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2020年に書いたVTuber記事の振り返り&2021年にやりたいこと

初めて「VTuber」という存在を認識した2017年末から数えて、はや3年。中学・高校であれば入学から卒業までの年月を経ているわけで、さすがにそろそろ飽きてくるんじゃないか……と思いきや、そんなことはなかった。

2020年も変わらず、バーチャルの世界は活気と刺激に満ちあふれていた。

VTuberとVRChatにどっぷりと浸かった2019年を超える勢いでその世界に関わり、染まり、自身の日常や価値観が少なからず変容するレベルで、この新しくも懐かしくもあるカルチャーを楽しんだ。2020年は、そんな1年だったように思う。

また、2020年はライターとして、VTuber/VR関連の記事を書く機会に恵まれた1年でもあった。2019年末から依頼をいただいていたMogura VR/Moguliveさんに加えて、Vtuber Postさんでもたびたび寄稿させていただくことに。取材やインタビューの経験も積ませていただき、感謝でいっぱいです。

加えて、VTuberの気になる動画をまとめたnoteも、個人的に毎週投稿していた。自分の備忘録がてら、当初は勢いで始めた記録だったものの、なんだかんだで1年休みなく投稿できていた様子。我ながらびっくりでございます。

そんなわけで今回は、2020年に書いたVTuber関係の記事を振り返ってみようと思いまして。そんなに本数が多いわけではないものの、それでも全部にふれるのは難しいので、一部をさっくり振り返る形で。それと、2021年にやりたい活動・書きたい記事についても、ちょろっと整理してみようかな。


泣きながら写真を撮りまくったライブレポ〜ホロライブ1st fes. ノンストップ・ストーリー

すでに遥か昔の出来事のような、泡沫の夢だったんじゃないかとすら思えるのだけれど……そういえば、2020年の幕開けはこれだった!

ホロライブ初の全体ライブ『ノンストップ・ストーリー』。現地の盛り上がりは言うに及ばず、ハッシュタグ「#とまらないホロライブ」が世界トレンド1位を記録するなど、界隈の内外から注目を集めた一大イベントでした。

この1ヶ月前にはにじさんじの『Virtual to LIVE in 両国国技館 2019』があり、ありがたいことにそちらもMoguliveさんで取材を担当させていただいていたので、写真撮影も慣れたもの……かと思いきや、少し焦った部分もありました。

というのも――当然といえば当然ですが――会場が変われば、ステージとの距離も、撮影位置も変わる。ステージと自分の立ち位置との距離感を考慮しつつ、スクリーン上に現れる演者たちをいかにして明瞭かつ魅力的に撮影するかを、その場で最適解を判断して反映させなければいけない。そんな「ライブ撮影」の難しさを実感したのが、この全体ライブでした。

「カメラマンさんって、めちゃくちゃすごいんだ……!」という当たり前の気づきを、改めて我が身で体感した現場となった格好です。一眼レフ+ミラーレス一眼(望遠レンズ)の2台持ちで挑んでよかった……。もし1台だけだったら、絶対にあたふたしてシャッターチャンスを逃しまくってた……。

あ、詳しいイベントの内容については、記事を参照いただければ!

個人的には、右腕を高く掲げたすいちゃんの後ろ姿とパフォーマンスが今も目に焼き付いているほどに最高だったのと、最後のほうはパシャパシャパシャパシャ!! なんてシャッター音を全力で響かせるカメラの下で、グシャグシャの泣き顔に泣きながら撮影する羽目になったことを覚えています。我、エモの極地にて、屍となる。


ずっとやってみたかったインタビュー記事

他方で、年始にはVtuber Postさんからお声がけいただき、ちょくちょく記事を書かせていただくことに。ZERO Projectメンバーの紹介記事に始まり、注目VTuberのピックアップ記事や、VTuber活動の参考になりそうなツール・サービスの解説記事などを寄稿しました。

その一方で取り組ませていただいたのが、VTuberのインタビュー記事。

新人〜中堅VTuberを対象にインタビューをお願いして、お話いただいた内容をまとめることに。基本的には文面での連絡だったとはいえ、実際にVTuberさんとやり取りをするわけで……最初の頃は、DMひとつ送るのにも緊張していた覚えがあります。

――だって、VTuberだよ!? 誰も彼もが魅力的で、配信や動画で輝いている、つよつよクリエイターさんですよ!? 現状はメールインタビュー形式でお話をお聞きすることが多いものの、それでも失礼じゃないか、変なことを聞いていないか不安になるもので、慣れてきた今も緊張します。あばば。

最初にお話を伺ったのは、魂ちゃん

ちょうど2020年の初めに活動を開始し、その独特な活動スタイルがたまたまTwitterで目に入って、気になっていたVTuber――に憧れる、「魂」です。

「魂」というスタイルの活動者さんは初っ端から変化球な気もするし、そもそもデビュー前の存在。ダメ元で候補に挙げてVポスさんに確認してみたところ……なんと、即決でOKとのこと! 魂ちゃんも快く対応してくださり、無事に記事としてまとめることができました。ありがとうございました!

そんな魂ちゃんですが、夏にはめでたく企業VTuberとしてデビューが決定。あれだけの魅力と行動力を兼ね備えたつよつよ魂、きっと今はどこかでぶいぶい言わせていることでしょう。楽しくVTuber活動できていますように!

その後は、常世モコさんと、獅子姫ろみおくんにインタビュー。

お二方とも前々から応援していたVTuberであり、明確な指針や軸を持って活動されているクリエイター。きっとおもしろいお話が聴けるのではないかと思い、インタビューをお願いしました。

詳しくはぜひ記事を読んでいただきたいのですが、お二人ともかなりのボリュームで語ってくださり、本当に感謝しかありません……! もともとお二人を知っている人だけでなく、興味を持って読みに来た人や、新人VTuberの目線でも参考になる内容となっているのでないかと思います。

また、11月には音楽家VTuber・ヘットフィールド師匠にもインタビュー。音楽レーベル・Grater Recordsと、VTuberも参加するコンピレーションアルバム企画・ワコンピを主宰するプロデューサーさんです。

師匠に関しては、Twitterでのやり取りがきっかけ。そこから「インタビュー、どうっすか!」とお声がけさせていただくことになったのですが、あふれんばかりの熱量が込もったご回答を速攻で送ってくださり、僕自身もその熱を感じながら、楽しく記事をまとめることができました。

師匠のインタビューで興味深いお話を聞けたこともあり、今後はVTuberをサポートする裏方やクリエイター、あるいは「VTuberに関わるうちに自分もVTuberになった」ような人にもお話を聞きたい気持ちがあります。でもまずは、Twitterで仲良くなるところから始めなきゃ……。


おすすめVTuber&動画のピックアップは楽しい

インタビューと解説記事以外には、注目のVTuberや動画のピックアップ記事もたびたびVポスさんで書かせていただいておりました。いわゆる「まとめ記事」ですね。

上半期にデビューしたVTuberさんの中から、気になる新人さんをピックアップして紹介したり、

上半期と下半期、それぞれの期間内に投稿されたVTuberオリジナル楽曲をまとめてみたり。

このタイプの記事、得意な人はちゃちゃっと書けるのかもしれませんが、僕の場合はめっっっちゃ時間をかけて取り組んでいます。でも、まとめている最中はむちゃくちゃ楽しいので無問題。そりゃあだって、自分が好きな話ですしね! 時間やボリュームを気にしないでいいなら、100曲でもいける!!

いや、もちろん多すぎると「読めねーよ!」ってなるのが目に見えているので、本当はもうちょいコンパクトに収めるべきなのかもしれませんが。そのあたり、普段からVTuberを追っているみなさん的にはどうなのかしら……?

YouTubeで再生リストも作ってまとめてあるので、もし参考になったら嬉しいでっす! 順番にもこだわってます! うす!


ノリと勢いで始めた、noteの毎週投稿

一方で自分のnoteでは、おすすめ動画をピックアップする週刊記事を投稿。

2020年1月12日に最初のnoteを投稿して以来、12月21日まで毎週欠かさず、累計50本以上の記事を投稿してきました。1回くらい休んだような気もしたけれど、確認してみたら、なんだかんだで毎週投稿できていた様子。――やるじゃん、僕。1、2日ほど投稿が遅れることはあったけど。すみません。

見切り発車で始めた連載ということもあり、特に何も考えず、「今週の気になる話題/おすすめ動画/新人VTuber」というタイトルで更新してきたこのnote。本当はタイトル以上に幅広い動画や話題を取り扱いたかったのだけれど……さすがに毎週となると、時間が足りない!

いつも1本書くのに最低3時間はかかっていて、その割にPV数も少ないので、本当に自己満足コンテンツな気もしている今日この頃。まとめている最中は楽しいからいいものの、もうちょい効率的に書けるようになりたい……!

すでに類似のnoteや紹介記事を書いている方も結構いらっしゃると途中で気づいたのですが、自分の場合は音楽や10分程度の単発動画を中心にまとめがちで、真新しさのない紹介記事となってしまっていた気もします。新人VTuberをチェックするがてら「#VTuberはじめました」のツイートをまとめるようになったものの、それもどこまで需要があったのか……謎……!

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別に隠すものでもないのでPV数も載っけておくと、こんな感じ。毎回300PV以上で安定していて、概ね400PV程度で着地する格好ですね。これなら、固定読者も(一応)多い自分のブログに投稿したほうが読まれた説も……?

あるいはもっと吸引力のあるタイトルにしたり、ハッシュタグを決めたり、取り上げ方を変えたりすれば、もうちょい伸びるような気もする……けれど、どうだろう。noteにこだわる必要もないので、あまり更新できていないサブブログに移行してみるのもありかなー、とも考え中です。物は試しに。


VRの写真撮影も楽しい

また、以上のようなVTuberの話題の他に、MoguliveさんではVRイベントの紹介記事やレポートも何本か書かせていただきました。

今まさに開催中の「バーチャルマーケット」に、

「VIVE VR Store」の店内レポート&取材、

あとは夏に話題になった「ポケモンバーチャルフェスト」など、ですね。

これらVRChatやclusterで開催されるイベントに関しては、「写真」を撮るのが楽しくて、なるべくこだわって撮ろうと考えながら取り組んでいます。

というのも、この感覚って結構おもしろい気がしていて。デスクトップモードで会場にアクセスし、パソコンの画面で撮ったものは「スクリーンショット」、VRゴーグルをかぶって空間内でカメラを操作して撮ったものは「写真」と、なんとなく分けて呼びたくなるんですよね。……僕だけかしら?

もちろん、デスクトップモードでも「カメラ機能」を使っているわけだし、ある程度は角度や距離を調節しながら、スクショボタンを押して「撮る」ことができる。でも一方で、VRゴーグルをかぶってVR内でカメラを構えつつ、手元のコントローラーでトリガーを引いて撮ったものは、現実のデジカメで撮影した「写真」のように感じられる。そんな印象があります。

デスクトップとVR、それぞれの方法で撮影したものを比べてみても、同じ被写体について撮った場合でも、若干の違いが出てくる気がしています。個人的な印象としては、景色や大きな物体を撮るときはデスクトップ、人物や小さな物に寄って撮るとき――いわゆるポートレート?――はVRで撮ると、納得のいく絵が撮れる感じ。

実際、ポケモンバーチャルフェストでピカチュウのダンスショーを見に行った際には、デスクトップとVRで交互にアクセスして、それぞれの「カメラ」で撮影しました。最低4周はしたんじゃないかしら。

改めて自分で記事を確認してみても、「あ、この写真はデスクトップで撮ったやつだ」「このどアップ具合はVRっすね」と、なんとなく心当たりがあります。ピカチュウ……きぐるみだけどピカピカチュウチュウしててかわいかったな……きぐるみだけど……早く動くポケモンとVRで会いたいな……。

そんな感じで、割とふんわりとした話ではありますが、今後もVRイベントに参加する機会があったら、「写真」にこだわっていきたい所存。プロのカメラマンは何百枚、何千枚も撮るって聞きますし、数こなしていくべさー!


2021年にやりたいこと

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はてさて、ささっと書いて終わるつもりがすでに5,000字オーバーといういつものパターンになりつつあるので、そろそろ〆に入りませう。

新年ということでそれっぽい話をしておくと、2021年に個人的にやりたいこと、自分のブログで書きたい記事としては、このあたりかしら。

・VRライブのレポート記事を増やしたい
・インタビュー記事を書きたい
・オンラインイベントを記録したい
・新人VTuberを発掘したい
・推しの紹介記事を書きたい
・Podcastを始めたい(準備中)
・VTuberの電子雑誌を出したい

他にも細かいことを挙げれば「あれもこれもまとめた~い!」ってなりかねないので、ひとまずはいくつか。頂戴した寄稿のご依頼は全力でこなしつつ、個人ブログにも少しずつ注力していきたいなーと考えております。

もちろんVTuber関係以外のお仕事もあるし、時間が確保できるかどうかは怪しいところではあるのだけれど……そこは確保するもんですよね! うん! 知ってた! APEXの時間を削ればいける!! それしかねえ!!!

ともあれ、仕事か遊びか、有償か無償かに関係なく、自分がおもしろそうだと感じたこと、やってみたいと思ったことについては、手を出してみたい。正直、裏方にも興味ある……んだけど……どうなんでしょ……(小声)

とりあえず、何かありましたらお気軽にお声がけください!!(大声)

「インタビューしてくれー!」「イベントの記録頼むー!」「人数足りないからコラボしてくれー!」みたいなお話も大歓迎です。しっぽ振って喜びます。なんならラブビームも発射します。おっさん声で。100%すべります。

そんなこんなで、2021年も、この最高に刺激的で魅力的な「バーチャル」の世界で、どんどこわっしょいウッホウッホと楽しんでまいりましょう! 今年もどうぞよろしゅうお願いいたします🙇

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