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ローラ✖️ISSA✖️SoulJaの強め系恋愛ソング 【なん好き#3】

ローラがまだよく日本のテレビで「ローラだよ〜」とか言ってたころ、偶然YouTubeで知った『i hate u』という曲。不思議キャラのイメージが強かったローラが、MVの中では中々にシリアスで、さらには芯のある歌声で、ギャップが強くて驚いた。私はなんとこの曲を2011年から2020年の現在に至るまで聴き続けている。曲もよいが、MVもぜひ観て欲しい。

曲の内容は、親に会わせたり将来の子供の名前とかまで考えてた彼女(ローラ)の浮気現場に遭遇してしまった彼氏の、マジ意味わかんねえ、F**kという怒りの心情を綴りつつ、忘れてしまいたいのに忘れられない…という切なさも歌ったものである。ふだんこれと似たような、感情のぶつけ具合が強く言葉も強めの恋愛ソングを聴かないので、自分でもこの曲が好きなことが意外である。

曲の中で盛りあがるのが、彼女であるところのローラが、都合が良い時しか抱きしめてくれないくせに、それで好きとか意味わかんない、と言い分を訴える場面である。ちなみにそこを歌っているのが03:25〜あたりなのだが、それが近づくと毎回「来る、来る」とそわそわし、「♪都合が良い時しか〜」の入りを聞くと「おお〜」と思う(いったい…)。あと、03:36あたりの「♪なのにどうして私のことが好きだと言えるの?」のときの、ガラス越で訴えかけるような目がすごくリアルで、浮気したのはだめだけど彼女なりに不満や寂しさを感じていたんだな、と思わず考えてしまう。

最後は結局「i love u..」「i hate u..」とぽつりと言って、お互いすれ違ったまま切なく終わってしまうのだが、その終わり方もなんだか良い。なんでだろう。「ああもう、ふたりとも好きなくせに…誰か仲裁してあげてくれ…」と毎回こりずについ思ってしまうのだ。

最後に余談だが、この歌を知ってから数年後、「♪Come on baby America」と陽気に歌って踊る"ISSA"があのMVの"ISSA"だと気づいた時は、ほんとうにぶったまげた。ローラにも負けないギャップである。


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