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エクストリーム読書No2.「企画 いい企画なんて存在しない」

こんにちは、たかだじゅんじです。久しぶりの読書記録です。

今回は「逃走中」「ヌメロン」「有吉の夏休み」などの有名番組の企画者である髙瀬敦也氏の著作、「企画 いい企画なんで存在しない」についてエクストリーム読書解説をしていきたいと思います。

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https://www.amazon.co.jp/企画-高瀬敦也-ebook/dp/B09B95W7SD/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=企画&qid=1629608471&s=digital-text&sr=1-3

うーん、面白い!現状企画系の仕事ではないのですが、今後チャレンジしていきたいと思っている中で、本屋のランキングで上位にあり、興味を持って手に取った本でしたが、これからの行動を変えてくれる1冊になりそうです。

企画とは、「決めること」と著者は名言しています。

自分自身が優柔不断な性格もあるせいか、突き刺さる言葉がたくさんありました。何より、「企画」は天才的なアイデアマンだからできるのではなく、努力した日常の結果だということをまざまざと感じさせられました。

また、休みの過ごし方、ランチの過ごし方、仕事の選択、生き方、人生の全ての行動が、自分が企画した(決めた)ことであれば、納得のいく幸福度の高い人生が送れるのだと改めて考えさせられた本でした。

では、ここから、特に印象に残ったポイント3点に絞って、エクストリーム解説させていただきます。

1.だらだら休日が企画

著者は、企画の定義を以下のように定めています。

「何かを実行するために必要なことを決めること」

だからこそ、「何も決めずにダラダラして気がつけば夕方」という1日と、「今日は思い切り1日ダラダラするぞ」と決めてダラダラするのでは、全然違う1日になります。

自分の決めたことであれば、自己肯定感も高いですもんね。

今日のランチも、明日の飲み会も、来月の旅行も、あらゆることが企画になり得ます。

先の予定を決めるのが苦手な私にとって、休日の予定や先々の予定を事前に決めるのがあまり好きではなく、すごく突き刺さりました。

休日をいかに充実させるのか企画することも、なにもせずにダラダラすると決めることも、全て企画であると考えると、ちゃんと日常から考えて行動したくなりますよね。

職業の選択や、働き方、生き方も、流された結果ではなく、「自分で決めたこと」「自分自身や周囲をコントロールできている」のであれば、幸福度も高まると心理学の研究でも言われているそうです。

企画とは、人生そのものであり、充実した日常を過ごすためのライフハックでもある。そう考えると、普段の過ごし方も、変わってきますね。

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2.インプットしまくるだけで一流の企画者に

「企画とはゼロベースで何かを思い付かなければいけないものではありません。既にあるものを広げたり、置き替えたり、まとめたり、組み合わせを考えたりする作業です。  しかし、決める際に「既にあるもの」をパーツとしてたくさん持っておかなければ、どうにもなりません。パーツが多ければ多いほど、選択肢が増え、様々な企画を生み出しやすくなります。」

企画の選択肢を増やすために、とにかくインプットを増やしましょう!ということですね。

一般的にインプットと言うと、新聞、映画、本TV等ありますが、人と雑談したり、知らない街を歩いたり、新たな発見につながるものは全てインプットになります。

何よりこの本で面白かったのは、「15分雑談」の予定を入れるということです。

「最近面白かったYouTubeは何か」「流行りの映画がどうだったか」、何気ない会話が企画のヒントになり得る。

自分だけで情報収集しようとすると、人生が何度あっても足りない時代。また、どうしても情報が偏りがちになるため、他の人が興味を持ってフィルターにかけてくれた情報を効率的に楽してインプットしましょうというのが面白いところ。

今までは、オフラインで15分のためにあってもらうのは移動時間含め難しかったですが、ZOOM等のオンラインコミュニケーションの一般化が可能にしてくれた新しいインプット手法です。懐かしい友達と話す良い機会にもできますね!

また、気をつけなければいけないこととして、興味深かったのは、マスメディアの情報の仕組みについてです。

「マスメディアや影響力のあるネットメディアの一部は「半歩遅れ」の情報を提供します。これは「遅い」のではなく多くの人に興味を持ってもらうテクニックで、あえて半歩遅れの情報を発信しています。マスメディアにとってはレイトマジョリティーが主たる顧客だからです。つまり「自分が興味がなかった分野の情報」は、基本的に遅れて届く仕組みになっています。」

だからこそ、現場でしか感じ取れない情報は価値が高いですし、空気感や感情を持った最新の当事者になることは、企画者として重要な要素だと感じました。詳しくは、本を読んでみましょう!

3.天才を装う

企画を出せと言われた時に、すぐに出せる天才の人、身近にいませんか?

自分はなかなかすぐに考えつくことができず、劣等感を感じたことありませんでしょうか。

実は、その人も天才ではないのかもしれません。著者曰く、

「 私は誰かに「企画を出せ」と言われたら、すぐに出せます。これは頭の回転が速いとか、発想力があるということではありません。なぜそれができるかと言うと、大量に企画をストックしているからです。企画をストックしておくだけで「おお、すぐに出ますね」とか「アイデア豊富ですね」とか、場合によっては「天才なんじゃないか」と一目置かれます。 (中略)  過去には似た目的のプロジェクトやミッションがありますから、そのときに考えた企画から選択しているのです。」

そうなんです。ただストックが豊富にあって、目的に合わせて取り出していただけかもしれません。

大事なのは、常日頃からアンテナ高く情報収集し、企画ネタを思いついたら、メモを残し(著者はLINEで企画メモをどんどん投稿しているそうです)、時間があれば企画書として深めていく。この地道な繰り返しなんですね。

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アインシュタインの名言で、「天才とは努力する凡才」

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エジソンの名言「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」

「「企画をしたいのに、企画系の部署になかなか異動できない」と嘆く人がいますが、とりあえず企画を考えてストックしておいてください。ストックした企画は、今すぐに実現できなくても、自分に実現したい気持ちがある限り、日の目をみる可能性は継続されます。」

うん。兎にも角にも、色々考えて、企画やアイデアをストックすることから始めてみよう、と素直に思わせていただきました!


以上がこの本を読んでのポイント3点でした。

本当に、これからの人生の行動力を変えてくれる素晴らしい本でした。休日を有効活用させたり、いつか実現させたい夢アイデアを思う存分考えたくなるようなエネルギーを沸かせてくれました。

特に、なかなかいいアイデアが出せない人、だらだらした休日を過ごしがちな人、優柔不断な人には、ぜひおすすめな本です。

企画を考える上での、手法や工夫、ポイント(結び付け、置き換え、逆転、画、ペルソナ、パワーワードetc)が他にもたくさん書いてあるので、参考になると思います!

最後に、ここまで読んでいただきましてありがとうございます。ぜひこの「企画 いい企画なんて存在しない」を読みたいと思った方は、「スキ」「ハート」をクリックしていただけると嬉しいです。

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