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SSP稽古場日誌vol.15源秋策

利夫役の源秋策(ミナモトシュウサク)です。

私が演じる利夫は、なんだか生き方や考え方が私とシンクロするところがあったりして、我ながら憎めない可愛いやつです。

昨年夏から取り組んでいた今公演ですが、昨今のコロナ禍でのびにのび気がつけばとうとう一年を迎えようとしています。

そんなこんなでしたがおかげさまで公演まで残すところあと4日!

え、もう!えっ時空の流れはっや!!
とさえ感じてしまう自分はまだ、だいぶ余裕があるんじゃねぇかと、戒めの気持ちを持って改めて気を引き締めていこうという気持ちです。

さて。
気を取り直して、いよいよ本番ということで、最近では毎夜毎夜作中のダンスの動画を見るせいか、聖飢魔IIやら、ミ・アモーレやらが脳内ですべからく反芻し、ロマンティックゾンビがナイトクラブでブギウギダンスする夢をよく見てしまい意外と繊細だなぁと自分に感心する反面、なんだかこの作品とも「利夫」とも、そろそろお別れかぁ。。とどことなく寂寞の思いを感じる今日この頃です。

初心者で素人に毛が生えてんのか、生えてないのかすら、自分でも客観視できない私ですが、役をいただいてからこの1年間というもの、誰がなんと言おうと、この公演に向けて必死に準備してきたつもりです。

思い返せば、いつしか心のどこかに「利夫」という、もう一人の自分がいるような気さえしています。

月並みですが泣いても笑っても残りわずかとなりました。
残りの期間はとにかく誰に、何をどれだけ、どんな言葉で言われようとも、ぜってぇに物にしてやる!くらいの、、
なんだか社会人になってからというものどこへやら、長い間現れなかった、どこか懐かしい青春時代のあの頃の気持ちで稽古に対峙しています。

最後に、この度この状況下でも足を運んでくださる皆さま。
「母が散った桜の夜」という素晴らしい作品。
この一年間向き会った、兄弟でも友人でもないけれどもこの上なく愛おしい「利夫」。
ご尽力していただきました全ての方々。
チャンスをくださった方々。
応援してくださった方々。

そして我ながらよく頑張った「自分」
に最大の感謝と慰労の気持ちを込めて、最高のパフォーマンスをさせていただきます。

是非期待してご覧くださいませ。
ご来場お待ちしております。

ではでは、お楽しみにっ!^ ^