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野池日記:体験から描く、真(?)のバス釣り その3 朝夕のダブルヘッダーで知った「バスは見えている」ということ

この記事は、ネットにあふれるバス釣り情報に対して、どこまでが本当かを実体験によって検証した結果を備忘録として載せたものである。

あくまで個人の「日記」なので、世のハウツー的な記事からすると相当読みづらいものであることは御容赦いただきたい。

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5/14 いつもの野池にて

土曜の朝。昨日、一昨日とシトシトだが長雨が続いたので、まずめから少し過ぎたころを狙ってフィールドに行くと、もうすでにほかのアングラーがトライしていた。土曜だから仕方がないか…

が、この前から気になっていた東側の護岸エリアは完全に陣取られていたため、日が上がると明るくなってしまう西側の攻略を余儀なくされる。

東側は10時くらいまでは岸が影になるため、西側よりは明るさを防げる。またシャローの護岸帯なのでこの時期のバスには絶好の居場所なのだ。

まあ先客が相変わらず美辞橋と叩いていたため、プレッシャーもだいぶ高くなっていたのだろう。バスなどいる気配もなかった。

ただ西側エリアは蓮畑になっているのだが、ちょうどその先、東側エリアに接しているところで一部ワンドになっているところがあり、そこにはバスがスクールしている可能性があると見た。短いロッド一本でチャレンジしたため、微妙にキャストが届かなかったのだが、もうちょっと遠くが狙えればな…とちょっと残念だった。シンカーをつけて投げると見事にボチャン!という音が。それでもファーストキャスト時には何らかの当たりはあった。

考えてみるとあのエリアはかなり投げにくいところでもあるので、つまりはある意味プレッシャーの低いところと見ることもできるのだろう。

東エリアを探っていた先客は、近頃人気のギルの形をしたワームを使っていたが、どうもあの時間帯のバスがベイトを追っているようには見えなかったし、あれは合わないのではないかと思う。

結局釣れなかったが5~6回ほど当たりがあり、半分はギルだったかも。しかし残りはバスではないかと思う。食いは大分浅く、ピクピクッという手ごたえのあとは何もなし。とりあえずワームがデカ過ぎ、長過ぎてフッキングができないのだと考え短くしたりするのだが、同じように当たりが出ることはなかった。何か別の対策を考える必要があるかも。あるいはキャストやセッティングを考える必要があるかもしれない。

ちなみにリグとしてはやはりノーシンカーがいいような気がする。ただ飛距離が稼げないので、どうしてもシンカーに頼らざるを得ないのだが、その分アピール力は半減してしまう気もする。(シンカーリグならではのアピールがあるというのもわかるのだが)

また、ロッド自体が中国製の安く短いロッドだったのだが、ガイドなどをチューンナップすれば、飛距離が若干でも稼げたりできるだろうか。

この日は若干水は濁り気味だったからだろうか、あまり見ることのなかった南側エリアでの魚をみたこともあり、若干でも活性が上がっていることを 実感した。

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実は時間ができたので、夕刻にも同フィールドでチャレンジしてみた。朝方とは太陽の向きが真逆になるので、やはり西側がいいかと考えキャストしてみたが、やはり食いは厳しい。ギルがちょこちょこといたずらしてくる以外はバスの気配は全くなし。ほかのアングラーがいなかったので東側エリアを攻略したが、魚の気配は若干ありながらも全くあたりはなかった。

ところが「全般的にこの池はプレシャーが高いから、ワームじゃないと厳しいだろう」と決めつけ投げており、もう釣れないなぁとか思いながら続けていると日が暮れ、さすがにこれではアピールも無理だろうと、半ばヤケクソで1個だけあったポッパーを投げてみた。

すると投げ続けているうち、水面に変化が出てきた。投げてるエリアとは関係なしに、あちこちの水面で魚が動いて波打ち始める。多く波打っているエリアにポッパーを投げゆっくりストップ&ゴーでリトリーブすると、なんと2~3度ほどルアーが水の中に引き込まれるではないか。

やはりこのエリアにバスはいる。それが動くのはタイミングが大きなポイントであり、それはやっぱり「周りが見える状況であるかどうか」ではないかと思う。つまり水面下からバスは、水の上に何かいるのに気付いているようだということだ。それも結構広い範囲で。当然、トップウォータールアーなんて丸見え、ワームやクランクベイトも結構な透明度で丸見えなのかも。

光が閉ざされた瞬間、バスが大きく動き出す様子が見えた。ただ真っ暗になるとやっぱり足元が見えず危険なので、この時間に魚を狙うのは控えた方が。どちらかというと朝まずめ前から、というのがいいかもしれない。いや完全な朝まずめ前からはどうなのか、まだ見たことないのでいずれチャレンジしてみる必要もあるだろう。



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