お中元の夢

上司からお中元が届く。
荷物の内容には刀剣と書かれている。

書かれた内容から、やや緊張しつつ、ずっしりとした箱を開けると、日本刀。
そっと鞘から刀を抜いたら竹光、しかも刃はノコギリ状だった。
マンガみたいな刀だなと思い、後で電話しようとおもむろに竹光を置く。

続け様に前任の担当者からも荷物が届いた。
せんべいのアソートにのしを貼っただけの簡素なもの。
すぐお礼の電話をすると、同居していない母の声と間違われる。
延々と母だと勘違いする前任者。
なぜこちらの声がそう聞こえるのか分からないと思ったところで目が覚める。

社内での贈答品のやり取りは禁止されている。