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一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

読みかけて放置されていましたが、再び手に取り読了。
一度読んだら忘れないってタイトルだけど、それは本書が年号を用いずに重視した歴史の全体像のことですね。一連の物語として読める構成が良いのですが、固有名詞は全然入って来ないっす。でも本当にわかりやすかった。世界史を学ぶことは、世界を知ること、多様性を知ることだと今更ながら気付きました。(歴史苦手)

雑感を3点ほど。
世界史から見る今
争い絶えず地球を血に染める世界史。人の争いは生存競争の現れなのでしょうか。それでも今を世界史目線で見ると、戦争のない平和な時代です。知ってた。

アジア極東の島国
本書で日本は日露戦争や日清戦争までほとんど登場しません。歴史上、他国との接点が限定的な国。そこにグローバル化の時流が来ました。大丈夫でしょうか。いや興味深い。世界史から多様性への理解を養うことは必修ですね。

自分で考え、表現する力
年号を用いず歴史のストーリーを重視した目的は、大学入試が「知識の有無を問われる場」から「自分で考え、表現する場」と変化していくことへの対応。社会人の学び直しの重要性の高まり。世界史が思考や表現の基礎となる。この辺特に納得。

何度か読み直したい。

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