見出し画像

力学 難易度★★★★★★★★(後編)

この記事は力学 難易度★★★★★★★★(前編)の続きです。

まだみていない人はそちらから見てください。

今回使用する問題をもう一度見てみます。

画像1

(1)(2)は解けたので、(3)(4)を考えていきましょう。


難易度の説明

★〜★★★
教科書内容・基礎レベル
(ここは、まず必須。必要最低限の知識です。これがないと解説を聞いてもわからないという状態になってしまうので必ずマスターしましょう!)

★★★★〜★★★★★★
共通テスト・中堅国立レベル
(主に共通テスト、地方国立二次レベルです。僕たちが目指すのは共通テスト9割、二次試験8割なのでここは絶対に落とせないところです。)

★★★★★★★〜★★★★★★★★★
難関大二次レベル        
(このレベルが解ければ、物理が得意!と自信を持ちましょう!いきなりできなくても良いです。解けるに越したことはないですが、まずは体感と慣れです。)

このnoteの目的は共通テストで9割、二次試験で8割をとることを目標にしています。

なので、難易度の高い問題も臆することなく挑戦してみてください!

必ず成長につながります。


この記事を読む際の注意点

この記事を読む際は、いきなり解説を見ないでください。

一度しっかり自分で考えないと解説を見ても横流しになります。

わからなければ、どこを意識して解説を聞けば良いか

これを考えてみてください。

そうすることが物理上達の一番の近道です。


問題の解説

画像2

1:前回の式の整理

前回の求めた式をもう一度整理します。

画像3

(3)の問題はこの三つの式からN1とN2を求めます。

これは普通に連立方程式を解くだけです。

2:(3)の解答

これは解くだけなので、結果だけを載せておきます。

画像4

では(4)にうつりましょう。

3:(4)エネルギー

摩擦力がする仕事は台車が進んだ距離Lがわかれば、力×距離で求まりそうです。

台車が進んだ距離を求めるには、X方向の加速度を①②③の式から求められそうなので、そこから公式を使って求められそうです。

実際にやってみます。

画像5

セオリー通りに解けば、こういう解き方になりますが

エネルギー保存則の考え方を少し使ってみると

もっとシンプルに解けます。

画像6

これを用いてみましょう。

画像7

このように運動方程式から加速度を求め距離Lを求めることもでき、

エネルギーを考えて解くこともできます。

もともとエネルギーの考え方は運動方程式からできています。

詳しくは大学でやりますが、高校物理でもこうやって確認できますね

慣れてくるとこの辺りは瞬殺できます。


今回学んだことから次の勉強で意識してほしいこと

・等加速度運動の問題をしっかり解けるようにする

・エネルギーの考え方を他の問題でも使えないか考える

物理のエッセンスなどの問題で確認してみてください。


物理の基本からもう一度復習したい人はこちらに学習サイトを用意しているので、どうぞ

いずれも基本の組み合わせです。

普段の問題演習で何がわからなかったか

これは絶対に意識してください。

物理の問題は状況が変わっても使う公式は同じなので、公式を理解し使い方をマスターすれば必ず解けます。

一緒に物理で無双を目指しましょう!

では、お疲れ様でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?