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50年以上の経営者経験を経て、いま伝えたいことを自己紹介とともに。

みなさまはじめまして。
栗山 民毅(くりやま たみき)と申します。

戦中に産まれ、長く会社を経営しながら学んできたこと、取るに足りない一経営者の考え方を発表し、ご批判など賜りたく存じます。

わたくしがご提供できるのは、50年以上経営者として、百に上るビジネスを考え実践し、そのうえで考えた「これからの日本がどうあるべきか」というアイデアです。

どのような形で、気軽に、そして多くの方にこれらのアイデアをお届けできるかと考えていた時に、noteという「自分の好きなことや伝えたいことを投稿できるプラットフォーム」の存在を知りました。

わたくしは2020年に77歳になりました。投稿者のみなさまのなかでは、最高齢かもしれません。しかし、10年後、20年後の日本を考えること、日本に住む一人ひとりの生活の質を向上したいという想いは、誰よりも強く持っているつもりです。

わたくしがこれまでどのような歩みを辿ってこのように考えるに至ったかこれまでの半生を自己紹介の代わりとして、はじめてのnote投稿をスタートさせたいと思います。

わたくしが産まれたのは、終戦2年前の長崎です。

当時、父は主要産業である炭鉱を経営しておりました。同じ炭鉱の跡地であり、現在世界遺産となっている長崎県軍艦島の近くにも父の炭鉱がありました。わたくしにとっての「人生の転換」ともなったのが、昭和30年代のエネルギー革命です。石炭から石油に主要エネルギーは取って代わられ、父の炭鉱は昭和37年に不渡りを出しました。その心労もたたったのでしょう、父は病気になり、まもなく帰らぬ人となりました。

当時わたくしは中央大学法学部に入学したばかりの大学1年生。入学して半年もたたないうちに、莫大な借金を返しながら炭鉱の経営に取り組むことになりました。残念ながら学業を続けることはできず、大学を中退して父の事業継承に奔走することになります。

しかしご存じの通り、その後日本の石炭産業は「全滅」します。数億円という借金を背負った19歳のわたくしも、その波に抗うことはできませんでした。

そんな環境でも、わたくしは実に多くの方々に支えられました。例えば、今も九州に存続する「丸二商会」創業者、江頭静さんには大変お世話になりました。
本日、まがりなりにも、会社経営が継続できること、江頭静さんのおかげであり、深く感謝しています。

なかでも大切にしている教えは、「ギブ&ギブン」という考え方です。
「与えるものに与えられる」……これは現代社会のみなさまに通じる「基本姿勢」になっていますが、半世紀以上の昔からそれを実践されていたことは驚くべきことです。
応援してくださった皆様に励まされ、心折れずに「次は、衰退する産業ではなくこれから興る新たな産業にチャレンジしよう」と考えることができました。

そして昭和44年に立ち上げたのが今の会社です。

新しい事業を開業してから、もう50年が過ぎました。電算機を置き、計算センターを福岡で立ち上げたのが今のビジネスのはじまりです。

それからずっと情報システム産業に関わっておりますが、これ以外にも様々なビジネスを検討しました。およそ、100件ばかりはあったでしょうか。冷凍技術に目をつけて長崎から大阪まで鮮魚の輸送にチャレンジしたり、ミカンの過剰在庫を冷蔵保存して市場に供給してみたり……。プロパンガスの供給や、モータリゼーションの波に乗ろうとしたこともありました。

「新しい技術を使って、世の中がもっとよくなるような仕事をしたい」

これがわたくしの長年の「ビジネスの基準」です。それは今も変わりません。
自社で開発するアプリやwebサービスも、同じ考え方で開発を続けています。

かつての「エネルギー革命」と同じ、いやそれ以上の力を秘めているのが「情報革命」です。単に「ITを使った技術革新」という話ではありません。

情報は、「集まる」ことによってエネルギーへと変化します。情報を集約することで、様々なものを動かすエネルギーになるのです。その波はすでに大きなものとなっています。

「未来への夢や展望」「若くして組織を動かそうとチャレンジするみなさまへの応援メッセージ」をお伝えしたいのです。

これから、noteを通じて、長年温めてきたアイデアを順次投稿していきます。これからの日本を担う若いみなさまに活用していただければこんなにうれしいことはありません。

第一弾のテーマはとても緊急度の高いものを選びました。
「コロナで疲弊する日本経済回復の起爆剤『マイホームくじ』の提起」
こちらを投稿する予定です。

次の投稿もぜひ、お読みいただければ幸いです。

#自己紹介 #経営者 #提言 #コロナ対策

執筆者略歴

栗山 民毅(くりやま たみき)
株式会社ジャコス 代表取締役社長
1943年長崎県生まれ。中央大学法学部中退。父が興した炭鉱経営を経て、1969年株式会社ジャコスを設立。創立50周年を迎えたジャコス経営の傍ら、「新しい日本の在り方」についての情報発信に挑戦中。著書には第一号(初出版)「情報力の時代」(産業能率大学出版)「VANビジネス : 考え方とアイデア」(日刊工業新聞社)「情報戦略計画の立て方」(税務経理協会)など。

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