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和の雰囲気を引き算して、柔らかさぬくもりを足し算したデザインの手ぬぐいハンカチ『アットホーム手ぬぐいハンカチ』

アットホーム手ぬぐいハンカチ
手ぬぐいを半分でカットして上下を縫製した長細いハンカチ。アットホームなデザインで、若い人に手拭いを広めたい!と作られた商品。最近は手作りマスクを作るのにちょうど良いサイズとしても注文を頂きます。すぐ乾くからお勧めです!

もともと20年ぐらい前から、当社は、呉服屋さんや、和小間物の日本橋界隈の問屋さんへ向けて「大江戸手ぬぐい」というブランドの手ぬぐいを納めていたました。

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ある時、友人の風呂敷メーカーが、アフタヌーンティさんへ「風呂敷」を納めているのを見てなるほどと思い、日本の伝統産業の手ぬぐい から、和の雰囲気を引き算して、30代の働く女性のライフスタイルに合う色彩とデザインを足し算した手ぬぐいを考えてみました。考えたのは当時20代の嫁さんですけど。

彼女は最初にマトリョーシカ手ぬぐいを描いて、次にハリネズミの手ぬぐいをデザインしました。

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今までは、まとい、トンボ、あられ、相撲とかね、そんな感じでしたから、だいぶ違う「テイスト」にバイヤーの反応が良いような悪いような。

その後、種類は増えていき、同業他社さんにはない珍しいデザインが目立ったことで、ブランドは成長していきました。手ぬぐい売場で売れた。

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でも、しょせん「手ぬぐい」は「手拭い」であって、和の商材、ということで、納品したかった雑貨屋さんでの反応は薄かった。思いが届かなかった。。。

そこで、手ぬぐいを半分にカットして、手ぬぐい天地(上下)を縫製した「手ぬぐいハンカチ」を発売しました。

手ぬぐい縦90センチを半分にカットして、43センチ × 横35センチ の謎のキレを作り、それをハンカチとしました。常識としてハンカチは正方形ですので「素人が作った商品」と言われてしまって、引き続き、そんなに売れませんでした(笑)

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時は経ち、手ぬぐいはいろんなところで販売され、100均でも沢山の種類が店頭に並んでいます。注染が手ぬぐい、その常識というか「そういうもん」だったのが、プリントもその 約 90cm × 35cm の造形であれば手ぬぐいと呼ばれるようになってます。(それが良いのか悪いのかは言いたくはない。)

不思議ですねー、手ぬぐい(ハンカチ)だから売れる場合もあるだろうけど、このデザインが気に入って買ったのがたまたま手ぬぐい(手ぬぐいハンカチ)だった、ということが起きるようになりました。

もひとついうと、マトリョーシカグッズを探している人が、うちのマトリョーシカ手ぬぐいを買ってくれるようになったんです。ハリネズミグッズを揃えてる人が、うちのハリネズミ手ぬぐいを買ってくれるんです。「手ぬぐい」と気にせずに、知らずに。

手ぬぐい売場で、どの柄を買おうかな、、、という流れで手ぬぐいは売れていたのが、今は、デザインが選ばれてそこから手ぬぐいが売れる流れもあるのです。

商売は楽しい。あらためてこのアットホーム手ぬぐいに関わっていると思います。

和のイメージを引いて、色合いも明るく柔らかく足したプロダクト。生活に近いところをイメージしてデザインした手ぬぐい。そしてそれを半分にカットして両端を縫製した長細い謎の形なハンカチです。ふきんにも良いし。小さくて薄くて予想外に使いやすいです。ハンカチは正方形じゃなくても大丈夫。

アットホーム(@home)は、もちろん 90cm の手ぬぐいも売っています!

↓ こちら

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