なっちゃんと生きる

僕らの愛する猫なっちゃんが急にごはんを食べなくなった。水も飲まなくなった。気がついたのは3月18日。なんだか様子がおかしい。動きが遅い。座っていてフラフラしている。翌朝、猫医療センターへ連れて行ったら、脱水症状で大変危険な状態だったそうだ。白血球の数も少なくなっていると。以前から肝臓の数値が悪いとは言われていたが、日常は普通に動いて食べて寝て遊んでいた。毎日なっちゃんと楽しく暮らしていたし、これからもずっと平和で健康な毎日を過ごしていくと思っていた。

ごはんを食べなくなって6日目。医療センターに通い食事補助や点滴をしてもらい、ビタミン剤などを投与してもらっている。この猫医療センターは自宅から歩いて行けるところにあり、仕事前や帰宅前に立ち寄ることができる。それでも毎日の通院は僕らにとっても猫にとっても幸せな状況ではない。生きるために必要とはいえ、なっちゃんにとって通院はとても大きなストレスだ。

あまりにも突然に、衰弱というか、弱々しくなってしまったなっちゃんを見て、一昨日から昨日は泣きまくった。46歳のおっさんが猫のことで泣くなんてどうかしていると思われても、なっちゃんは猫だけど愛する家族なので、どうしても悲しくなってしまう。ついこの前まで大きな声で何か喋ったり食べたり走ったりしていたのに。まだ5歳くらいなのに。これからも平和で健康な毎日を過ごしていくと決めていたのに。

損なわれてしまったなっちゃんの健康を考えると悲しすぎて悲しすぎて泣くことを抑えられないが、なっちゃんはまだまだ生きて行かなければならない。僕らはなっちゃんと一緒に生きると決めて、なっちゃんを家に連れてきたのだ。今までもこれからも愛してるからいなくならないでください。

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