたくさん読んだ。カウンターで申し込んで、別の図書館から取り寄せてもらうこともあった。大人向けゾーンでさくらももこのエッセイを借りて、読み漁った。初めてハムスターを飼った時は、図書館の本が飼い方を教えてくれた。ちょっと大人にしてくれて、知識を教えてくれる。図書館はわたしにとってそんな場所だった。

地元とは別の場所で1人暮らしをした時も近所に図書館があると、なんだか嬉しくて立ち寄った。特に本を借りるわけではないのに、図書館という空間に行くことが好きだった。本が並び、文化的なイベントの案内が張り出されている。その街の文化的な部分が垣間見える空間。近所に住んでいる人たちと時間と場所を共有する空間。大人になった私にとって、図書館はそんな場所になった。

今日初めて行った図書館は、都営団地の1階に入っていて、とてもこじんまりした図書館だった。お年寄りが新聞や雑誌を読んでいたり、高校生が受験勉強をしている。この街で本と静けさを求める人たちが集まって、同じ時間を共有していた。この街で暮らす人々の営みが垣間見える場所だった。

今住んでいる場所は、子供の頃に住んだ場所と同じ区内だ。いつの間にか子供の頃に使った図書カードは無くなってしまったから、今日は同じ区内で2枚目の図書カードを作った。わたしに子供が産まれたら、このカードと一緒に子供に紙芝居を読む日が来るのかな。

本と静けさだけではないかけがえのない場所としての思い出を、共有できたらいいな。

ドラマ用サブスク代にします!