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現代を生きる若者に刺さる、岡本太郎の名言
こんにちは、
今回は、岡本太郎の名言を紹介します。
岡本太郎を知らない人でも、胸に刺さり、勇気の出る言葉が多いのでぜひ見てください。
筆者も元々、
「岡本太郎って太陽の塔の人?”芸術は爆発だ”って名言がある人だよね?」
くらいにしか知らなかったのですが、彼の本を読んで彼自身の思想にどっぷりハマってしまいました・・
今回、名言をピックアップした元の本は下記です。
岡本太郎がインタビューを受けた際の言葉をまとめたもので、
1日1エピソードみたいな形でサクサク読めるのでお勧めです。
岡本太郎については下記のサイトがとても分かりやすいのでぜひご覧ください。
それでは、さっそく行ってみましょう。
その1:自分自身を突きとばせばいいのだ。
炎はその瞬間に燃えあがり、あとは無。――爆発するんだ
……..そうだ。おれは神聖な火炎を大事にして、まもろうとしている。 大事にするから、弱くなってしまうのだ。己自身と闘え。
自分自身を突きとばせばいいのだ。
炎はその瞬間に燃えあがり、あとは無。――爆発するんだ。
自分を認めさせようとか、この社会のなかで自分がどういう役割を果たせるんだろうとか、いろいろ状況を考えたり、成果を計算したり、そういうことで自分を貫こうとしても、無意味な袋小路に入ってしまう。
いま、この瞬間。 まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する。それがすべてだ。
そうふっきれたとき、ぼくは意外にも自由になり、自分自身に手ごたえを覚えた。
これは筆者が一番好きな言葉です。
本の中でも、インタビューでも岡本太郎は「爆発=大きな音を立てて弾け飛ぶものではない」と言っています。
「今を全力で、自分自身を燃やし等身大で生きろ」という力強いメッセージが心に刺さります。
その2:自分に能力がないと思うことは、素晴らしいことなんだ。
自分は能力がないからと、
能力があるかないかなんて、だれにもわからない。自分を賭けることで力が出てくるのであって、能力の限界を考えていたらなにもできやしないよ。むしろ能力のない ほうが素晴らしいんだ、と平気で闘えば、逆に能力がひらいてくる。
自分に能力がないと思うことは、素晴らしいことなんだ。
いいかい、人類ははばたいて飛ぶことはできなかったし、動物のように速く走るこ ともできなかった。キバもないし、鋭い爪もない。生活のなかでの能力は、まったく 惨めな弱い生きものだったにちがいない。
だから、空を飛ぶとか、速く走ることができないということに運命を賭けた。
人間は動物のような能力をもっていない。だから生活をひらく夢、その道具を発明 して文化を創り出した。近代になると、鳥や動物以上に飛び、走るものを発明したじゃないか。
自分に能力がないなんて決めて、引っこんでしまってはダメだ。なければなおいい、 いままで世の中で能力とか才能なんて思われていたものを超えた、決意の凄みを見上げてやるというつもりでやればいいんだよ。 自分で勝手にあきらめて、無難な道を進んで、そのくせ、もしあのときあきらめてやるというつもりでやればいいんだよ。
自分で勝手にあきらめて、無難な道を進んで、そのくせ、もしあのときあきらめず にやりたかったことをやっていれば、なんて一生、恨みったらしく未練を残している。 そんなの、つまらないじゃないか。
個人差なんてない。人間はやろうと決意するかしないかだ。それだけで差が出てくるんだ。
毎日なんとなく働いて、休日を適当に過ごしている時期に読んで、グサっと心をえぐられた一言でした。
誰でも最初は素人、転職や副業に挑戦しようと踏ん切りがついたのもこの一言のおかげでした。
その3:人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだ。それが誇りだ。
人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだ。それが誇りだ。
死ぬのもよし、生きるもよし。ただし、その瞬間にベストをつくすことだ。 現在に、強烈にひらくべきだ。 未練がましくある必要はないのだ。
一人ひとり、になう運命が栄光に輝くことも、また惨めであることも、ともに巨大なドラマとして終わるのだ。人類全体の運命もそれと同じようにいつかは消える。 それでよいのだ。無目的にふくらみ、輝いて、最後に爆発する。
自分の存在価値に疑問にを抱いた時や、自分に自信がなくなったときにこの言葉に何度も勇気づけられました。
彼の、「瞬間瞬間を全力で生きる」という力強い思想がダイレクトに伝わってきました。
その4:国や組織ばかり太っても、一人一人の中身は逆に貧しくなってしまったのではないか。
明治百年以来、日本人はなりふり構わず、大変な背のびをしてきた。
その成果で 経済大国になったようだが。 しかし国や組織ばかり太っても、一人一人の中身は逆に貧しくなってしまったのではないか。
「日本人」は変身しなければならない。
政治家は、エコノミストよ、官僚よ、もっと人間になってほしい。 そして芸術家に。
この言葉は一番胸に突き刺さった言葉です。
社会人になり、時間に追われ、人に合わせるようになってしまいがちな自分に気づかされました。
忙しい現代社会の中に個性が溶けてしまうと、自分自身の中身が無くなり面白味がない人間になってしまうなと危機感が強烈に煽られた言葉です。
「仕事や勉強ができることは分かった、だけど君自身はどんな人なの?」と聞かれたときに、胸を張って答えられる人になりたいと思うような名言です。
その5:"いずれ"なんていうヤツに、ほんとうの将来はありっこない
"いずれ"なんていうヤツに、ほんとうの将来はありっこないし、懐古趣味も無責任だ。
つまり、現在の自分に責任をとらないから懐古的になっているわけだ。
しかし、人間がいちばん辛い思いをしているのは、"現在"なんだ。やらなければならない、ベストをつくさなければならないのは、現在のこの瞬間にある。それを逃れるために”いずれ〟とか〝懐古趣味"になるんだ。
「そのうちやろう」「いつか〇〇しよう」が口癖でした。
「いつか」という言葉を使いそうになった時は「いつ?」と自問するようになりました。
いつかやりたいことをやろうよ。と言われたり、言ったことがよくありますが、「今やる」「いつまでにやる」とバッサリ決断する努力をしています。後回しにしちゃう方、必見です。
その6:若い人たちに言いたい、ただのなまぬるいサラリーマンになることは容易だ。それよりも、自分の目、手でふれる、だからこそ危険な道をきりひらいて行くべきだ。
若い人たちに言いたい、ただのなまぬるいサラリーマンになることは容易だ。しかし、そこではほんとうの自分をごまかして、画一化するよりほかはないのだ。それよりも、自分の目、手でふれる、だからこそ危険な道をきりひらいて行くべきだ。 決して遅くはない。あきらめて、投げてしまってはならない。あえて敗れることを決意して社会にぶつかるのだ。それによって、さらに大きな、輝かしい人間像を形成していくのである。
岡本太郎は一貫して「個人の人間性」についても主張しています。
輝かしい人間像を形成=心の中の神聖な火炎を大きくしていくことだと感じました。
心の中の神聖な火炎については「名言その1」にて言及しています。
現代社会のシステムにおいて「会社員」という立場になると、個性が埋もれてしまう危機感を彼自身が感じていたのかもしれません。
もちろん、サラリーマン、会社員という職業は筆者自身もそこに属しており素晴らしい職業です。ただ、そのコミュニティで自分自身を決して殺すな。と強く言われているような気がします。
最後に:
いかがでしたでしょうか。
実は作中にはまだまだ名言がたくさんあり1割ほどしか紹介できていない気がします(笑)
かなり前衛的で飛躍している考え方だなと感じる方もいるかもしれません。筆者も最初はそうでした。
ただ、彼自身の「今を生きる」という考え方や、「自分自身と徹底的に向き合う」姿勢は、現代を生きる我々に少し必要なことかもしれないと思います。
筆者は特に、その1の名言にも出てくる
"いま、この瞬間。 まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する。それがすべてだ。"
という言葉が大好きです。
一所懸命。4文字で表すには不適当かもしれませんが、この刹那的な思考に感銘を受けました。
少しでもこの記事が、誰かの明日を生きる活力になることを願い筆を擱きます。
感想部分は駄文でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
明日から頑張りましょう!
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