コミュニティの発展段階~潜在・結託~

今回はコミュニティの発展段階に関してあげていく。

コミュニティ発展の5階層
潜在
結託
成熟
維持・向上
変容

(コミュニティオブプラクティスp116)

これらはコミュニティは自然発生すると前回も書いたがその流れで
コミュニティは
誕生・成長・死を繰り返す。
これは必然である。
立ち上げの形から想像もでいない形に出来上がることもあるであろう。
そんな発展の典型例として上記図の形があげられる。
今回はその中から潜在と結託についてまとめていく。

第一段階潜在

基本的にコミュニティはすでに存在する社会的ネットワークから始まる。
そのためメンバーの間に十分な共通点を見出すことが重要になる。
同じ課題や同じテーマに熱い情熱があるという発見が大事であり、
提供できるツールやデータ手法などにより学びあえるという認識が大事になる。

この人とともにいると有益である
この集団に貢献することが自身にも有益である

という認識の共通化が大事になる。

そこで発展の段階では上記にあげた認識の「発見」「創造」が大事になる
利用できるものを探す発見

それがどう有意義なものなのかを想像

発見と創造の都のしい状態として
コミュニティに知識を持たない人を入れる場合を例に挙げることがある。
共通認識を持たず知識もない人間をコミュニティに参加させることにすでに広く人脈も知識もある人間は価値が見いだせないのである。
しかしそれは想像力も発見も生まない思考法である。
創造性をもってどんな可能性があるかをしっかりと考え、また新メンバーからの発見を探す。
つまり可能性が決まってるのでない、可能性に向かって発展するイメージが大事になる。という思考が大事なのである。

またコミュニティにはパターンがありそれぞれのパターンに合わせた方法が大事になる。

☆発見のためにメンバーを面談する
メンバーが持っている問題の共通点や課題などからコミュニティを価値付けし秘めた価値を発掘するには各メンバーとコミュニケーションをとるしかない。
その結果
困ってる人と助けられる人を結びつけたりや、ツールを使ってみたい人持ってる人などをつなぐことで
貢献できたという実績とコミュニティが有益であるというコミュニティを価値づけて行くことにつながる。

領域の初期設計
コミュニティのテーマともなる領域とテーマの設定は
新しい人々やアイディアを引き入れられる幅広さと
大部分のメンバーが興味を持てるほどにいは狭く設定する。
またこの初期せってはあくまで初期設定であり発展ある余白が大事になる。

第2段階結託

メンバーの結びつきや信頼を築く
共通の関心や必要性の認識を高める活動を行うフェーズ
→エネルギーを生み出すことが目的になる

潜在期に見つけた可能性を目に見える形にしていくために
☆コミュニティに貢献することの価値
☆ほかのメンバーから学ぶ価値

を示してくことが大事になる。

その方法がお互いにちょっと役立つという秘訣の共有などにより実践に対する共同理解を生む事なのである。
そしてそれが加入している価値につながり
加入したいという欲につながる。

共同理解のために不可欠なのがコミュニティのイベントや空間である。
定期イベントがコミュニティを「錨(いかり)」でしっかりとつなぎとめる
コミュニティに参加することが日常になるとそのコミュニティは飛躍的に強固になる。
だがしかし各メンバーの時間を割いていることは意識しなければならない
イベント行うことが目的と重荷になってはいけないのだ。

そういったフェーズ的な目的からこの結託段階では
メンバー増加よりコアメンバーの発展
が大事になる。
まだまだ脆弱コミュニティは拡大よりも結託こそが必要だからだ。

コミュニティの立ち上げの結託段階で良く陥る罠に
文書化がある。
コミュニティの動きや知見をなるべく体系的に文章化していこうとするとそれが目的になってしまい、発展の無いコミュニティとなる。
文書化という責任は重荷になりうるのだ。

☆共通理解のために価値を共有提供できる機会を逃さない
困ってる人とそれを助けられる人を結びつけるなど
役割と貢献する受けるをできるタイミングを逃してはならない。
これはコミュニティの価値を創出する明確なチャンスだからだ。
特に金銭的な利益以外の部分こそ率先して価値付けて行く


最後に

コミュニティの初期段階と言えるこの潜在発展の時期は
設計が目的ではないことを念頭に置き
コミュニテイの結びつきを強めること

コミュニティの価値を実証すること
が重要になる

そして結託フェーズ通過は存続可能であると証明したことと同義である。

読者の方々はぜひ自身のコミュニティがこの図のどこに位置するのかをぜひ考えてみてほしい。

コミュニティのリズム(鼓動)と前回書いたが
生物は皆一生のうちに打つ鼓動の数が一緒なんて説もあるように熱しすぎによる早期の収束も良くある。
やはり新規メンバーなどによる新しい風などはこの後大事になっていくのである。

ぜひコミュニティのことを考える時にリズムと上記の図は意識してもらいたい。


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