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2020年 中国ライブコマースが日本でもめっちゃ流行りそうな予感

■ライブコマースとは?
ライブコマースはライブ配信型eコマースの略称。
テレビショッピングのスマホ版という感じでその場で買い物できる。加えて配信者とチャットでリアルタイムでコミュニケーションが取れるから面白い。

■中国では市場がグーンと伸びてる
もともと中国では2017年頃から約3000億円の市場があったが、2020年には50倍にも膨らみ約15兆円の市場規模になると予想されている。

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コロナウィルスの影響で店舗営業での売り上げが苦しくなったタイミングも重なり「ライブコマースで稼ごう!」と、もの凄い数の企業・店舗が一気に参入したようで、2020年は市場予想を更に超える可能性もあるだろう。グラフからも日本国内では考えられない程の規模・勢いでライブコマースの市場が伸びていることが分かる。

■5Gが始まれば更にライブコマースが流行りそう
また今後、中国だけでなく世界的に5Gが導入される事でライブコマース市場は更に映像が鮮明に、通信が高速化しストレスなく使いやすくなるためライブ配信は生活に溶け込んでくる。
もちろんそこに起業家・投資家達はピンときているはずで、どの国よりも早くそのライブコマース市場を抑え込み勝ち取るべく、人物金大きくを投じて激しい戦いを繰り広げているのが中国という訳。

■ライブコマースについて実際に中国人はどう思っているのか?
中国国内のライブコマースに関する調査結果があったので参考にのせておく。

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【ライブコマースの将来性調査】
円グラフでは先行きが良い27.21%、悪い26.53%とほぼ半々に分かれた。
中立が46.26%と多いことから様子見の状態が多いのかもしれない。

【ライブコマースでの購入意向調査】
買う15.33%、買うかも57.66%という回答結果がありライブコマースでの購入に抵抗は少なく意向は強いと見られる。

先行きに対して多くが楽観視しているような結果ではないが2020年はコロナウィルスの影響もありオンラインの需要が高まったためライブコマースへの意識が高まった可能性は大いにあり得る。

■ライブコマースで色んなものを売ってる
店舗を持っている人だけでなく個人も配信して販売できるのがライブコマース。富裕層向け・地方の低所得者向け・食べ物・ファッション・宝石・ブランド品・生活用品など。ターゲットや商品ジャンルによって販売者側がプラットフォームを使い分けているらしい。

タオバオのライブコマースの配信画面を紹介。

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やはり目立つのは洋服や化粧品関連。モデルさんはインフルエンサー(KOL)なのか、店舗の従業員なのか?実際の商品を着て紹介していた。チャットでは「身長155、体重45だとどのサイズ?」というような会話も見られる。

口紅の商品を販売している店舗では百貨店の化粧品売り場のように商品を出して実際の口紅の色を見せながら説明していた。

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また、食べ物を配信している人もよく目にする。生産者は店舗でなく現地で商品を紹介し、その場でバナナの叩き売りのように視聴者に売り込む。農家は農場から魚屋は市場のような場所からスマホで商品を撮影しながら視聴者からリアルタイムで来るチャットのコメントを見てコミュニケーションを取ったり質問に答えてたりしていた。

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こちらの店舗では犬や猫、そして鯉や金魚までライブコマースで販売している。どのように発送されるのかは気になるが生き物を売ってもOKという何でもアリな所が中国らしい。

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もちろん宝石やブランド品もお構いなしにライブコマースで売る。本物かどうかは分からないがWEBサイト上で買うよりも少しは信用できるかもしれない。ブランド品に関してはリアルタイムで4000人が視聴していた。

■ライブコマースならではのメリット
こんな感じでライブコマースを使えば、どんな田舎でもインターネットさえ繋がれば直接消費者を相手に売込みもできるという事で、大きな可能性を秘めている。また消費者にとっては仲介業者が入らず安く商品を購入できるメリットもあるかもしれない。更に購入前に生産者・販売者の顔が直接見え、商品を見てコミュニケーションを取りながら安心して購入できるという部分は通常のネットショッピングよりも信用性、信頼性が高いと言えるだろう。

■日本でもライブコマースが流行る可能性
1990年代からインターネット普及し、2000年代スマホが普及したことで生活が大きく変わり現在の生活が当たり前になった。

コロナウィルスの影響もありリアル店舗への集客が難しくなる中で、いかにして生き残っていくか?そのためには環境に応じてライブコマースにチャレンジしない手はないと思う。中国が先行しているライブコマースの波が日本にも来るのも近いはずだ。

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