善き人の言を聞き、善き書を読み、善き行いを為す

「手や顔の汚れは常に洗へども、心の垢を洗う時なし」
手の汚れを洗わずして食膳の上の箸をとる人もなかろう。足の汚れを拭かずして座敷に上がる人もなかろう。もしそれを平気にやる者があるとすれば、その人は、犬や猫と何ら異なるところはない。否、犬や猫でも足の裏の汚れを時々舐めて綺麗に掃除をするではないか。人ならば当然、汚れは洗うものだ。
と、ここまでは、立派に言えるのだが、さて、「それでは、心の掃除は如何か」と問われた時、朝夕怠らず掃除が行き届いていると答えることができる人が、果たしてどれほどいるのだろうか。
「人を妬んではいないか」
「仕事で楽をしていたいとは、思わないか」
「理由も無しに、腹の立つ時はないか」 
などの問いに対して、「否」と断言できる人は恐らくそうは多くないことと思われます。妬みや疑い、怒りや欲、これらはみな「心の垢」です。 
手や足の垢は、湯水をもって洗い清める事ができますが、心の垢は残念ながら他人にとってもらうわけにはいかないのです。
 テレビのニュース、新聞、雑誌やSNS。さまざまな情報の中で取捨選択をする、そして無駄なイライラを捨て去って心をキレイに保ちたいものです。
毎日イライラするからね、、、。

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