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STAFFインタビュー#4 「DON’T THINK FEEL」

Q自己紹介をお願いします。

名前は大槻勇介です。ニックネームは【ツッキー】と呼ばれています。年齢は28歳で6年目になりました。大学では社会福祉学科に入学したものの、実は中学の社会の先生になるのが夢だったんです。
今は、色々な経緯があって常照園で働いているんですが…(笑)その辺はあとから話しますね。

Q児童養護施設で働こうと思ったきっかけを教えて下さい。

当時、教員採用試験を受けていたのですが、どこも受からなくて…講師登録はしたんですがそれも連絡がこず…
周りの友だちがどんどん就職が決まっていくなか、正直あの時は路頭に迷っていましたね…(泣)

そんな時に、大学から「児童養護施設の求人があるよ」と連絡がきたのが児童養護施設の存在を知ったきっかけなんです。児童福祉の授業は受けていたはずなんですけどね(笑)

「児童養護施設??」自分のなかでもまったくイメージできなかったんですが、「とりあえず一度見学に行ってみようかな」という軽い感覚でしたね。
その後、実際に見学にも行きましたが、それでもそこで自分が働くイメージはあまりできなかったですね。

そんな時に園長先生から「とりあえず面接でもしていくか?」と言われ、その時はびっくりはしましたが、とりあえず「はっ はいっ…」っていう感じ。断れなかったですね…(笑)
その後、ありがたいことに「採用」の連絡がきましたが、なかなか決めきれない自分がいて「一度考えさせてほしい」としばらく返事を待ってもらいました。

そこから色々と自分なりに悩んで考えた結果、元々学校の先生になりたかったのも「子どもと関わる仕事がしたい」という所からのスタートであったこと、職種は違えど、実はやりたいことが似ているんじゃないか?
「子どもと関われる仕事ができるなら」と児童養護施設で働くことを決意しました。
その後、父と話をするなかで「その通りやな」と父から背中を押してもらえたのも大きかったですね。

Q常照園で働き始めた頃の様子はどんな感じでしたか?

イメージとはまったく違い、子どもは明るくて、初めて会った時も、優しく自分を受け入れてくれたことは今でも覚えていますね。
後、自分が4月生まれということもあって、入職してすぐの誕生日にサプライズで子どもと職員さんが誕生日を祝ってくれた時は本当に嬉しかったですね。

Qこの仕事のやりがいについて教えて下さい。

あまり大きな問題をおこさない子ってどうしても関りが薄くなってしまうというか、そんな感覚があるんですが、意識的に好きなことを一緒にしたり、新しい挑戦、新しい場所に行くように心がけています。おこがましいかもしれませんが、「自分の関わりが、子どもたちの世界を広げることができている」と感じた時はやりがいを感じますね。
「その子と自分だけの特別な関わり」その積み重ねが大事だと思います。

児童養護施設の仕事の中身は多様で、子どもたちと関わる以外の仕事もたくさんあります。

自分は、3年目にも関わらず、対外的な責任ある仕事に抜擢されました。初めは嫌だったし、何故自分が…というのが正直な感想でした。理由は、自分にできるのかという不安もありましたが、外にでる時間が増えると、子どもたちと過ごす時間が短くなるからです。子どもと一緒にいるのが好きなんですね(笑)

しかし、他施設の職員さんと一緒に仕事をするなかで、自分の知らない他の施設の実状を聞く機会が多くなり、良い刺激になっている反面、改めて常照園の良さに気が付けることができましたね。
特に、会議の質の違いは衝撃的でした。常照園での会議は、しっかり職員同士で議論ができたり、目標設定が明確なので会議の進め方など本当に鍛えられましたね。1年目でも意見が言える雰囲気も好きです。

Qでは、仕事をするなかで大切にしていることを教えて下さい。

「子どもより楽しむ」 遊び、ゲーム、勉強などなんでも子どもより楽しむことを意識しています。先輩から「大人が楽しまんと子どもも楽しまれへんよ」と言われた言葉を今も大切にしています。

昨年、子どもたちや職員を巻き込んでのフットサル大会を企画したんです。TWC(ツッキーワールドカップ)というイベントなんですが(笑)。企画、会場の確保、お金集め運営など、全てやらせてもらいました。年間数回、実施していて、そこが卒園した子どもたちが帰ってくる場にもなっているんです。
好きなことをやっている時が一番輝くし、自分自身が輝ける場所をさがしていたのかもしれないですね(笑)

Qでは最後に、就職を考えている学生さんにメッセージをお願いします。

自分のように児童養護施設を詳しく知らなかったような人間でも「子どもと関りたい」という想いだけでスタートしたらいつの間にか天職になっていたみたいな(笑)
常照園に決めて本当によかったなと思いますね。

DON’T THINK FEEL 「考えるより感じろ」


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