見出し画像

夏、検証。秋、未着。

夜に眠れないといろいろなことを考えてしまう。過去のことなどはもうどうしようもないが、あの時こうすればよかったとか、あれはやっぱり俺のほうが正しい、などということをぐるぐる考えていると本当に記憶の中に入り込んで出られなくなりそうで危ない。

経験したことのない夏が終わった。
コロナももちろんだが梅雨が長すぎた。7月は毎日雨が降っていて、このままあの最低だった1993年の夏みたいになるんだろうと思った。

ところが8月になった途端、雨はぴたりと止んで猛烈な熱が都市を襲った。本当に8月1日になった途端に。

もともと夏は大好きで、暑い中で汗をかくことは全然苦にしないのだが今年の夏は本当にきつかった。マジで。なぜだろう。暑さだけなら2012年の夏のほうがずっと暑かったはずだ。きつかった夏の理由をずっと考えているが答えが出ない。この夏に意味を持たせようとしているうちは理由なんてわからないのかもしれない。

9月になり夏がしぶしぶ終わっていった。まだまだ暑い日はあるがだいぶ身体は楽になった。歳をとっただけかもしれない。毎年夏が終わるとひとつ歳をとっているのだ。

最近、心を痛めてしまった人を見た。理由はわからない。もしかしたら理由なんてないかもしれない。夏が暑かったからかもしれない。あるいは生き方がわからないのかもしれない。いずれにせよ自分は何の役にも立たない。痛めてしまった様子を見ることしかできなかった。

生き方なんて46歳になってもわからない。

総理大臣が変わった。久しぶりに変わったから今よりも何かが良くなってほしいという気持ちと、結局変わんないんでしょという気持ちが半々だ。期待は捨てないようにしている。

風が吹くと涼しいと思う季節になっている。
まだ匂いは変わっていない。
9月17日深夜、これが現在の状況です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?