野池日記:体験から描く、真(?)のバス釣り その1 雨上がり後のフィールド

この記事は、ネットにあふれるバス釣り情報に対して、どこまでが本当かを実体験によって検証した結果を備忘録として載せたものである。

あくまで個人の「日記」なので、世のハウツー的な記事からすると相当読みづらいものであることは御容赦いただきたい。

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4/27  広島のある野池にて

昨日、そこそこの大雨がふり「雨上がり」状態となった野池だ。

「雨上がり」の状態に関してもいろんな検証記事が結構ネットには出ており、多くは「増水で水が濁り、視界がさえぎられるのでプレッシャーが低くなり釣りやすくなる」みたいなこをとコピペのように書かれている。

まあ確かに「視界」という面では多少の影響はあるのだろう。

ただ、この日は現地に着いたのが7時ころ、大分明るくなった時間帯だった。

雨が上がったのが昨夜未明頃だから、雨が止んで6~7時間頃か。

池全体としては増水した格好となっているが、「濁っている」という点に関してはすでに普段のある程度の透明度に戻ったのではないか、という状態だ。

うっすらとカスミがかかった感じではあり、周りの木々から落ちた葉などのごみが水面上にあることで、多少の視界はさえぎられているかもしれない。が、それほど「雨上がり」という状況がそこに影響しているようには、パット見た感じは変わっていないようでもある。

これについては

・雨の量
・雨が上がってからの時間
・池の大きさ、排水のシステム

などによって大きく左右されるのではないだろうか。僕の行きつけの野池では、少々の雨が未明に止んだくらいではそれほど変わってない印象もある。

その意味で、「雨上がりは『釣れます』」なんて完全に言い切っている情報なんて、正直信用できない。釣れる可能性、要素が上がっていることは確かだけど。

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第一投、葦際の先にバズベイトを投げ、葦際をなでるように通した。

すると一匹のバスがヒット!が、悲しくもバラしてしまった…

残念だったが、珍しくトップで引いたルアーにヒットが来たのは興奮した。「葦際にトップの可能性が、というのは本当なのだな」なんてふと思ったり。

同じ葦際を何回も投げてみたが、サイドのヒットはなかった。

これは、そもそもヒットして水際のプレッシャーを上げてしまったのだから、再ヒットなんて難しいんじゃないかという気もする。そこにも意図は設けておくべきだろう。

単純に「一回投げて引っかかったから、もう一回」ではなく。

またその一投のねらいがトップか、あるいは中層、低層なのかでも変わってくる。トップは投げるたびにプレッシャーが高くなると思われるから、ある意味「一投入魂」くらいのつもりで行く必要があるだろう。

なんてことが、この「ばらし」で得た唯一の教訓か…

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で、残念ながら以降はもうヒットなんてパッタリ…

今考えてみると、あの一投がバスの高活性の最後だったのか、くらいの感じか。いや、もっと攻め方やポイントを考えれば、もっと行けたかもしれない。

池は北側が大きな丘になっており、そこに木々が立って大きな影を作っている。

そして南側、東側の岸辺にも若干の木が茂り、少しの影を作っている。西側はコンクリートで護岸され、ストラクチャーらしきものは見えない。完全に日にさらされているので、日中はかなり厳しい状況だ。

だからメインとしては北側近辺の岸辺からの攻略となる。南側、東側も何らかポイントはあるのではないかと思ったのだが、ついぞここで魚というものを見たことがない。

しかもかなりの浅瀬になっている。

で、先日初めての一匹を北側のエリアでようやく(子バスだが…)釣り上げたという経験もあり、大体はここに落ち着いている。

が、昨日7時過ぎころに東側エリアを訪れた際、木の下に大きなバスがいるではないか!?

ここは時間によって魚が来るかどうかも大きく変わるようだ。いつかまずめの時間帯で攻めてみたいところだな。日が上がると、やっぱり魚がいる気配すら感じられない。

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そんなわけで日が上がると、もういつもの状態だ。北側エリアではブルーギルが、たまに見える子バスとともに表層をうろうろしている。

初めてこの場所に来たときは「うぉっ!たくさん魚いるじゃんかよ!こりゃ釣れるぞ」と思っていたが、そもそもそんな小さなブルーギルが平気で表をうろうろしているのだ。

それはつまり「ブラックバス」という外的の脅威が薄れているからだろう、少なくともこの時間は。

数回このエリアに来て、ようやくその事実に気が付いた(笑)

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また、いつもは「釣れねえなぁ…」とボヤいてばかりで気が付かなったことが。

北側の岸辺近くは、糸を垂らして初めて気が付いたのだが50㎝くらいの深さ。この感じであれば近辺の足回りや魚がいそうだと思われるエリアの深さは、深くても1m前後くらいか。

全体的に思ったよりも結構浅い野池なのだ。

あるいはエリアによっては、ふっと深いところがあるのかもしれない。で、そこにバスが溜まるかもしれないというわけだがね。

で、クランクベイトやらスプリットリグ、ラバージグなんかで底を漁ると、緑の藻がついてくる。

場所によっては複雑なストラクチャーがあるところもあるけど、結構葦の周り当たりなんぞは、何もないようなところだ。

こういったところの地形情報を、あれやこれやと手を変え品を変え集めバスのいそうなところを特定していくのが、攻略法の一つでもある。

簡単なスケッチで、ここはこんな感じの地形とかストラクチャーとか、書いてみるのもいいのかもしれない。

行きつけの野池があるのなら、なおさらやってみたらいいんじゃないか、なんて自分はやってないけど…今度やってみようかな。

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あとこれも一つ。平日の朝型、ふらっと時間ができたので釣行!という感じでのトライだったのだが、平日にもかかわらず午前中粘っているとほかのアングラーが二人来られていた。

ああ、平日でもこんな風に人が来てバシャバシャと荒らしまくるのだから、この野池は結構プレッシャーが高いのだなという気もした。少なくとも昼間はバスの活性も低いし、そんな風に人も来るのだから余計にそうだろう。

一度朝の5~6時くらいにトライしてみるのもいいかもしれんな。

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