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マーダーミステリーのシナリオ制作方法についてゆるーく解説

やっほー、じゅら9だよ。
1ヶ月で5本くらいマダミスのシナリオを執筆したよ。

2020年7月10日
「あの日から雨の日は早く帰ることにした」
BOOTH公開

2020年7月21日
「二度目の真相」
Pixiv公開、BOOTH公開予定

2020年8月5日
「誰もいなくてもイルカは泳ぐ」
Pixiv公開

2020年8月6日
「進捗どうですか」
Pixiv公開

2020年8月10日
「ドラキュラの行方」
私のPCにしかデータない

テストプレイヤーさんから、「じゅら9さん、作品書くの早過ぎません?」と言われて舞い上がってこの記事を書いているよ。

マダミスのシナリオはトリック思いつかないと書けないので難しいと思っている方が多いんじゃないかな。

そんなことないよ。できるよ。
さあ、シナリオを書こう!

世の中には著作権が切れている作品が山のようにあるんだ。
シャーロック・ホームズもその1つだね。

「二度目の真相」はシャーロック・ホームズシリーズの「唇のねじれた男」がモチーフ。

なので、どうしてもトリックが思いつかない場合でも大丈夫!
過去の天才が作った作品のトリックを参考にすればいいのだ。

さすがに丸パクリは忍びないので、少しトリックを変えてみよう。
これでだいぶ「トリック思いつかないとマダミスのシナリオ描けない問題」は解決されると思うよ。

次に困るのが、犯行の動機が思いつかないじゃないかな。
大丈夫だよ、じゅら9も思いつかないよwww
だって、殺人事件起こそうなんて思わないもんwww

想像力働かせて何とか書こう。それっぽいのかこう。
書かないと何も始まらないから、残念な動機を書こう。

なんかむしゃくしゃした
とかでもいいんじゃないかなwww

で、テストプレイに出そう。
テストプレイ怖いよね。
じゅら9も怖い。

テストプレイ5回目くらいまでは耳が痛いというか心がえぐられるご指摘頂くと思った方がいいよ。

たぶん、残念な動機は真っ先に追及されるよ。
「こんな動機で人殺すの?」
くらいに言われても普通だから気にしないほうがいいよ。

たぶん、そういう人に「あああ、すみません。なかなか動機が思いつかなくて。なんかいい動機ないですかね」と聞くと、まじめに答えてくれるよ。

なんていい人なんだ!その動機採用!

やったね、テストプレイヤーのおかげで動機もできたよ!
(ふざけてないんですよ。まじめにじゅら9はこうしてるんですよ)

自分のシナリオの出来が心配で…とかかな。次。

気にするなって!

テストプレイ1回目のシナリオなんて、「私は天才か!」レベルに思ってても、テストプレイヤーにズタボロに言われるんだ。そういうもんなんだ。

PLさんだって悪意はないんだ。別に腹いせにGM(作者)いじめてやるなんてみじんもおもってない。

めげないで!

もうね、テストプレイ怖くて出せないなら、シナリオ書いて無料公開だけでもいいと思うんだよ。

無料公開なら、「まあ、無料だからね、しかたないね」でだいたい済ませてくれるよ。

しっかりした品質が欲しいなら、店舗の有料公演いくよ。大丈夫だって。

それより、pixivとかで公開すると意外に閲覧数が増えていくことがわかるよ。自信につながると思うから、とりあえず公開しよう。

じゅら9も、「ネタ系のシナリオだし、他にテストプレイしたいシナリオあるし、とりあえず公開だけしーよう」ってしたのあるよ。

「進捗どうですか」っていうシナリオだよ。
特に苦情も来てないから、もういいやって思ってる。

あと、マーダーミステリーって敷居高いよね。
マーダーミステリー風RPGとして出しちゃったらいかが?

「こんなのマダミスじゃない!」とか言われても、「うん、マーダーミステリーRPGだから、そうだね、ごめんね」って返せるよ。

「誰もいなくてもイルカは泳ぐ」はマーダーミステリー風RPG」として公開中だよ。特に苦情きてないよ。

1つ確かめたいことがある。
マダミスのシナリオ書けないって君は悩んでない。
そうだろう?

そもそも、最初から書けない人はこんな記事見ないんだ。
君は書ける能力がある。

君は書くことに対する技術的な心配は少ないはずだ。

よくわからない大衆の冷たい視線を勝手に作り出してるだけだと私は思ってる。

大丈夫だ、読者さんは思ってるより優しいぞ!

PL数の変更、大幅シナリオ改変、シナリオ名の変更までしたことあるが、未だに「何を公開後に変更かけてるんだ!」って言われてないよ。

だって、プロの編集者でさえ「誤植」とか出してるんだから、人間間違えるもんだってくらいに思った方が気が楽だ。

結局、書かないと何も生まれないのだから。
君は0から1を生み出したという点で既に価値を創出したわけだ。
評価がどうあれ、そこは誇っていいと思う。

さて、少し制作の実践的な話をしようか。

まず、タイムラインから考えたほうがいいよ。

テストプレイヤーさんに「時系列べつにそんなに重要じゃない」って説明しても無駄だからね。

あれが起こって、次にこれが起こったから云々ってPLさんは考えたいんだよ。

作者としては「いや、そんなの考えてる時間があったら、ほかの情報整理しなよ」って思っても、感想戦で突っ込まれるもんなんだ。

そこをさーつっこんでもさー、真相にたどり着かないってばー、とか思ったら負けだと肝に銘じよう。

時系列書かないと準備不足だと判断されるって最近よく分かったから、「いらねー」って思ってもタイムライン書こう。

あと、パワポ使って地図書こう。

わかるよ、いいたいこと。
「地形とか室内図とか、推理に不要だってば。めんどーい」

すごい同感するんだけど、自分の頭にある世界を他者に文字情報だけで伝えるのはほぼ無理だ。

君は「世界の名著」と言われる小説を読めるだろうか。眠くならないか?「何いいたいのこいつ」ってならないか?それと同じ現象が起こっている。

面倒だけど、君が作った世界観を図にして説明しよう。

「真相たどり着けるわけないじゃん、バカ作者!」とか思われたくないだろう。PLさんのいうことは素直に従いましょう。

あと、文字情報はPLさんはすっ飛ばすと思ったほうがいいよ。
目が滑るんだよ。
PL時々やるから分かるよ。
情報抜けるよね。

何個か情報抜けても真相にたどり着けるほうがPLさんは満足しやすいかも。

真相にたどり着きにくいシナリオ書くんだったら、相当覚悟したほうがいい。PLから「真相にどうやったら辿り着くんですか」という質問が山のように来るよ。

で、うまく説明できなかったら「このシナリオ破綻してる」くらいに思われるよ。

真相にたどりにくくするってことは、せっかく数時間の時間をもらったのに、不満な状態で帰らせるってことだ。

証拠を並べ立てて、これをこう使ったら云々とか、
この時間は2人しかいないから云々とか
「こうすればよかったんですよー」をきれいに説明できるようになってないといけない。

そうしないと、「この作者きらい」にまで発展しかねない。

リピーター獲得だってシナリオ作成者は重要なんだから、真相へのたどり着き方は十分に念入りに準備しよう。

残念な説明でも…PLさんから指摘が入るので…頑張って直せば次からどうにかなるよ…。がんばれ…。

あと、とにかく褒めちぎろう。
貴重なテストプレイヤー様だ。

残念かもしれないシナリオに飛び込んできてくださった勇気あるお方だ。

GMの仕事は、時間管理とシナリオ管理とPL褒めるだと思っている。

とにかく「すごかった!」と褒めて、満足しておかえりいただきましょう。

さあ、もう大丈夫だ!
マダミスのシナリオ書き始めよう!

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