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結婚式備忘録⑥ 打合せ・後編

そういえばずっとサブタイトルが「打合せ編」だったので、手作りしたものより先に「見積りには書かれてないけど式場側と決めたこと」について書いていった方がいいですね。
当時の進行表を見ながら思い出していきますが、大体挙式当日の各イベントの詳細を詰めていく感じです。

■受付を誰に頼むか

受付を引き受けてくださった皆さま

式場へやって来るゲストの皆さんの受付をどなたにお願いするかを、結構早めの段階で決めておきました。招待状を送るときに、受付対応依頼のお手紙も同封してしまうためです。
僕らの場合は地元開催だったので、地元に住んでいる友人にお願いすることにしました。どうしても他のゲストより早めに来て準備してもらう必要があり、遠方に住んでいる友人にやってもらうよりも比較的会場近くに住んでいる友人の方がフットワーク軽く対応いただけるかなと思った次第です。

あと受付対応開始時点で新郎新婦は着替えやメイクに写真撮影などで全く顔を出せず、お願いした友人らへの「早めに来てくれてありがとう、受付対応よろしくね」の挨拶は僕らの両親からしてもらうことになりました。なので両親と面識があって和やかにスタートを切れそうな地元の友人=小中学の同級生にお願いするのがよかろう、という思惑もありました。



■当日の各イベントどうするか

当日の流れ自体はテンプレートがあるので、個々のフェーズの詳細のほか、追加でどんなイベントを盛り込むか、みたいなところを詰めていきました。
あくまでもクソデカ飲み会のつもりでゲストには出来るだけ食事の時間を確保してもらいたかったので、余興だとかゲストへのインタビューだとかは盛り込まない方向で考えました。

●人前式、どう誓うか?

妻の希望で、入場時にダーズンローズという道沿いのゲストから新郎が1本ずつバラを受け取ってブーケを作るやつをやることになりました。

初対面の方からバラを受け取る様子 やや気まずい

その時たまたま通路側に座ってた人にバラが託されるので、新郎側ゲストはまだ大丈夫なんですが、新婦側ゲストでマジの初対面の方だと本当に「アッどうもハイありがとうございますバラどうもハイ」ってなるので大変でした。やるなら新婦友人たちとも事前に面識を持つようにすることを強くオススメします。

また初めから神式ではなく人前式でやることは決めていたので、「どんな感じで来てくれたゲストに向かって誓いの言葉を述べるか?」を考える必要がありました。神様ではなく来てくれた人たちに向かって誓うタイプの式なので割と自由でなんでもアリです。

証明書らしきものを掲げる様子

式場側から「誓いの言葉テンプレート」をもらえるのでそれをアレンジして文章を決め、暗記して本番で詠唱するのが基本のようです。僕らはカンペが欲しかったので誓いの言葉が書かれた結婚証明書を用意し、それを掲げながらゲストの前で音読するスタイルにしました。
この結婚証明書は手作りアイテム枠として次回以降に紹介しようと思います。


●菓子撒き

フラワーシャワーのあと集合写真を撮って、ゲストにはそのまま庭で待機してもらい、新郎新婦が建物2階のバルコニーへ移動し庭に向かって菓子を投げるイベントです。

投げつけている様子

あまり一般的ではなく地域柄やる人が多いらしいってだけの菓子撒きですが、式場側からは「もちろんやりますよね?」くらいの勢いで勧められ、聞いたことないけどとりあえずやっておくかということになりました。時間とお金をかけて来てくれるゲストへの還元が出来るイベントなのでヨシ。

あまり小さいお菓子をバラバラと投げてもキャッチしにくいだろうし、そのまま地面に落ちたのを拾うのも衛生的に良くないかも、ということで小さなお菓子をいくつか袋に詰めてバラ撒くことにしました。
また、「ゲットできない人がいたら良くないよね」と思い、バラ撒く小袋はゲストの人数の2倍強を用意することにしました。倍の数あれば少なくとも1人1個は行き渡るだろうという算段です。
ただこのお菓子は見積りには含まれておらずしっかり追加で費用がかかるうえ、エラい量の内職をすることに。大変でした。

袋詰めの内職をしている様子 意外と手間がかかった

●乾杯の挨拶、誰にお願いするか?

受付と同じくこちらもお願いする方への招待状に依頼のお手紙を同封するので、早めに考えておく必要がありました。
基本的に職場の上司などは呼ばず、親族以外のゲストは基本的に同い年ばかりだったので、少し年上の方ということで新郎新婦共通の友人かつ恩師かつ人生の先輩にお願いすることにしました。ゲストの構成(友人のみか?職場の人がいるか?など)や式の雰囲気(カジュアルかフォーマルか)などを事前にお伝えしないままスピーチの対応していただきすみませんでした……
これから挙式を考えている方は是非その辺気遣って依頼するとgoodと思います。


●ケーキ入刀、ファーストバイト

ウェディングケーキに刀を刺した後、新郎新婦がどのようにお互いにケーキを食べさせるか?を考えて決めておきます。
パフォーマンスとしてケーキを顔面にぶつけるなどをする方もいそうですが、食べ物を粗末にしてはならないというポリシーを持って至極真面目に食べさせ合うことにしました。
新郎が新婦に食べさせるときはしゃもじみたいなビッグスプーンで(きちんと掬った分を残さないよう時間かけて食べていました)、新婦から新郎へはティースプーンくらいのサイズでのファーストバイトとなりました。


●中座のしかた

披露宴中盤で衣装替えのために新郎新婦が一時退場します。新婦の着替えの方が圧倒的に時間がかかるため、新婦退場後に少し時間を置き、追って新郎も退場することになります。
その際のそれぞれの退場方法(誰と歩いて出て行くか?など)を予め考えておきます。
なお面白そうという理由だけで、退場を手伝ってもらうゲストに対し、協力してもらうことは事前に全く伝えていませんでした。

まず新婦退場については新郎弟にお姫様抱っこをしてもらうことにしました。ご存知の通りわたくしはヒョロヒョロでパワー不足ですが、弟は継続してスポーツをしており、ウェディングドレス込みの重量でも持ち上げて歩けると見込んでのアポ無しオファーです。

本番(?)では司会者さんから前に来るよう突然呼び出され、「弟さんには新婦のエスコートをしていただきます!」「あっ、ハ〜イ(?)(分かってない)」みたいなやり取りをしたにも関わらずしっかりエピソードトークを交えたスピーチをこなし、難無く新婦を持ち上げ会場内を練り歩き、颯爽と退場していきました。我が弟ながら凄すぎる。

ブレない体幹でスタスタ歩く。兄の威厳とかは無いです。

新婦退場がこうなので、新郎退場も友人3名に担いでもらうことにしました。なんかもうちょっと騎馬っぽくなったりするかなと思っていましたが、こちらもアポ無しオファーで事前打合せは無かったのでグダグダフォーメーションで運ばれました。それもまたヨシ。


●お色直しドレスの色当てゲームと再入場

予想する色の棒を選んで持って行ってもらう

余興という程ではないですが、お色直し後のカクテルドレスの色当てゲームをやりました(妻の希望で)。
事前に各々がこれだと予想する色の棒を持って行ってもらい、中座後の再入場をもって結果発表というものです。
これはまあそれほど食事時間を圧迫するようなものでもなく、イベントとしてほどほどに面白かったのではないかなと思います。
なお見事予想的中させた方には商品としてハーゲンダッツギフト券をご用意しました。これも菓子撒きと同じく見積り予算外でなかなかの出費でしたがゲストへの還元なのでヨシです。


●新婦→親の手紙、記念品受け渡し

用意した原稿(手紙)を読む新婦

式場側からお出しされた進行フォーマットにあったからねじ込まれたイベント代表選手です。
なので昔ながらに新婦から両親への手紙朗読でしたが、実際にやってみて妻は「新郎新婦それぞれからの手紙にすれば良かった」とよく言っています。「親への手紙は新婦が用意するもの」というステレオタイプにモヤモヤしているようです。

手紙朗読のあと、新郎新婦から両親へ記念品を渡しましょう、ということで苗木をプレゼントしました。
新郎からは幼少期の思い入れがあるブルーベリーを、新婦からは縁起がイイ感じのガジュマルをそれぞれ渡しました。その後ガジュマルはモリモリ株分けできるほど育っているみたいだけど、ブルーベリーはなかなか難航しているようです。
この場で渡すのは別に苗木でなく花束やお酒とかでも良いでしょうね。

当日の反省点として、この記念品受け渡しに時間をかけすぎたなと思いました。ゲストの食事時間を削ってしまい、個人的に一番悔いが残ったのがこれです。
実際結婚式をやってみると新郎新婦はずっと高砂に居て、絶え間無く高砂へ来てくれる友人たちと代わる代わる挨拶やお話をしているので、特に両親と話をする時間がありませんでした。その分このタイミングで話し込んでしまったのですが、この間ゲストの皆さんは食事の手を止めて見守ってくれている状態だったので、せっかくのデザートビュッフェタイムが短くなってしまい良くなかったなと……
ゲスト第一を思っていましたが、ひとえに事前のイメトレ不足だったと思います。


●親代表者挨拶

用意した原稿(カンペ)を読む新郎父

これもまた昔ながらのイベントということで、式場側から言われるがままに新郎父挨拶をやってもらうことになりました。
これはさすがに当日突然お願いするということはなく、事前に頼んで原稿は考えてきてもらいました。
新婦の手紙と同じく、新郎父がやるものという先入観が広く浸透しているものと思いますが、性格や場馴れしているか等を鑑みて新婦の両親など誰に頼んでもアリだと思いました。
幸い自分の父はサラリとこなしてくれて一安心でしたが、カンペ無し突発対応を切り抜けた新郎弟の方が一枚上手だと思いました。



■二次会やるか?

5類移行とか夢のまた夢の、混沌とした2021年でしたので公式に二次会はやりませんでした。ただゲストも緊急事態宣言によってしばらく会えていない人同士だったりで話し足りないのは当然あると思うので、各自で2軒目に行くのはお任せします、というスタンスでした。
ただ今はもう特に制限は無くなりましたが、会食制限が無ければ二次会まで開いたかと言われるとどうでしょうね……集団での移動とかお店の確保とか考えるとちょっと大変そうです。



■おまけ

決めたことではないですが、式当日の新郎新婦の食事についてです。
昼御飯は食べてから式場入りしました。
また式の最中は乾杯のグラスくらいしか飲食できるものが無いので、中座して着替えているその時間に控え室で水分補給をサッと済ませました。エネルギー補給のためにゼリー飲料も用意した気がします。
晩御飯ですが、当日全て終わってゲストを見送り、着替えて荷物をまとめ終えたところでようやく、式場内のゲスト待合室だった部屋で食べることが出来ました。メニューはゲストの皆さんに出されたものと全く同じで、デザートビュッフェは各種1個ずつ取り置きしておいてもらったかたちです。
しかし疲れていて食べ始めた時間も遅かったので、食べ切るのにもなかなか時間がかかりました。これもあるので二次会を開くのはちょっと現実的ではなかったですね。

疲れた身体に染み渡った鶏スープ これが一番美味しかった

今回の内容は以上です。つらつらとまとめてきて残りあと2回くらいあれば終わりだと思うのですが、もう少し先だと思ってタカをくくっていたイベントが前倒しになってバタバタしているので、完結までの道のりは険しそうです。それまでどうか前回までの備忘録もぼちぼち読んでみてください。

ではまた。

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