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Day54.【文字起こし】INTJの女たち〜射手座と水瓶座〜③

先日のコラボラジオを文字起こししました。
今回はその第三弾です。
あまりにも長いので複数に分割してお届けします。
目次をつけているので興味のある項目から読んでくださいね。


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こちらの記事はラジオ放送
【こはるやさんのひとりごと】
をstand.fmさんのAI文字起こし機能を使って、記事にしたものです。
収録内容を抜粋、再編集してお届けしています。

音声で聞きたい方はコチラ▷

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■はじめに

◇前回の記事

◇登場人物

湖晴屋の椿(以下、つ)▷

元システム屋。資格オタク。
着物好きで最近タロット占いもやる。見習い。
INTJ、水瓶座、B型
関西出身

sommelのmaasa(以下、ま)▷

元バイヤー。本が好き。
自分で染めたもので色々作っている。
捨てられないお洋服を作りたい。
INTJ、射手座、O型
関東出身

■ハンドメイドと自分の立ち位置


ま:ハンドメイドにも結構資格ってあるよね。

つ:あ、そうなんだ。

ま:そう。 レジンとかね。 あと、編み物とか。

つ:あー! 編み物検定受けてる人いた。

ま:あと、例えば刺繍とか結構資格はあって。インスタとかで 多くの人にフォローしてもらったり広めるときにどうしますか?プロフィールの内容、何書きますか?ってなったときに、やっぱりこの資格を持ってますとか、そういう人もやっぱいるんだけど。私はじゃあそれを取りたいかと言われたら、なんか別にいらないかなみたいな。自分の多分行動の目的が、結局何か技法にあるわけじゃないから。

つ:そうだね。

ま:何か自分の中にあるものを引き出したいと思ったときに、今はこの表現方法を使っているけれども、別にそれに固執してるわけじゃないっていう。 だからやっぱり、ハンドメイドというカテゴリーに私たち二人いるわけなんだけど、一般的なそのハンドメイドというものの持っている目的みたいなものとは、ちょっとなんかお互いずれているっていうか。

つ:そうね。 行動理念は結構違うかもしれない。

ま:私と椿ちゃんももちろん違うし、その中にも私と同じ人も、椿ちゃんと同じ人ももちろんいて、いろんな人がいるけど、じゃあ私がいるのはハンドメイド界隈ですみたいな、カテゴリーを括ったときに、それが自分がしっくりきてるかっていうと、全然きてないっていうか。

つ:そうだね。 それは私もそうかもしれない。

ま:そう、やっぱそのカテゴリーを自称する、私はこれをやっていますっていうことが、今の言語にない可能性がある。それでいいと思っていて、多くの人はみんなそうであるべきというか、そうなのだと思っていて。言えない(自称できない)。別に自分で名前をつけていいみたいな風に思っていて。 昔、沢尻エリカの旦那さんがさ。

つ:同じ人を思い浮かべてた今。

ふたり:「「ハイパーメディアクリエイター。」」

ま:あれは本当に画期的だと思って。 やっぱりディレクターとか言えなかったんだと思うんだよね、単純に。 だからそれでいい、ハイパーメディアクリエイターでいいっていうことだったんだよね。自称する、自分が何者であるか名乗る、それは自分で決めていいっていう気づきが、自分としてはめちゃめちゃいいことだった。 だから資格を取る取らないとかも、自分で決めていい、自分の世界にそれが必要だったらやればいいってことだったね。

つ:本当にそう。

ま:他者が決めた、▲▲講師とか、◯◯資格△級っていうのに頼らなくてもいいっていうか。

つ:そうだね。私は何だろうって今ふと考えてて、別に言語化する必要は全然ないんだけど。 私はずっと自分のことを緩衝材って言ってて。システム屋やってる時から、前の仕事何やってましたかって聞かれた時に、自分で何をやってたって言っても、なんかしっくりこないなと思って。 ずっと、「緩衝材みたいな感じのことやってましたね」って毎回面談の時に言ってたんだけど。

ま:でも分かるよね。 分かる分かる。

つ:なんか違うんだよな。「保険会社でシステムの要件定義に携わっておりまして、プロジェクトマネージメントなども‥」みたいな感じじゃないのよ。やってるんやけど。

ま:手段なんだよね。

つ:手段であって、やってたこととしてはやってたことだし、多分向こうはそういうことを聞きたいんやと思うんやけど、自分でそれを言うのはすごいなんか違和感があって。

ま:なるほどね。 分かるわ。 私はね、自分は何だろうって思った時にね、私は自分の本名なんだよね。

つ:すごいよね。(本名とやってることの親和性が)

ま:そう。 だからもう、私は自分であることが大事で別に役職もない、何もない。そのまま自分でいたいだけだなーってのがあって。

つ:すごいな。 面白いな。

ま:だから射手座なんだよね。

つ:最初の話にすごい戻るなと思って。maasaちゃんは自分が自分であればよくて、それはどこにいても成し遂げられること。 私は全体がうまく回ってほしいと思ってて。

ま:だから緩衝材なんだよね。

つ:そう。

ま:どっちもだからさ、アリだよねっていう。

つ:そう、アリだし、別にそんな今みたいにいろんなことを考えてたわけじゃないけど、自分の役割というか、いる場所っていうのはこれだなっていうのを、多分なんかもやもやしてた時期から認識していったってことだよね。なんかそれがめっちゃおもろいし、ちょっと感動した。

ま:やっぱり言語化を繰り返していくことによって、最初に戻って、そこに落ち着きますねみたいなね。

■物語症候群

ま:無意識でやってる行動とかも、あ、辻褄が合いますねみたいな。

つ:そうね、なんかその辻褄が合ってしまうと、なんかシャブいよね。 もっと関連を見つけたいって思ってしまう。

ま:それがいい時もあるし。

つ:悪いときもある。

ま:そう、なんかね、私が勝手に物語症候群って言ってるやつなんだけど。小説って絶対に不必要なこと出てこない、何もね。 本当に何も出てこない。 それが小説。 全部作られてるから。 でも小説を読みまくってる人間って、自分の目に飛び込んできたものの全て意味があると勘違いするっていう。

つ:なるほど。

ま:物語症候群って勝手に呼んでるんだけど。私は長らくそういう考えがあったんだけど、ある時気づいたわけ。 そんなことはないぞって。 他人は違う人間、考えだから、自分と同じじゃない。ってことは、私の想像とも違うっていう可能性を含んでいるんだ、っていうことに気づいた時に、あ、今まで自分って全ての物事を小説みたいに読んでたんだって気づいて。

つ:意味付けをしてたみたいなこと?

ま:うん。でもそうじゃないっていうか。事実は小説よりも奇なりっていうから、本当に全然自分の想像もつかないことがあるという余力を持っておくのが、めちゃめちゃ楽になったっていうか。

つ:私はしばらく人間と関わることを制限していたんだだけど、最近人と話すタイミングがちらほら増えてきて、なんかあれだな、人って全然思っても見ないことを考えてんだなって気づくよね。

ま:人間ってね、そうなんだよね。

つ:優しい世界にいるとそれはとっても優しいんだけど。全てを肯定してくれる世界っていうのは、やっぱり傷ついている時とかしんどい時にはもちろん必要で、それに助けられるっていう場面もすごいたくさんあるけど、でもそれだけでもダメなんだなって、最近すごい思うよね。いろんな人と交流するっていうタイミングを持った時に、そういう考えの人もいるんだって。 自分の周りが結構、それぞれに背景も違うし考え方も違うけど、でもこういうところはこうするよねっていう空気感がもうあるっていうか、「しんどい時はしんどいよね」ってなるし、「自分を受け入れてやっていこうぜ、頑張っていこうぜ」って。そういう世界はすごい愛おしいし優しいと思うけど、その世界観じゃない人もいるっていうことに久々に気づいたんだよね。

ま:いやでもね、それはね、本当ね、わかりますよね。 結構私も性善説で、自分の中の基準で正しいと思うことってみんなそうでしょって。 例えば、罪を犯さないとか。いろいろ思ってたけど、でもやっぱさ水原一平だってさ、26億盗んでたわけじゃん、とかなるわけよ。 びっくりするじゃん。 金を盗んで当然と思う人間は存在する、みたいな。 なんかそういうことに触れて初めて、あ、自分ってすごく性善説でしたね、みたいな。

つ:それはすごい思います。

ま:だから、そうじゃない人ももちろんいるっていうことは、そういう人に出会わないとわからないよね。

つ:人のお金を使ってもいいと思っている人とは仲良くなれないと思うけど、違う理論は聞いたら聞いたで、情報として面白いなって思うのよ。 あとはこれを聞いたときにそういう思考になるんだっていうのも、自分では生み出せないわけじゃん。 自分は、「あの人絶対こういうふうに思ってるんだ」って思ってても、「え、それ椿さんの勘違いじゃないですか?」って言われたら、「え、そうなの?」ってなるから。 「それで何か言われたんだとしても、向こうが(自分の要望を)言ってないんだから、別に椿さんが気にする話じゃなくないですか?そうしてほしいんだったら、向こうが言ったらいいだけの話じゃないですか。 なんで椿さんがそんなことで悩むんすか?」 って言われて。「 おーなるほどー」みたいな感じになったのよ。

ま:やっぱりね、想像力が豊かな分、一般的な平均から考えると、3手ぐらい先を読んでるよね。

つ:そう、妄想してるからね。

ま:びっくりしないようにしてるんだよね。

つ:守ろうとね、何が来ても対抗できる状態になりたいっていうのがあるからね。

ま:藤井何段みたいな世界。 10手先まで。

つ:王手するとこまで。

ま:最後まで何だかんだ読んでいる、どう来ても読めているみたいな。 そこまで(藤井プロほど)すごくはないけど、読むことによって咄嗟の判断にもできるようにシュミレートしてるというか。 でもね、それって間違ってる可能性もあるしね。

つ:そうなのよ。 すごい思った。 この間その人と喋ってた時にすっごい思って。え?あ、おー?えっえっなるほど?って。

ま:気づいた?

つ:気づいた。 なんかびっくりしちゃった。

ま:物語症候群みたいなものが。笑
なんかでもそれってすごくいい感覚っていうか、物語症候群的なタイプの人って友達になりやすいから。

つ:そうだね。

ま:なぜなら傷つけないからね、お互いのこと。

つ:そうそう。 すごい優しいの。 優しい世界が構築されるから。

ま:でもなんかやっぱりそうじゃない人がいるって大事っていうか。

つ:そうね。

ま:会話の中でちょっと言うと、なるほどね、そういう発想もあるねっていう理解ね。 自分の理解にもなるし。

つ:そうだよね。 この話誰が言ってたんだろうな。 ニュータイプ理論みたいなのをめっちゃ言ってくる人がいて、昔。 仕事場の人で。 「みんなが同じように、考えていることが共有できるようになったら争いは起こらない」、みたいな話を言ってくる人がいて。 私はそれは優しい世界だけど、でもきっと楽しくないし何も生まれないって思って。 すごい嫌だなって思ったの。

ま:そうね〜

つ:でも気づかないうちにそのニュータイプの世界にいたりするわけじゃん。 優しい世界が私の世界のすべてみたいになるタイミングがやっぱりあって、そこにいるときは気づかなかったりするし。ニュータイプじゃない人と出会ったらその人にめちゃめちゃ傷つけられたりするから、外の世界の人とは関わりたくないって思ったりするわけ。でも調子がいい状態でニュータイプじゃない人に出会うと、それはそれで、それこそさっきmaasaちゃんが言ったみたいに自分の理解も深まるし、学びがあるし、そこから何か新しいものが生まれたりとかもするっていうのがあって。更に、それに対応できる状態に今なったんだなって。外の世界の人は私を傷つける人しかいないっていうマインドから、そうじゃなくなってたんだって今気づいて。

ま:めっちゃいいじゃん。 最高。 それは最高です。

つ:そうか、私全然メンタル的には進んでる気がしてなかったんだけど。

ま:進んでるよ。

つ:進んでるのか。

ま:私もさ、場所をめっちゃ変えるじゃん。 いろんな場所に行くのとかもさ、やっぱそういう(ことができる)メンタルもあるもんね。なるほどを体験したいみたいな。

つ:うんうんうん。

ま:やっぱ一箇所だと優しい世界になりがちっていうか。

つ:そうだね。

ま:なんか割と優しい世界に集中すると嫌気さしちゃうタイプで。わがままちゃんで私はね。

つ:わかるよ。

ま:わかるけどなんだかなってなるから、いろんなとこつまみ食いして、渡り鳥みたいにして、それも自分を自分として表すための手段。私にとっては。 フラットでいたいみたいな。どこにも属さない自分というものを常に感じるための手段、みたいな感覚でもあって。 それって元気じゃないとできないよね。

つ:本当に本当にそうよ。

■自分に戻るための基盤とは


私、家を更新したことがほぼないんだけど。

ま:そうだったね。

つ:毎回2年ごとに引っ越ししてて、で1回実家に帰った時も、きっと2年以内に出ていくんだろうなって思ってて実際に移動したわけよ。 基本的に、大阪に帰ってきてからは一時期一人だったけど、一人暮らしと言いながら大体誰かと一緒に住んでいて。
で、なんか多分それに嫌気がさして、引っ越しとともに縁を切るみたいな。

ま:いやでもね、椿ちゃんのことをこれを聞いている人は実際には会っていないけど、中身を知ってるからあれなんだけど。受け取った椿ちゃんの像で一番に自分の受け取りとギャップがあったのが、結構寂しがりやっていうのはすごいギャップがあって。

つ:そうだね。 私もそうだよ。 びっくりしてる。

ま:なんか結構私は全然一人で割と平気なタイプっていうか、むしろ楽ですねみたいなタイプで、だから同じような思考回路を持ってる椿ちゃんも、一人の時間ないとダメなタイプなのかなって思ってたけど。

つ:一人の時間はいります。

ま:大事なんだけど、でもやっぱりつながっていたいという気持ちがめちゃめちゃあるということに気づき。

つ:多分それは、私が今ずっとパートナーについて考えていることとつながると思うんだけど。私はずっと帰る場所を探していて、私にとって帰る場所っていうのは実家ではないのね。 実家ではなくて、かと言ってパートナーっていう存在に対して一緒に生活をしたいとは微塵も思わないわけ。 一緒に生活をしたいとは思わないけど、それは一般的な人の中に存在する実家のような、いつでも帰っても大丈夫だよって思えるものをずっと探してて、私もそれになりたいと思っているっていう感覚。

ま:なるほどね。 すごいわかるし、さっきの話とつながるんですが、私はそれ自分自身に戻るからいいやって感じなの。 完結してるっていうか、自分がいればそこにいるだけでいいっていう。 だから、それもそういう感覚と、育ってきた環境とかそういうのももちろんあるけど、他者との関係の中にそれを求めるっていうのがすごくわかるし、でも、そうあれたらいいよね。 戻るべき場所が。

つ:そうなの。 実家の場所も結構移動してるからさ、だから、ここに帰ったら安心である、受け入れてもらえるっていう場所がたぶん人生の中になくて、だから、たぶんそれにすごく憧れている。
で、それは物理じゃなくてもいいの。 別に移動してもいいし、家じゃなくてもよくって、ただ、帰ってもいいよって。おかえり、って言ってくれる人がいたらいいなっていう感覚なんだよね。 ただ、それってむずいじゃん。

ま:そうね。

つ:自分で完結しないから。 完結しないから、得るのは自分一人の努力ではどうにもならないので、まあ、ないものはないからしょうがないなって、引っ越しを繰り返している。

ま:そうだよね。 私も、きっとこれを聞いている人も、ある程度知っているように、椿ちゃんがいろいろあったということと同じように、自分の中ではいろいろあって。抑圧されていて、それをようやく解放できたみたいなものもあるけど、私はたぶん椿ちゃんよりは、本来実家というものが担う役割みたいなものが割と機能している方だから、そこの根底があるからこそ自分に帰ってきているみたいなところもあって。だからある程度健全な部分が自分の中には多少あって、そこが土台になっている。私にそこの土台がなかったら、私は自分に戻るという感覚はなかった。

つ:そうか。 だから、望んでいた形ではなかったとしても、役割としてそれがあるからこそ、そこは(私が欲しているように)渇望するものではないっていうか。

ま:そう。

■属せないという感覚



ま:さっきカテゴライズみたいなものに、名前がつけられないって言ったのは、自分の中でどれも中途半端っていうのがあって。めちゃめちゃ金持ちでもなかったし、貧乏ではあったんだけど、めちゃくちゃ貧乏かって言われたらそうでもないし、めちゃくちゃ病んでるかって言われたら、自分の中ではすごく内向的な子供で、いろいろ抑圧もされてたけど、とんでもなく不幸かって言われたらそうでもないし。だから中途半端さみたいなのが、どこにも属せないみたいな、そういう感覚があって。めちゃくちゃ頭いいかって言われたらそうでもないが、めちゃくちゃに頭が悪いのかって言われたら、そうとも言えないみたいな。 めちゃくちゃ本が好きかって言われたら、本当に本が好きな人にはかなわないけど、でも本のことは好きだけどみたいな。

つ:あのね、その中途半端な話はね、私も自分に対して思ってる。 だからなんかオタクだよねって言われても、「いやそんな、オタクの皆さんに比べたら私の知識なんて、いやもうそんなそんな」って感じだけど、別にそういうのが好きじゃない人からしたら、「全然オタクじゃん」みたいな感じになって、なんて中途半端な存在ってなるし、システムの仕事を極めてるかって言われたら別に極めてないし。フレームワークの中の仕組みとか興味ないし、みたいな。

ま:そう、私も仕事をしてた時も、バイヤー、バイイングという仕事をしていたけど、計算ができなくてね、とにかく。

つ:なんかそれずっと言ってたよね。

ま:そう、算数ができないんだけど、なぜか数字にすると合うっていうね。

つ:言ってたよね、不思議な。

ま:私は芸術学部っていう学校を卒業してるから、それもやっぱりみんな経済学部とか工学部とか、商業というものに割と近しいところから来てる人が多くて、すごくそれも自分だけ異質感、属せないみたいな感覚もあったし。でもなんかまあ、今はそういう中途半端さ含め、自分であるという風にだんだん視野がなってきて、受け入れられるようになってたけど。やっぱなんかね、いやいや私なんてそんな、ってなるね。 中途半端だね。

つ:いや、その中途半端っていうのはすごいずっと感じてた。 私もそうだもんな。

ま:一番を取ったからといってさ、その中途半端がなくなるわけじゃないんだろうなって、なんかふと思うよね。

■中途半端さが唯一無二になる可能性

つ:そうだね。 だからなんか結局、我々は極めてはないけど、できることはそれなりにあって。ほどほどに仕事ができるぐらいにはあって、それをさらに何かに組み合わせるということもできて、そこが組み合わせによって、私たちしかできないものが成り立っているみたいな感じはすごいあるなって思って。

ま:やっぱあれだよね。 総合得点で稼ぐみたいな。

つ:そうね。 だから、それこそこの間のさ、リモートワークの話で、これ私しかできないでしょ、みたいな仕事に出会うみたいな話をしたじゃん。 maasaちゃんが今やってる仕事もそうだけど。そういうことよね。 この組み合わせでできる人本当にいないんだけど、みたいなところになぜか、「あ、それやれます」みたいな。

ま:椿ちゃんが今やってる着物×書く仕事とかね。

つ:そう。

ま:実はその中途半端さと自分が思っているところにも需要があるみたいな。 社会がある程度いろんな多様というか、いろんなので良いみたいなね。 発信もいろいろみたいな風になってきたことで、意外と見えない需要とかニーズみたいなものが浮かび上がってきて。

つ:そうね。

ま:意外と必要なんですねみたいなところがあったりして。

つ:確かに、もともと仕事をしてた時から人がやらない、隙間仕事みたいなことをやってた感覚があって。 だから誰も拾わないこの部署と部署の間に落ちてしまった仕事みたいな。

ま:緩衝材だからね。

つ:そう、緩衝材なんで、みんなが気持ちよく仕事してほしいので。 そういうところをあえてやっていた節はあって。 だからなんかそういう仕事、ニッチな仕事みたいなのが、すごい最近目につくようになってきたっていうか。多分世の中にサービスとかものがあふれすぎていて、何かしら今までと同じ流れではやっていけないのだろうっていうので、ピンポイントなこれとこれの掛け合わせみたいな仕事がいっぱい増えてきてるんだろうなって思ってて。 だからなんか、相変わらずね、しんどかったりもするんだけど、ちょっと前よりは、俺たちの時代になってきた。

ま:いやでもね、本当にね、いいよね。 なんかゆるさが出てきた。

つ:それこそ副業とかも、ダメだみたいな感じだったし、正社員は週5日出勤してみたいな感じも、今もそういうところもあるだろうけど、フルリモートの仕事も増えて、ちょっと鎌倉に移住するわ、みたいな友達もいたし。 選べる寛容さ。

ま:だから結構、合ってきてるね。 時代が私たちに追いついてきましたっていうね。

つ:そうか。私たちがめっちゃ先走ってた。

ま:そういうこと。 時代がようやく 追いついてきた。

つ:そうかそうか、いい時代になってきたな。

ま:そう、時代がね、ようやく来た。

つ:風の時代がついに来たか。

ま:実際にそうかどうかわかんないけど、そう思っておくと楽になるみたいな。

つ:そうだね。

ま:それがギャルマインド。本当に最初からの話に通じるけど、自分が中心にあるっていうことが割と、そういうふうに意識を持っていきやすい感覚っていうか。

つ:そうだね。

■自由であって良い

ま:やっぱり抑圧されていた、私の長い30年ぐらいの抑圧時代にはないもので。自分の目から見た他のものとの比較とか、認識で世界を認識したかったのに、それってわざわまだよって言われてきて、30年ぐらい。

つ:そうだね。

ま:わがままだよ。そんなのって自分勝手だよ。って言われて、お前のその考えって本当に変だよってずっと思い込まれてきたから、とっても生きにくかったけど。そうじゃないですね、ってなってからは本当に生き生きしてたよね。 思考がね。

つ:本当にそうよ。 それは時代が変わったのか、自分のありようが変わったのか、両方なのかわからないけど。なんか私が、緩衝材で、めちゃめちゃギュって、緩衝材つぶれかかってますけど?みたいな状態に結構なりがちだったんだけど。それで干渉剤がパンって弾けたとしても、それは自分が選んでやったんでしょ、みたいな感じにされがちだったんだけど。自分の外側にちゃんとフィルターを貼れるようになったのか、世の中がそういうのはダメだなって思い始めたのかわかんないけど、確かに生きやすくはあるよって最近思うもんな。 何のおかげかはわかんないけど。

ま:私の個人の感覚、これは完全に、別に分析とか検証していないけど、一定数ね、昔からいたんだよ、自由な人というのは。 だから自由を選んだだけって思ってて。 時代ももちろんあるし、住んでる場所とか、そういう外的な要因でもちろんそうなってしまうとこっていうのも多分にあるんだけど、でも多分自分で選んだ、っていう感じを持っている。 それは何でかって言うと、私の祖母、御年90歳ぐらいがね、とても今の感覚なのよ、90歳で。

つ:あー、今の、90歳の人たちが生きてきた感覚ではなくて、現代の感覚を持っている。 ってこと

ま:そう。90年前からいたはずなんだよって思って。

つ:なるほどね。

ま:目立たなかっただけで、絶対にいたと思ってるんだよね。 だから、いわゆるZ世代みたいな感覚って、もちろん流れとしてはあると思うけど、でもいたはずだと思ってる。

つ:それが、自分たちが所属してるコミュニティだったりSNSだったりで、見つかるようになった。みたいな感じなのかな。

ま:そう、数は増えたんだろうなと思う。 見つかるぐらいに増えたけど、ゼロではなかった。 新しい考えの人が、昔いなかったわけじゃなくて、絶対にいた。 ただ、割合は増えているみたいな。

つ:で、あれだよね、戦国時代とかだったら、処刑されてたし、フランス革命だったら、燃やされてたし、ってことね。

ま:そうそう、魔女になってて、とかっていう、そういうことだったけど、絶対にいた。

つ:そう、いたはいたけど、目立ったなかったり、隠してたり。

ま:人知れず行ってたかもしれないし、山の中とかに。 私が最近、おばさま運が結構強くて、50代オーバーのすごく柔軟な考えの人にめちゃくちゃ合う率が高くて、みんなめちゃくちゃ自由だもん。 年齢は関係なく、とっても自由な発想を持っていて、新しいことをめっちゃしてるし、感覚が若い。 実年齢と乖離している若さを持っていて、すごいいいなって思うし、自分もそうありたいよね。

つ:そうだね。

ま:柔軟でありたい。

つ:そういうマインドセットで、そういう風が吹いてるところに行けるから出会えるってことやんね。

ま:そうね、どっちが寄ってるのかは定かじゃないけど、野生のカンを。

つ:カンがね、冴えてるから。

ま:そうそう、(野生のカンを)大事にしようと思ったときに、やっぱりそういう人に会うから。私に必要なんだと思うね。

つ:うんうん。 いいな、面白いな。 てかさー、

ま:また2時間たった。

つ:そう、今日30分で終わろうねって言ってたんだけどさ、今残り収録時間が10分ですって出てきて。

ま:やっぱね、定期的にやろうね。

つ:そう、今ね、煮詰めてたものがあるから、2時間とかになっちゃうけど、これを定期的にやったら30分に収まるはずなんよ。

ま:ちゃんとね、ある議題の元に。

つ:持ち寄った議題について話すみたいなので、いけるはずなんだよ。 まぁ最初だからね、煮詰まった、喋りたいことがいっぱいあるから。

ま:私はこのコラボ配信しようって言われるまで、ラジオというものはやらない、やることないのかなって思ったけど、意外と面白いということを気づいて。

つ:よかった、ラジオやってください。

ま:そう、雑念ラジオっていう。

つ:雑念ラジオ楽しみすぎて。まだ放送上がってないのにもう楽しみにしてるんだが。

ま:いわゆる今やっている活動、草木染で何かを作るっていう活動のアカウントにこんなこと(コラボラジオ)に出ましたよっていうのを言おうと思ってるんだけど、これを聞いてくれた人が、草木染works Sommelという活動でやっているあの人と、今ベラベラ喋ってる内容が結びつくかって言われたら、結びつかない説もあるって思う。それをどう思ってもらうかっていうのは、疑問というか、自分でも心配な部分もあって。それもあって、草木染works Sommelとして、自分自身とつながっている言葉で今までストーリーとかを書いてたけど。結局私は私でいいのだみたいな感覚になって。

つ:めちゃめちゃいいじゃん。

ま:口で喋るっていうのもあり、文字もきっとあり。 口で喋ったことによって文字が洗練されるって感覚もきっと今後あるのだろうと思ってる。

つ:そうなんよな。 なんか私もさ、noteもやってるわけよ。 で、何かを表現するんだったら別にnoteだけでもいいんだけど、ラジオとnoteではやっぱ性質が全然違うっていうか。文字に起こそうと思うと余計なものをそぎ落としすぎちゃって、ビジネス文章みたいになっちゃうから。

ま:それはすごいことなんだけどね。

つ:簡潔にしすぎちゃうから。経緯とかをラジオとかだと、結局2時間とか喋れるわけじゃん。喋りたいことはいっぱいあるはずなのに、結局かいつまんで表現するみたいになっちゃうから、私のnote面白くないなって思いはじめちゃって、それでスタエフをやり始めたんだけど。ラジオはラジオで生身の中の人を感じれるっていうか、だから多分昔からラジオというものが好きだったんよ。 バクステ(演劇のDVDなどに入っている楽屋風景)を見てる感じ?

ま: あーわかるね。

つ:演じてない、その人たち。

ま: 素のね。

つ:そう。 素の人たちに触れるタイミングみたいな感じで、すましてる私だけを見せるのはちょっと違うなって。こういう発信をするにあたって、ちょっと違うんだよな、そういうとこ見せたいわけじゃねえんだよなと思って、やってみた結果がスタエフで。 結果、まぁいい感じじゃない?って思って。でも自分一人で喋ってる内容はやっぱり限界がある。ここまで発展しないでさ、一人で喋ってたら。

ま:そうね。

つ:だから、コラボやってよかったなって。来てくれてありがとうね。

ま:面白いね、またやろう。

つ:うん、 近々やりましょう。 雑念ラジオにもお邪魔したいし。

ま:ぜひ。 ちょっと撮りますね。

つ:うん、撮って撮って。

ま:ありがとうございます。

つ: ありがとうございました。 また2時間喋っちゃったけど。 こんな感じでまた、maasaちゃんとも、maasaちゃんじゃない人ともコラボ放送していけたらいいなと思いますので、次回の更新を楽しみにしてください。というのと、雑念ラジオの方もよろしくお願いいたします。

ま:よろしくお願いします。 撮ります。

つ:とりあえずね、1個放送上げてもらったらみんな聞きに行くと思いますので。

ま:はい。

つ:それでは本日の放送は以上になります。 今日は染めるのmaasaちゃんが来てくれました。 ありがとうございました。

ま:ありがとうございました。

つ:また次回の放送でお会いしましょう。 さよなら。

ま:さよなら〜

■おわりに

ここまで読んでくださってありがとうございました。文字起こししてみると、トータル3万字になり戦いています。
人と何かを喋ることは、思考の整理でもあるし、生きるためのヒントにもなります。
maasaちゃんとの放送は、人との関わりの大切さや、現在の自分の状況、自分の思考の癖を見直す良い機会になりました。
こうやって自分を、人を、知っていくことは自分の生きやすさにもきっとつながっていくんだろうなって。
単純に「話す」ことで「放す]ことににもなるしね。

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