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【古着】クルーザージャケットの年代の見分け方【ヴィンテージ】

ヴィンテージのクルーザージャケットは木こりが使っていただけあって、味のあるアイテムが多く、雰囲気で古そうかな? と思って購入するも......。

今回は、21年間ヴィンテージ古着を収集してきた私が、クルーザージャケット(ヴィンテージ)の見分け方のコツを書いてみたいと思います。

クルザージャケット(ヴィンテージ)とは

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クルーザージャケットとは森林で働く木こりや狩猟などする人のために作られたジャケットです。素材は寒さから身を守るウールと、風や雨を通さなくするティンクロスの2つ。古着好きの間では着ていくと味がでるティンクロスが人気があります。余談ですが、ティンクロスのジャケットは雨に濡れるとシミになってしまうことも......。絶対にシミを作らせないために、コレをシューとかけるだけで水玉ができるほど弾くのでオススメです。

ガチャポケ(10年代〜20年代)

レア度:★★★★☆

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ガチャポケとは左右のポケットの大きさが違うものを言います。小さい方のポケットはシガレットポケット言い、タバコを入れていました。10年代から20年代まで見られます。

チンストラップ(10年代〜20年代)

レア度:★★★★★

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首元に付いている長方形のストラップをチンストと言います。木を切っているとき、風やゴミなどが胸元に入らないように付けられました。古着市場ではクルザージャケットのチンストはとても貴重で100万円を超えるアイテムもあります。

鈴割れのスナップボタン(10年代〜20年代)

レア度:★★★★☆

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スナップボタンのメスが鈴のように見えるものを鈴割れと呼びます。ボタンを使っているうちに鈴割れが広がっていくためか、30年代からは今のものと同じメスの形になりました。

フラップの形が鋭角(10年代〜30年代)

レア度:★★★☆☆

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10年代から30年代のものはフラップの先が鋭角になっています。他社との差別化を図るために、ポケットの先が鋭角になっているものがありました。

ボタンに模様が入る(10年代〜30年代)

レア度:★★★★☆

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10年代から30年代まではボタンに模様が入るものがあります。オーダメイドが多い時代だっためか、ボタンまで凝った作りになっていました。

ダブルポケット(30年代〜40年代)

レア度:★★★☆☆

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1つのポケットに2つポケットが付いているものをダブルポケットと言います。当時としては画期的なデザインで特許を申請しているブランドもありました。30年代から40年代に見られます。

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