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摂食障害と飽くなき食への執着

ここ2年ほど摂食障害に頭を抱えている。
始まりは3年前にハクの病気が発覚したこと。
あまりのショックに食欲がなくなって、1週間くらい食事が摂れなかった。
死と隣り合わせ毎日、体調の変化、投薬、食事療法、手術の危険性…心が削れて疲弊して、食事どころではなかった。
するする体重が落ちて、3ヶ月ほどで58kgから46kgに。

そこまではまあよかった。
デブから普通体型になっただけ。
あ、あと20代の頃に買い集めたちょっとお高い服が再び着られるようになった。(流行りや年齢は無視)
しかしそれがあかんかった。
もう太りたくない、という気持ちが強くなってしまった。

元々コスパよく太れる上に省エネ体質で痩せにくい。
首とデコルテは筋張っていて、胸は萎み、二の腕とお腹と太ももに至っては急激に痩せたことで皮膚が弛んで5人くらい産んだ昭和のおばあちゃんのようなシワシワのたるんたるん…。
どう見てもやばい。
やばいけど。
まだ体重を減らしたいのだ。
今は拒食と過食嘔吐を繰り返して42〜43kg。
低血糖でぼんやりした頭でアベレージ38kgがイイナァ…と阿呆なことを考えている。
明らかに認知が歪んでる。

食べたくないけど食べたい。
テレビを点ければデカ盛りや大食いの番組を見て、寝る前にはケンタ食べ放題・ミスド食べ放題などの体験記を読む。
google mapには行きたい飲食店をマーキングしてる。

作りたい欲もあって、レシピサイトを見ては作りたいレシピを次々にスクラップして家に材料があれば試作する。
家でも妹の家でも、調子がいいと一日中キッチンに立っている。
自分は味見すら怖いくせに、人には食べさせたい。

食に興味がない人が羨ましい。
食べたくないけど、生命を維持するために仕方なく食べてるとか。

三者三様だけど「食べること」に命を握られてる甥とハクとわたし。
出口が見えない。

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