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「採用は仲間づくりだ」そう語るHRベンチャーEXJOY創業者、大海氏が語る自社採用への向き合い方とは。

「採用は、熱狂から生まれる」
EXJOYのHPへアクセスすると、そんな文字が最初に飛び込んで来る。
EXJOYは自社を「日本一の仲間づくり支援カンパニー」であると定義し、
・仲間づくり支援
・MVVの構築
・採用戦略設計
・採用BPO
・note運用代行
・インターン、新卒の採用支援
など、採用という文脈で幅広い支援を行っている会社だ。
 
中でも特質的なのは、社名でもある「EXJOY」という言葉へのこだわりである。EXJOY(エグジョイ)は【Exciting × Enjoy】の造語であると代表の大海氏は語る。

「EXJOYの意味は『仲間』と夢や目標を全力で追っている状態のこと」
「そんなEXJOYしている人を増やし続けることが私たちのミッション」
 冒頭からこんな想いを熱心に語る大海氏を見て、
インタビューへのワクワク感が高まったのを覚えている。
 
今回は、「EXJOYしている人を増やし続ける」会社の代表である大海氏が
自社の採用とどのように向き合っているのか、徹底的に語ってもらった。
 
※今回のインタビューでは採用活動を「認知」「集める」「ファンにする(口説く)」「見定める」「内定出し、内定者フォロー」に分けて、インタビューを実施した。

note100本という圧倒的なコンテンツ量が生み出す採用への副次効果

 
―大海さん、本日は宜しくお願いします。早速ですが、「認知」フェーズで大事にしていることを教えてください。

 
基本はWantedly、CheerCareer、indeedを活用して母集団形成・認知獲得を行っています。Twitter、Facebook、noteなどのSNSも積極的に活用をしています。大事にしていることは、自社で運用を頑張れば勝てる媒体や手法を選択することです。
 
弊社はまだまだ4期目のベンチャー企業。資本力では圧倒的な弱者です。
そのためお金を積んで上位に行くような媒体ではなく、コツコツと努力を積み重ねることによって勝てる手法を選んでいます。
 
―確かに、WantedlyやTwitter、noteなどあらゆる媒体でEXJOYさんを見かける機会があります。やはり求職者や学生にも届いているのでしょうか?
 
そうですね。かなり届いていると思います。
 「Twitterを見て応募しました」
「noteを見て素敵だと思って、お話しをお伺いしたいと思いました」
こんなことを言っていただける機会も多いので、積み重ねてきたものが確実に実っている実感があります。
 
―それは素晴らしいですね!では集めた求職者や学生はどのように口説いているのでしょうか?
 
少し極端な言い方になるかもしれませんが、“会う前に口説かれている”ことが多いです。弊社ではnoteやTwitter、WantedlyなどSNSで積極的に情報発信を行っています。中でもnoteの記事本数は100本を超えますね。そのためお会いする前に、数多くのコンテンツに触れてきて頂いているのかなと思っています。コンテンツの中身はオープン社内報や、事業への想いを語るもの、代表である私の自己紹介など様々ですが、多くのコンテンツ触れることで、EXJOYがどんな会社なのか。その輪郭が見ている状態でお会いすることができているのと感じています。

 ―なるほど!既にファンになっている方とお会いしているイメージなのでしょうか?
 
まさに、仰る通りです。だからこそ、企業はコンテンツをどんどん外に向けて発信していくべきだと思っているんですよね。コンテンツを読んできてくれて、ファンになった状態で応募してくれる。多くの企業が目指している姿なのではないでしょうか。
 
―確かにそうですね。弊社でもその状態を目指して日々奮闘しています!ちなみに、意向が上がっていない求職者や学生からの応募もあるのでしょうか?
 
もちろんありますね。既にファンになった方の応募割合を増やすことが出来ても、100%にすることは出来ないですから。
 
そういった方はまだ弊社への興味関心も薄い状態だと思うので、まず興味を持ってもらうことを面談内で心がけています。「相手への質問」を中心に行うようにしていて、例えば1時間、面談するとすれば、30分間話しを聞いて、30分話す、といったイメージです。この割合は現在も試行錯誤中なので、これから検証していこうと考えています。


採用における究極の2つのマッチングとミッション、ビジョン、クレドへの共感で図る採用の在り方


 ―ありがとうございます!他に、“口説くフェーズ”大事にしていることはありますか?
 
一番大事にしていることは、「求職者や学生がやりたいこと」と「会社が提供できる環境」がマッチしていることです。
 
採用とは、究極はこの2つのマッチングだと考えています。働き手は自分がやりたいことが出来なければ、楽しく働くことが出来ません会社側も結局は社員の皆さんに頑張ってもらわなければ経営が成り立ちません。このマッチングが肝だと考えていますね。
 
―共感です!このマッチング精度が高い会社は、どの会社も伸びている印象があります。
 
そうですよね。これは余談ですが、面談中に口頭で会社の説明をするよりも、事前にコンテンツ等を読んで会社について理解していただいた方が、良いのではないかと最近は感じています。誰かに聞くという受動的な行為ではなく、自分で読むという能動的な行為の方が、意向がより上がっている感覚があります。会社説明会は、ラジオを聞いている感覚になりますよね。
 
―会社説明はラジオ。言い得て妙ですね!次のテーマに移っていきたいのですが、「見定める」というフェーズではどんなことを意識していらっしゃいますか?
 
EXJOYのミッション、ビジョン、クレドに共感しているかどうか。
EXJOYのミッション、ビジョン、クレドがその人の人生に結びついているか。実は、ここくらいしか見ていません。

結局先ほどのマッチングの話に戻るかもしれませんが、この度合いは口説きにも見定めにもなっているというイメージですね。ここは全ポジション、共通で見ているポイントです。
  
―やはりそこに行きつくのですね!それ以外に意識していることはありますか?
 
そうですね、選考フローが募集ポジションによって違うので、順番にお話ししていこうと思います。(EXJOYは業務委託、インターン、新卒の3ポジションで募集をしている)
 
業務委託の方には、ポートフォリオを出してもらっています。
お任せするお仕事の内容が、お客様のnoteの執筆なので、しっかりとお客様に出せる品質のものが書けるのかどうかを見ています。具体的には、まずは自社のnoteを書いてもらいます。
そうすれば、だいたいのレベル感は分かります。
 
―なるほど。インターン生の場合はどうでしょうか?
 
インターン生であって、見ている内容は大きくは変わりません。しかし選考の方法を工夫しています。インターン生には、まずは自己紹介noteを提出してもらいます。そしてその後、2週間のプレインターン期間を設けていますね。

プレインターン期間での一工夫、テーマをもとに執筆するnoteライティング選考

 ―プレインターン、面白い取り組みですね。プレインターンの期間はどのようなことをされるのですか?
 
プレインターン期間も基本的にはnoteの執筆をお願いしています。
ここでは書いてもらうテーマに一工夫を加えていまして、弊社のクレドについて書いてもらうようにしているんです。
 弊社には9つのクレドがあります。
笑顔、感謝、応援、挑戦、EXJOY、we思考、誠実、スピード、徹底の9つ。
 
インターン生はここから5つテーマを選び、noteを書いていきます。
その成果物を見て、本採用かどうかを決めています。
 
―とても良い選考方法ですね。我々も見習いたいくらいです!

ぜひ!実はこの選考方法、もう一つだけメリットがありまして。
自然とEXJOYのクレドに賛同した方しか入社出来ない仕組みになっているのです。学生は、クレドの人生を通して体現していなければ、noteなんて書けませんからね。
 
―確かに、そんな効果もあったのですね。ますますいい選考方法だと思いました。実務終了後はそのまま入社という形なのでしょうか?
 
いえ、まだ終わりではありません。実務終了後は、「やりたいこと、自分の価値観」すり合わせを行うようにしています。どこまで行っても、採用はここのマッチングなのだという考えが一貫してあります。時には2時間かけることもあるので、インターン生の選考としてはかなり力を入れていると思っています。
 
ー私も色々なご企業様を見てきましたが、確かにそこまでインターン生の選考に真剣に向き合っている会社さんは初めてでした!新卒の方の場合はどんな選考になるのでしょうか?
 
弊社では、新卒の方は基本的に長期インターン生から採用を行っています。
そのため既に1年~2年くらいの経験を有した上での入社というイメージです。つまり、マネージャーになっていくようなメンバーが入社するのです。
その為、見るポイントも自然とマネージャーとしてどうか?という視点になってきますね。

―即戦力としての入社というイメージですね。
 
まさに、仰る通りです!
そのためマネージャーとしてチームを成長させられるか、チームで成果を出せるか、といった内容を中心に見ています。ちなみにですが来年は新卒、インターン、業務委託含めて30名~50名くらいの規模になっていると思います。4期目にしてここまでの規模に成長させることが出来たのは、嬉しい限りです。

立ち帰る原点となりうる「決意note」を通して実現する内定者フォロー施策


―凄まじい成長スピードですね!その成長スピードを支える一つの要素に、仲間集めの上手さがあるだと感じています。最後に、内定出しや内定者フォローのフェーズではどのようなことをされていますか?
 
内定者には、そのままインターンをしてもらうので、そのインターンが内定者へのフォローとなっています。
結局は一緒に働くのが一番だと思っています。
 
それ以外のところでいくと、内定者には「決意note」を書いてもらうことにしています。「なぜ自分はこの会社に入ったのか」「この会社で何を成し遂げたいのか」などについて書いてもらっています。
 
―こちらも非常に面白い取り組みですね!どんな効果が得られていますか?
 
ありがとうございます!効果としては、シンプルに仕事を頑張るようになってくれます。
 
仕事は辛いことや、しんどいことの連続です。そんな時に、自分が何のために働いているのか、見返えすことが出来るのです。
それでまた頑張ることが出来ると。こういった決意表明をしていないと、最終的には離職に繋がると考えています。ちなみに、この決意noteは親や友達に送ってもらうようにもしているんです。
 
そうすることで、より「やらないといけない」状態になりますし、親御さんにとっても、子供の頑張る姿を見ることができて嬉しいのではないかと思っています。
 
―様々なメリットのある施策ですね。こんな素晴らしい施策、どういったきっかけで思いついたのですか?
 
これはとても単純で、自分で書いていてとても良かったからです。人間は弱い生き物。私もこういったものを書いていないと、言い訳をしてしまうんです。やらない理由も探してしまう。ですが自分の想いを言葉にすることで、逃げることが出来なくなります。そうすることで、結果的に人生が充実することになると思っています。
 
―なるほど、充実ですか。

はい、私が考えるEXJOYするとは、夢に向かって仲間と全力で頑張っている状態です。
ですが良い夢がないと、当然EXJOYすることは出来ませんよね。そのため良い夢を持つことは非常に大事なことです。では良い夢だけでEXJOY出来るかと言われると、まだ不充分だと考えています。
 
もう一つ必要なことが、期限です。
個人的には夢に期限や期間がついたものが目標だと考えているのですが、
それを決めないと覚悟も決意も決まらず、人生が充実しません。
私も自分の人生をEXJOYしたいと考えています。そのための仲間集めにも全力です。だからこそ、ここまでのレベルを求めるようにしているんです。
 
―大海社長、本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。「共にEXJOY出来る仲間を集める」そのために母集団形成から口説き、見定め、内定茶フォローまで一貫して筋の通った施策を実行されており、感銘を受けました!

▼EXJOY様の求人情報は以下!
ご興味ある方ぜひエントリーしてみてください!

https://cheercareer.jp/company/detail/3826?fbclid=IwAR2-oGPvPd3oKKsPK3UovEieVomLR2kk9AjdsSKmLMYcoWHgmSCA3pKpcMA


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