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女装官能小説「蛹と蝶」 プロローグ2

 「こんなにいっぱいいっちゃうなんて、明美ちゃんかわいいね。」

 優香と一通り行為を終えてベッドで放心状態のまま横たわっていると、僕のウィッグを撫でながら、優香は満足そうに言った。「あ、しかも、可愛いって、言ってあげただけで、またペニクリがおっきくなってるじゃない。ほんと、女の子になった方がいいんじゃあない?」頷くわけにもいかないが、まさに優香の言う通りだった。自分の心と体が、女の子として扱われることにはげしく興奮し喜んでいるのは間違いなかった。

「こんなに女の子な明美ちゃんが、お尻まで目覚めたら、大変。」

「お尻の方は…ないよ。ちょっと怖いから…。」

「ふーん…。実は、私のお客さんのひとりにアナルの開発がすんごいうまい人がいてね。私もその人の予約入ってる日はすごい楽しみになっちゃうくらいなんだけどさ。その人に、明くんのこと話したら、会ってみたいってさ。」

「えっ!なんで。勝手にそんなこと!!」

「あ、おせっかいだったら、ごめんごめん。もちろん名前は言ってないし、嫌なら忘れてもらって、いいんだけど。明くん、男の娘の素質あるかもって思ったからさ。その人、私みたいな慣れた男の娘も好きなんだけど、初めての子に手ほどきするのも好きらしくて。そんな話をしてたら、明くんのこと思い出しちゃって、思わず、紹介できそうならって…。」

 優香の言葉で、自分の胸が早鐘を打っているのに、気づいた。自分に男の娘の素質が…。なえ始めていた陰茎に、血が流れ込み、ぴくぴくと反応している。自分の性のファンタジーの奥底に、自分が想像していた以上の未知の何かが潜んでいることに驚いた。優香と同じように、女の子になりきって…。見知らぬ男と…。優香に自分の奥の奥までのぞき込まれているような気がした。

 そんなこちらの気持ちに気づいたのかどうか分からないが、優香は帰り支度でワンピースに着替えながら、僕に訊ねる。「今日はいつも以上に楽しかったよね。次回もこのパターンで行く?それとも、前のパターンに戻す?」

 もちろん今日のパターンが楽しいに決まっていたが、はっきりそう言ってしまうのも、少し躊躇われた。こっちの気分を察したのか、優香が言葉を継いだ。「私は、今日のパターンの方が好きなんだけど、明美ちゃんもそう思ってるよね?」言葉なしに、小さく頷く。

「次は衣装どうする?今回は、私の手近にペアであるものにしちゃったけど。明美ちゃんの着てみたいもの、なんかあるんじゃないの?そうだ!セーラー服なんか、どう?どう?」セーラー服という言葉に、僕の陰茎がまた反応してしまう。優香がそれを見逃すわけがなかった。「口では黙ってるけど、明美ちゃんのペニクリが喜んでるね。じゃあ、セーラー服で決まり!私とおそろいのやつ、女装子学園高校三年生の制服ねっ!今度一緒に買いに行こ!」

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