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柔渋で居る。

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2018年5月の記事一覧

空想の世界をつくる

空想の世界をつくる

苦しそうな人がいる。

何かあった?何でも聞くよ

何も言わなくていいよ。ただ、そばにいる。

かける言葉に、よく悩む。

苦しそうな人には、あたたかい眼差しを送り、柔らかな声をかけ、

紙とペンを渡してみよう。
ひとかたまりの粘土を渡そう。
楽器を手に持たせてみよう。

何か書こう、
何かつくろう、
何か奏でよう、

そんな言葉をかけてみる。

無のところから、1人きりで何かを生み出すことは、世

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弱さを生む経験は、かけがえのない財産だ

弱さを生む経験は、かけがえのない財産だ

ふと
私は弱い、と思う

そんな瞬間を生産していく装置のような経験が心にある。

それは、これとこれ!って列挙できるようなハッキリとした経験というより、
過去にあった他者との関係性から自分が受けた影響…といった、ぼんやりしたものかもしれない。

ただ、私は弱いと思うこと、そのことについて考えたくて書いている。

人は、他者と共有できる感情を見出して、つながりを深くする。弱さはその1つで、弱さを共有

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願う

願う

全ての人を、愛することは難しい。

でも、願うことはできる。

全ての人が幸せであることを、心から人を愛し、心から人に愛されていることを、

願う。

誰の幸せも、願うことなら、可能だ。

誰もの幸せを、願うこと。

その思いは、あなたの過去、訪れる可能性ある未来、その全てを優しく包み込み、
張り付いたトゲトゲしたものを溶かし、冷えた気温を心地よい程度に温めてくれる。

だから、心が寒かったら

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彼女

彼女

彼女は、恋愛をした。

彼女が本当に愛した恋人は、
彼女に、
「君はこの世にいない方がいい」
と話した。

彼女を本当に愛した恋人は、
彼女が確実に命を絶てるよう、
手助けをした。

彼女がいなくなった後、

彼女に愛された男は、
記憶を破棄した。

彼女を愛した男は、また人を愛した。
今度は新しい命を生み出す手助けをした。

辛い時や大変なことはあるが、
2人とも、幸せな人生を送った。

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