【古着】映画「ロッキー」40年代から70年代のアイテムを組み合わせたアメカジ(M-65フィールドジャケット、コンバースオールスターHI、ブッチャーコート)
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【古着】映画「ロッキー」40年代から70年代のアイテムを組み合わせたアメカジ(M-65フィールドジャケット、コンバースオールスターHI、ブッチャーコート)

映画「ロッキー」は無名のボクサーだったロッキーが、世界チャンピオンの気まぐれで対戦相手に指名されてしまいます。恋人のエイドリアンや、仲間たちに支えられながら過酷なトレーニングを積み世界チャンピオンに挑戦します。

この映画の舞台は70年代ですが、40年代から70年代までの古着アイテムが登場します。年代が違うアイテムを組み合わせていますが、違和感なく着こなしており、とても参考になります。

今から古着たちが登場するシーンとアイテムを見ていきましょう。

M-65フィールドジャケット:多くのブランドが参考にしたデザイン

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一番右の男性が着ているジャケットは、M-65フィールドジャケット。

このジャケットは、シルヴェスター・スタローンの代表作の映画『ランボー」にも登場します。

この映画の舞台70年代といえばベトナム戦争が終戦した年。戦争に反対するという意味を込めて、ヒッピーがこのジャケットをあえて着用したことで、若者の間で広まりファッションアイテムとして愛用されるようになりました。

今日では立ち襟や、ポケット4つの大きさと配置されたバランスがファッションアイテムとして、他のもの合わせてやすいため、多くのブランドがM-65フィールドジャケットを元ネタにしています。

ジャガードセーター:大きな柄が特徴的

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スタローンが着ているセーターは、ジャガードセーター。

大柄なジャガードセーターは、40年代から50年代にかけてよく見られます。その頃に人気があったのか、ストアブランドで有名なモンゴメリーワードや、シアーズにも掲載されていました。

このセーターは40年代から50年代のもので、大柄なサンダーバードや、袖と裾のリブが長いの特徴です。

映画の舞台が70年代なのに、40年代から50年代のジャガードセーターでは年代にズレがあります。ロッキーのロートルボクサーを衣装で表現したかったのでしょうか。

コンバースオールスターHI:1976年まではスポーツで愛用された

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スタローンが履いてるスニーカーは、コンバースオールスターHI

映画が公開されたときは1976年。この年はコンバースオールスターHIのデザインが変更されました。

この映画では1976年より以前のもの通称「チャックテイラーモデル」が使用されています。

チャックテイラーモデルの特徴は2つ。ヒールパッチとワイズ(靴幅)です。
1つ目のヒールパッチは踵の部分に紺色のパッチが付き、「CHUCK TAYLOR」と文字が入ります。
2つ目はワイズ幅が狭いです。古いスニーカーはワイズの幅が狭いものが多いです。このスニーカーも例外ではなく、1976年を境にしてワイズ幅が変更されます。

ロッキーの街中を走るシーンを見る度に、上下スウェットにチャックテイラーでランニングをして、チャックテイラーのヒールが取れ裸足で帰った経験を思い出します。

ブッチャーコート:精肉屋のワークウエア

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左側の男性が着ている白いコートは、ブッチャーコート。

ブッチャーコートは精肉屋が着ていたことから、そう呼ばれるようになりました。

このコートの特徴としては、生地の色が真っ白で作られています。アメリカのワークウエアで白といえば、生成り(無漂白)で作られたオーバオールや、カバーオールが多いです。しかしブッチャーコートは食品を扱うため、清潔をイメージさせる真っ白な生地を使用したと思われます。

古着では60年代から70年代のものが多いです。古着好きの間でも、あまり存在を知られておらず、4つのポケットで合わせやすいデザインですが、価値がついてないので1万円くらいで購入できます。古着屋さんで真っ白な長めのコートがあったら、確認してみてください。

ショールカーディガン:多くのスポーツで愛用された

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右側の男性が着ているエンジ色のカーディガンは、ショールカラーのカーディガン。

ショールカーディガンの素材はウールですが、当時はボクシングだけではなく、たくさんのスポーツで愛用されていました。メジャーなスポーツでいえば、ベースボールでもチームジャンバーとして使用していました。30年代頃にはダウンジャケットは作られいましたが、どうしてもモコモコして動きずらいため、ウール素材のものを使用していたのだと思われます。

このカーディガンは古着屋さんでは20年代から50年代のものがみられます。15年くらい前は独特な襟のため、着用していると、一緒にいる人に「恥ずかしいから着るのやめて!」と言われていました。しかし近年クラシックな服が流行し、ショールカーディガンも色々なブランドで作られるようになり、やっと恥ずかしい思いをせずに着ることができるようになりました。

認知度が上がったことから、古着屋さんでも高値で取引されるようになりました。15年くらい前は高くても1万円くらいでしたが、近年では4万円くらいの値段で取引されるようになりました。ただでさえものが少ないアイテムなので、これからも高騰する絶滅服だと思われます。

いかがだったでしょうか?

この映画を見る度に、コンバースオールスターHIを紹介したところで書いたヒールが取れたチャックテイラーを靴箱から取り出して眺めてしまいます。それほど、あのランニングのシーンは古着好きでなくても、印象深いのではないでしょうか。

映画「ロッキー」は田舎で育ったチンピラボクサーが世界チャンピオンに挑むサクセスストーリー。映画ラストの世界チャンピオンに挑むシーンは、強烈なパンチに何度も倒されながら立ち上がるロッキーの姿に最高に興奮します。

映画「ロッキー」に興味が出た方は、ぜひご覧になってください。


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