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物理を伸ばすには

今回は息抜き程度に皆さんのモチベーションが少しだけでも上がれば良いな〜

という緩い感じの記事なので、普段根詰めている人はゆる〜く読んでみてください♪( ´θ`)ノ

と、その前に僕の紹介を少しだけ

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現在、九州大学の機械航空工学科に在籍

高二の10月から受験勉強を本格的に初めて、高三の模試で物理で全国1位を取りました。

物理でセンター試験で9割、二次試験で8割5分をとりました。


僕の基本的なコンセプトは

『物理でセンター9割、二次試験で8割5分を取れるような人を増やしたい』

ということです。

本当はもっと深いコンセプトがあるのですが、今回はゆる〜い記事にしようと思っているので、簡単に書いておきます。


まあ僕も本格的に受験勉強を始めたのは高2の10月と難関大を目指すには

結構遅めでした。

それまでも全く勉強していなかったわけではなかったですが、言っても

定期試験前にちょこっとするだけなので、模試などの実践では全く成績は良くなかったです。

自称進学校の高校で 250位/360人中 とかだったと思います。

それでも、物理は好きで授業をしっかり聞いていたので、定期試験も

それほど悪くなかったのです。

しかし、大問題がありました。

それは、唯一自信を持っていた物理が実践の模試で全く解けなかったのです

「定期試験はできるのになぜ模試で取れないの?」

僕が考えた末に出した答えが、

「定期試験は一度解いたことがある問題で、理解しているつもりで解き方を知っていただけ」

ということです。

つまり違う状況になったり少し難しくされた途端わからなくなる

なんとなく問題集をしていても駄目だったということです。

難関大などでは特に、問題の細かい指定や問題の意図をしっかりと

捉えないと全く手も足も出ないなんていう状況はざらにあります。

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これは名古屋大学の2016年の物理の問題です。

(2)をみてもらえばわかるように、誘導形式になっています。

さすが名古屋大学で、しっかり誘導して求めた結果がどういう意味を持つか

これを考察させるようにうまく問題を作っています。

こういう意図を問う問題では、普段なんとなく問題集の数をこなしているだけの人はかなりきついと思います。

物理で共通テスト9割、二次試験で8割を目指す人はこういう問題と

戦っていかなければなりません。


では、どう勉強していけば良いのか

僕は、高校三年のときに奇跡的に物理を教えるのがとても上手い先生に

あたって物理がめちゃくちゃ伸び出しました。

その人の授業スタイルというのが、いかなる基本問題でも

「なぜそうなるのか」これを徹底的に生徒に説明させる。

というものです。

僕は、定期試験の物理の成績は悪くなかったので、なめて授業を受けていたのですが、

いざ、説明しろと言われると全く説明できない

ということが起きたのです。

僕は物理ができると思っていたのですが、基本問題で「なぜそうなるのか」

が説明できなかったのです。


「知っている」「わかる」「できる」

は全く別物で、僕はまだ「知っている」の段階だったということです。


おそらく多くの人が「物理のエッセンス」を使っていると思いますが、

僕も「物理のエッセンス」を使っていたのですが、

僕のエッセンスの勉強は、一度解いたことがあるから解けた

だけであって実力はついていなかったわけです。


僕は自分の勉強の中で、しっかり「なぜこうなるのか」

「この状況は基本から考えるとどうなるか」

と問題ごとに考えて勉強しました。

物理は基本が少ないのに問題が解けないことが多々あります。

運動方程式、エネルギー保存則、運動量保存則、円運動、単振動

力学でも基本的にこれぐらいです。

なので、「基本は基本でもこれを問題中でどう考えれば良いのか」

「この問題で自分は何がわからないのか」

これをしっかり考えましょう。


遠回りに見えるかもしれませんが、しっかり実力になります。

僕は、高三の夏に初めて名古屋大学の物理の過去問を解いて

「自分はいつの間にかこのレベルの問題に対処できるようになったんだ」

と思いました。

初めてみたときは、全くわからない解く気も起こらないような問題だったのが

手の届く範囲まで来たときは、とても嬉しかったのを覚えています。


最後に「自分には無理だ」と思っている人に、

僕の好きな漫画「ハイキュー!!」の中の名言を紹介します。

(完全に僕の趣味です笑)

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「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」

何も僕も初めから物理ができたわけでも好きなわけでもありません。

勉強をして成長して、気付いたら手が届かないと思っていたところに

手が届いていた。

そして物理が好きになっていた。

好きなものって「初めから好き」ってことの方が少ないと思います。

「気付いたら好きになっていた」という方が多いのではないかと思います。

高三の2月に最終的にできるようになっていれば良いのです。

今できなくてもいいのです。

皆さんも一歩一歩、積み上げていってください。

才能がないと思って何もしないと、一生何も変わりません。

「あのとき頑張って良かった」と思えるように毎日を積み上げましょう!




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