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コロナ禍の海外渡航(アメリカ)その2

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前回(出国から帰国便搭乗まで)の続きです。今回は、帰国後のホテルでの指定場所隔離から、自宅での自主隔離についての備忘録です。コロナ禍における海外渡航を考えている方には少しは参考になるかな(なお、以下の手続は日本人、外国人とも同じです)。

※前記事☟

シアトル・タコマ空港(シータック)からデルタ航空のフライトで帰国の途につきました。長時間のフライトにいい加減疲れた頃に羽田空港に到着。飛行機を降りるとPCR検査の会場に誘導されます。いよいよめんどくさい一連の手続きの開始です。

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その後しばらくは写真不可となっていたので何も残っていないのですが、アメリカ出発前72時間以内の陰性証明書の提示、誓約書その他諸々の書類への必要事項の記入などをし、唾液を採取して、自主隔離中に使用するアプリ(My SOS)のインストールなどを済ませて、隔離場所として指定されるホテルへのバス乗車のため、待機場に通されます(ワシントン州は、デルタ株の指定地域なので、14日の隔離期間のうち、3日は検疫所が指定する場所(ホテル)で隔離されます)。

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通常は搭乗ゲートとして使われている場所です。ここでPCR検査の結果が出るのと、3日間の隔離期間を過ごすホテルへのバスが手配されるのを待ちます。これが長い…結局、PCR検査が陰性と判明し、バスに乗って出発したのは、到着から約4時間後でした。もう少しスムーズにしてほしいものです。ちなみに入国審査と荷物の受取りは陰性が判明した後、バスに乗る直前です。当然ながら、荷物はとっくに取りおかれています。

行き先のホテルはバスに乗ってから告げられます。横浜のアパホテルで隔離されたという知人の話を何件も聞いていたので、自分も横浜に移動か〜と思っていたのですが、告げられたホテル名はまさかの「ヴィラ・フォンテーヌグランド羽田空港」。いや、そのホテル空港から屋内の通路で直結ですやん…なんで何時間もバスを待ってたの? なんかちょっと意味が分かりません。
ともあれ、コロナ禍で開業が延期されているので、ピカピカの新しいホテルではあります。部屋に到着後、まずはMy SOSで待機場所の登録です(タップするだけ)。

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部屋からは目の前の環八通りの向こうに多摩川が見えます。眺望はまずまずですが、部屋からは一歩も出ることができません。そして、食事は弁当が外側のドアノブにかけられます。毎回違う弁当で助かりましたが、なぜかお酒は一切禁止となっています(持ち込んでいないので、入手しようもないのですが、帰国便に乗るときにお土産と称して買っておけば、ホテルに入るときに持ち物検査があるわけじゃないし、なんとかなるかもしれません→ダメですよ・笑)。
隔離中は、時々、位置情報、健康状態の報告がアプリで求められるほか、ビデオ通話がかかってきます(これは自宅での自主隔離中も同じ)。ビデオ通話は、検疫所スタッフからのリアル通話と、AIが位置情報を取得して30秒録画するだけのものとがあります。たいてい後者です。

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めちゃくちゃ退屈でしたが、オリンピックの放送をやってくれていたのはせめてもの救いでした。

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ホテル隔離が終わる日の朝に、またPCR検査を受ける必要があり、検査キットがドアノブにかけられます。方式は唾液の採取による検査です。

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昼頃に部屋に連絡があり、無事に陰性。これで半月で4回の検査がいずれも陰性となりました。そして、16時頃に羽田空港へのバスに乗ると言われていたのに、少し早まる見込みなので、15時頃には用意してていてくださいとのこと。でも、結局14時半頃には呼び出され、ホテルを出てバスに乗り、また目の前の空港に移動です。
ここでとりあえず解放ですが、公共交通機関は使わずに待機場所となる自宅などに移動する必要があります。でも、検疫所の人が付けてきてるわけじゃないので、乗ろうと思えばモノレールとか普通に乗れそうな感じでした。中にはそういう人もいるかもなぁ。

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僕は自転車をアメリカに持って行ってたので、空港で組み立てて自走で帰宅しました。帰国の際の検疫所のインタビューで、待機場所への移動手段を聞かれたときにも「自転車」と申告し、女性スタッフに「自転車…ですか?」と怪訝な顔をされはしましたが、それ以上に突っ込みを受けることはありませんでした。自転車移動、OKです。
まずは多摩川沿いを北上して帰宅(38キロくらい)。そして、空港で待ってる妻を車でピックアップして待機場所への移動完了です。アメリカ滞在とホテル隔離中、空港の駐車場に停めっぱなしだと、軽く2万円オーバーなのですが、運動もできてコスト削減もできてよかったです。自宅に落ち着いたら、My SOSで待機場所の更新です(タップするだけ)。

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これからは11日間の自主隔離です。My SOSからはまあまあ頻繁に位置情報や健康状態の報告や、ビデオ通話を求められるので、真面目にやるなら外出はほぼ無理ですね。ただ、僕も何回か通話に出られませんでしたが、即座に何かお咎めがあるわけではありません。全く無視した人の氏名を公表したとのニュースはありましたが。

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ということで、東京オリンピックが閉幕し、自主隔離もあと2日となりました。オリンピックをやっててくれて、本当に助かりました。退屈で、とてもじゃないけどまたやりたいとは思いません。14日は潜伏期間を考えてもちょっと長過ぎますよね。今度の海外渡航はこういうのがなくなってからかなぁ。来年にはそうなってほしいです。

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