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人的資本経営における強い組織づくり・良好な対人関係づくり①

対人関係の重要性(序章)
相手に興味を持つことの重要
みなさんは、相手に興味を持つことを自然にできるでしょうか。
相手に興味を持つということはやっているようで案外できていない方が多くいます。
相手に興味を持つということはどういうことでしょう・・・
相手に興味を持つということは、ただ漠然と興味を持とうと思っても難しいですよね。私の場合、相手と話をする際、コミュニケーションする際、相手をしっかり観察して、相手のよいところを発見するようにしています。良いところというのは、何でもよいです。例えば、見た感じエレガントだとか、スタイルがよいとか、そして、内面的なことなどとしては、優しい人だとか、着眼点がよいなどです。こういった具合に、相手の良いところを発見できれば、次にすることは「承認」、または「リスペクト」でもよいです。自分にはないところ、または自分より優れていると感じたところなどを良いところとして「承認」「リスペクト」します。
そうすると、自然と相手のことを受け入れることができます。相手を受け入れることを「受容」といいますが、相手を受け入れると、自然と感情レベルで、相手に好意を持てるようになります。
相手に好意が持てるということは、心が引かれた相手に親しみを感じ、何かをしてあげたいという気持ちになるものです。
そうなれば、相手に好意的に接するということが自然とできます。そうすると、その自分がもってしい好意は、相手に伝わって、相手も自分に好意的になってきます。
相手に興味を持つということのポイントは、相手のよいこと探しから始めると効果的に興味を持つことができるようになります。
 
自己紹介の例
話は変わりますが、みなさんは、自己紹介をするとき、どのように自己紹介しているでしょうか。
私は、自己紹介には、大きく2つの種類があって、ひとつ目は、印象よく自己紹介をするということ、ふたつ目は、印象に残る自己紹介です。
印象よく自己紹介するという方のほうが多くおられるのではないでしょうか。
私は、学生の方々のキャリア教育を社会貢献活動として取り組んでいますが、そこでも自己紹介の方法のお話しをしています。
私は、「印象に残る自己紹介」をすることの大切さをお話ししています。
社会に属して生活をする中では、印象よく相手に覚えてもらうより、「私はこういうひとです!」ということを印象に残した方が活躍できるからと考えているからです。
例えば印象よく自己紹介した場合、相手に覚えてもらえるポイントは、「感じのよさそうな人だ・・・」で終わってしまいます。印象に残る自己紹介の場合、「・・・という印象の強い人だ」とか「・・・ができる人だ」というように「どのような人」かが記憶に残るので、相手に自分の「印象に残る何かかが明確」という状況を創り出すことができます。
社会に出ると、仕事を通じて貢献することが重要になります。その際、「いい人」だと印象に残りにくいですが、「・・・ができる人」という印象が残っていると、それを思い出してもらえ、「今回は、〇〇さんに、これをお願いしよう!」と活躍できる機会を提供される可能性を得る機会が多くなります。
それでは、私の自己紹介をふたつご紹介しておきましょう。
まずは、ひとつ目の自分の名前を使った印象に残る自己紹介です。
「私は、名前は中坊 崇嗣と申します。中坊という苗字は、珍しいもので、京都府と奈良県の一部のエリアでみられるものです。そして、名前は崇嗣と書いて、たかしと読みます。父親が付けてくれたんですが、難しい漢字なので、子ども頃は、テストの際、名前を書くだけで時間がかかってしまって、自分が名前を書き終えたときには、くらいのみんなは、すでに第1問に取り組み始めていて、こんな難しい漢字の名前つけて・・・って思っていました。ところが、大人になって、崇嗣の漢字の意味は、「崇」は、山が高くそびえるさま、とうとい、けだかいという意味で、今、私がやっているコンサルタントの仕事にふさわしいし、「嗣」は、あとを継ぐという意味で、私は長男なので、本当によい名前をつけてもらえたと思っています。」
という具合です。
ふたつ目の仕事のことでは、「私は、経営幹部育成の教育研修を得意にしています。なぜかというと、私は、学校を卒業してから、社会人になって、1度転職をして、6年間出向をして、その後、今の会社に戻って、主任、課長、部長、取締役、代表取締役という道を歩んできました。その中で、どうすれば、部下がついてきてくれて、どのように教育すれば効果的に育ってくれるのかを体験して、営業&マーケティング活動、経理・財務・人事管理などの管理業務に携わって、一通り企業経営に関わる仕事で成果を生み出し続けてきました。ですので、自分の体験をベースに、どのようすれば経営幹部育成の方法を知っているんです。」という具合です。
このふたつの事後紹介では、ともに、「私という人間がどのような人なのか」または「私はどのようなことができる人なのか」が明確に相手の印象に残ります。
このように自分がどのようなことを得意としているのかを明確に伝える自己紹介は、対人関係を築くうえで、相手に観察してもらわなくても自分を知ってもらう有効な方法にもできます。


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