見出し画像

神話に甘えるな!

よりによって、元日かい!
言うまでもない。今回の能登半島地震だ。
じゃあ、いつがよかったのか?どこがよかったのか?と聞かれても、回答に窮するが、少なくとも私の中で立山神話(あとで知るが、同様の話は石川では白山神話として存在するらしい)は崩壊したのは事実。
他力本願はいかん、ということだ。


「富山に震害が少ないのは立山が守ってくれてるからや」
何度も小さいときから耳にしてきた。

それは、精神的なものなのか、物理的なものなのか、よくわからないが「そんなもんかなぁ?」と。実際に、それほど被害も出たことなかったし。
同じようなことは石川においては白山が役割を担っているのは、単身赴任でこの地を訪れてから知ったことだ。結構、どこの県にも似たような神話があるのかもしれない。
立山に白山、このツートップがいる限りは両県は安泰である。
が、誤算があるとしたら、我々は両山を盾にして南(山側)に相対してきたことかもしれない。逆よ、逆。ここ最近は攻められてるのは、後ろから(北から、海から)よ。
まあ、当たり前だが、神話だよりにしないで(別に立山や白山が悪いわけではない)、キチンと自分ができることは自分で対策を講じなさい、ということだ。神話を口にすることで、思考停止していないかい、ということだ。


さて、地震が起きる前日の大晦日。
久しぶりに時間ができたので、いつかは行ってみたいけど、いつでも行けるからいいか、と放置していた(失礼!)安宅の関に行ってきた。

安宅の関にまつわる物語は、皆さん知っていますよね?

この最高潮を迎えるシーンが銅像で残っている。

左から義経、弁慶、冨樫

その脇には「智・仁・勇」の文字が刻まれている。
「智」は弁慶の知恵、「仁」は冨樫の情、「勇」は義経の勇気を表したものらしい。

2024年はスタートから波乱含みである。
先入観、固定観念に縛られない斬新な知恵を持って、情を持って相手との距離を縮め、勇気を出してアクションに移して、乗り切っていきたいものである。
神話は動かない。ただ、そこにあるだけだ。
踏み出していくのは常に自分の方だ。

追伸)今回の地震で亡くなられた方に哀悼の意を表します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?