旅に出たい - 鉄道にまつわる曲7選
毎日おうちにいるのも悪くはないけど、もし音楽で列車の旅が出来たら、ということで。
1.映画音楽部門
リチャード・ロドニー・ベネット/「オリエント急行殺人事件」メイン・タイトル、ワルツ
素晴らしい音楽なので是非このyoutubeをご覧ください…ドラマチックな冒頭、ジャズ風で不穏なメロディが続いたのち、豪華絢爛なワルツ! 切ないテーマを繰り返す木管楽器、華やかな終結。なんて魅力に溢れた映画音楽なのか…本当におすすめです。いつか演奏したい。
この映像で見られる、ステージの上で蒸気機関車を模している演出、やってみたい。
2.ポップス部門(邦楽)
松任谷由美/かんらん車
ユーミンは乗り物に関する曲が多いですが、この曲は二子玉川園という、かつて実在した遊園地をモデルにしています。なので歌詞に出てくる「すいた電車」は、東急田園都市線のことですね!
心の隙間を埋めてくれる美しいアレンジ、特に間奏部分のストリングスが最高です。私はユーミンの曲でいちばん好きですね。
3.ポップス部門(洋楽)
ドゥービー・ブラザーズ/Long Train Runnin'
ドゥービー・ブラザーズは70年代から活躍したアメリカのロックバンド。特筆すべきはイントロでかき鳴らされるギターのカッティング・リフレイン、これがかっこいい! このリフが幾度となく、全編通して繰り返されることによって、ロックでありながら「踊れる」曲としての魅力を炸裂しています。リミックスされたバージョンではバスドラムの四つ打ち(各拍すべてキックする)も加わることで更に踊りやすくなっていますね。
4.Jazz部門
デューク・エリントン/A列車で行こう
ご存知A列車、やはりジャズで鉄道の曲といったら…まぁこれを置いてほかに何が、という感じですね。
原信夫とシャープス&フラッツの演奏でどうぞ! 熱くて分厚いサウンド、後半の前田憲男アレンジによる全員ユニゾンのリフが最高にカッコいい。
5.吹奏楽部門
P.スパーク/オリエント急行
鉄道を扱った吹奏楽作品を1曲選ぶとしたら…この作品を置いてほかには思いつきませんでした。ロンドンを出発して世界各地へ向かうオリエント急行。その様子を、駅舎の賑やかな場面から、汽笛が鳴って車輪が軋みスピードを上げていき、山道やトンネルを抜け、終点に到着して列車が停止する場面まで見事に描写しています。
駅員が鳴らす笛と、蒸気が噴き出る音の笛と、2種類のホイッスルが巧みに使われていたり、演奏するのもたいへん楽しい曲です!
6.クラシック部門
J.シュトラウス2世/ポルカ「観光列車」
クラシックの世界で鉄道に関する曲って、意外と少ないと思います。その中でも1番有名なのはこの曲でしょうね。汽笛とか列車の様子を模した演出は後世に影響を残していて、前出のスパークもここから着想を得ているでしょう。いまでもニューイヤーコンサートで演奏される人気の曲です!
7.おまけ
線路は続くよどこまでも/Tommy pederson編曲
これトロンボーン6重奏の譜面なのですが、ジャズトロンボーンのペダーソンが書いた良いアレンジなのです。バストロ2本で永遠にベースラインを吹いていたり、途中のハイトーンもえらい高くて難易度超高いのですが…カッコいいしオシャレ。この録音は多重録音とのことですが、すごい…超人ですね。。
8.おわりに
というわけで鉄道の曲でした! 探してみたら特に洋楽は沢山あって、選ぶのも悩ましかったです。早く旅に出られるような世の中が来るといいですね〜。
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