【自己紹介】note、書きます
早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコースの河野です。約1年前に始めてからなんだかんだサボりまくって全く動かしていなかったnoteですが、改めて動かしていきたいと思います。
自己紹介とバックグラウンド
【名前】河野 慧(かわの・あきら)Akira,KAWANO
【所属大学】
・CG ESL Center Inc. Talisay City Cebu 中途退学(2020年1月)
・琉球大学 理学部 物質地球科学科 (2016年4月~2021年3月)
・早稲田大学大学院 政治学研究科 修士課程 (2021年4月~2023年3月)
【所属団体】
・特定非営利活動法人Wake Up Japan (HPはこちら)
・島ナイチャーの沖縄ガイド (HPはこちら)
学部時代 ―― 琉球大学 理学部 物質地球科学科
(2016年4月~2021年3月)
琉球大学では、防災や放射線科学を学びたいと思い、地球科学(地学)を専攻しました。その一方で、沖縄の基地問題を学ぶために副専攻(ただし大学の正規の副専攻課程ではなく自発的な学びとして)として沖縄政治や基地問題に関する講義を片っ端から受講しました。
また、大学1~2年にかけて、琉球大学の学生が在学中に立ち上げた平和学習企業で大学生スタッフとして活動し、修学旅行生向けの平和学習プログラムの実施に関わるようになりました。その後は県外から来沖する友人向けに個人で平和ガイドを行うようになっていき、「島ナイチャーの沖縄ガイド」を立ち上げました。
4年次進学後には海洋物理学研究室に在籍し、極域における海氷への地球温暖化の影響を研究しました。下の映像が、実際に卒業論文を発表している場面です。
休学を含め、琉球大学には5年間在籍していましたが、本当にいろいろな経験ができました。いくつもの学生団体やサークルを掛け持ちしながら毎日バタバタとせわしなく生活しており、最終的に10個以上の団体でお世話になっていました。
最初は平和学習の企業で働きだしただけでしたが、そこからの繋がりでどんどん他の学生団体やNPO・NGO、ボランティアなどに参加する機会が得られました。特にその中でも日本赤十字社のボランティア活動・学生献血推進協議会と国際NGOオックスファム・ジャパンの活動は、今の自分の生き方の方針を決めるくらい大きな経験となりました。
学生献血推進協議会では、献血バスの呼び込みの発信をしたり実際に自分自身が献血協力をしたほか、大学生向けに献血の必要性や歴史、献血を取り巻く社会的な背景を説明するなどの献血セミナーを開き、若年層の献血協力者数を増やす取り組みを行っていました。
日本全体で5,000人以上の学生が関わっているボランティアということもあり、沖縄県内だけでなく、九州各県などほかの地域の学生たちとも交流することができました。そうした繋がりも得つつ、医学系学部ではなくても関われる医療への貢献という部分で、非常にやりがいを感じながら活動していました。また、この経験は、その後大学院で科学ジャーナリズムを専攻する理由の一つにもなりました。
国際NGOオックスファム・ジャパンの活動では、日本中から集まった大学生達と世界の貧困を解決するためのリーダーシップ開発トレーニングを受け、自分たちがキャンパスの中でどのように活動していくかを徹底的に考えました。本当に刺激を与えられる場で、世界中のあらゆる地域に留学に行ったり、ルーツがある人たちと交流することができ、自分自身の視野の狭さを痛感した瞬間でもありました。
オックスファムは世界90カ国以上で展開している団体で、発祥の地イギリスでは就職人気度ランキングのトップ3に入るくらいメジャーなNGOです。だからこそ、世界中の意識もレベルも高い学生が集まる場でもあり、そんな場に身を置けたことが何より価値のある時間だったと思っています。
ここでは世界の中に存在する構造化された搾取や暴力の問題を学ぶことができ、実際に自分自身が社会を変えるためにどのように行動していくのかという具体的な手段を得ることができました。例えば、大学生向けにワークショップを行うことで自然に社会問題へ意識を向けさせるなどの工夫を実践的に学び身に着けることができました。今の自分の平和ガイド活動に大きく繋がっている学びです。
大学院時代 ―― 早稲田大学 政治学研究科
(2021年4月~2023年3月)
琉球大学卒業後は、早稲田大学大学院 政治学研究科 ジャーナリズムコースに進学し、科学ジャーナリズムを専攻に選びました。学部時代に行っていた平和ガイドの活動の中で早稲田大学大学院の教授と知り合い、そこから大学院でジャーナリズムを学ぶという進路に興味を持ち、進学することに決めました。
大学院の授業ではもっぱら、理系の知識を活かして、科学技術社会論やトランスサイエンスの問題を扱う「科学ジャーナリズム」を中心に、ジャーナリズムで扱う幅広い分野について学んでいます。その他、データサイエンスの手法を応用した「データ・ドリブン・ジャーナリズム(Data Driven Journalism ; DDJ)」や、それを支える「統計学」なども学んでいます。
そうした専門性ジャーナリズムの観点を除けば、基本的にジャーナリズム研究ではメディア理論とカルチュラルスタディーズが中心にきますが、早稲田大学大学院のジャーナリズムコースではこれらに加えて、取材の技術を学ぶという側面も強く打ち出されており、実際に記事を書いたり映像作品を作ったりという授業も数多くそろえられています。僕も実際に現場に足を運び、カメラを回したり取材をしたりとせわしなく体を動かして学んでいきました。真実は現場にこそある、というのは良く聞く言葉ですが、その意味するところを垣間見た気がしました。
科学ジャーナリズムを専攻している一方で、修士論文では平和ガイドの経験を活かして沖縄の直面する問題を分析したり、基地問題解決の糸口を探ったりしています。特に沖縄の若者を取り巻く現状に注目し、ケーススタディとして「ポジショナリティ(政治的位置性)」という概念について取材し、映像作品を制作し、その解説論文を執筆しています。沖縄はちょうど2022年に復帰50周年を迎えるので、現地に行って連日取材することも珍しくありません。大変ですが、やりがいを感じる日々を過ごせているなと思っています。
noteの方針
noteへの投稿内容ですが、主に大学院での学びを踏まえて 普段の生活の中で感じたこと を綴っていこうと思っています。基本的には問題意識が強めな内容になるかなとは思います。自分自身の気持ちの整理や言語化のための投稿として活用しようとは思いますが、それが誰かの問題意識を解決するような働きをしてくれたら嬉しいです。
まあ、なんにしても、頭の中で考えるだけで腐らせてしまうのはもったいないから書く、くらいのものなので気軽に読んでくれたらと思います。面白い内容だなと思ったら良いねしてくれたら喜びます。
そんな感じで今後はちょくちょく書いていこうと思うので、どうぞよろしくお願いいたします。
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