見出し画像

バリューポジションに関するよくある指摘と回答?

今日は、『新規事業を成功させるPMFの教科書』の「バリューポジションを確かにするためのポイント」を読みました。

●学んだこと

バリューポジションをはじめとした顧客中心の商品開発に対して、度々耳にする指摘とそれへの回答が以下2つあるそうです。

①顧客は自分が何が欲しいのか分からないのでは?
A.欲しいものは分からなくても、望んでいる価値に応えることはできる

例えば、スティーブジョブスは、「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、何が欲しいのか分からないものだ」と言ったそうです。

インタビューや観察で顧客が望んでいる価値を見つけ、それに応えるものを提供することが必要なのだそうです。

②自分たちがやりたいことをやらないと続かないのでは?
A.顧客が望むことと、自分たちがやりたいことをうまく両立させるしかない

自分たちのやりたいことのみを突き詰め、幸運なことに短期的な儲けが生まれたとしても、中長期的な成功にはなりにくいそうです。

そのため、顧客の望みとやりたいことの交差点を見つけ、うまく両立させることは必須であり、そこが起業家・事業責任者の腕の見せ所だといいます。

●考えたこと

①の顧客は何が欲しいのか分かっていないという考えは、とても勉強になりました。

たしかに、ぼんやりとある自分の中の欲求に対して、完璧に応えてくれる商品が見つかった時、価格はあまり考慮せずに迷わず購入した経験があります。

また、商品開発前の広告やLPで、見込み顧客からのリアクションを見てみる戦略も、この心理を把握・利用しているのかなと思いました。

そういった顧客心理をできるだけ理解した上で、自社で実現したいこととうまく調節する力が必要だということを、覚えておきます。

この記事が参加している募集

#読書感想文

190,514件

#仕事について話そう

110,429件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?