STAFFインタビュー♯1 「かわいそう」と思うだけじゃなく、「かわいそう」と感じるその先にある「何か行動すること」が自分の原動力
Q:では、自己紹介をお願いします。
A:名前は仲辻寛明です。 ニックネームは【なかちゃん】 23歳で1年目です。大学では社会福祉学を学んでいました。
Q:児童養護施設に興味を持ったきっかけは?
A:実習先で様々な家庭環境の子どもたちと関わり、子どもたちの人生にふれるなかで、こんな自分にも何かできるんじゃないか、本気で児童養護施設で働きたいなと感じました。
虐待等のニュースで、児童相談所などがよく扱われている印象ですが、児童養護施設は、あまり目を向けられていないと感じていました。実際にしんどい体験をして施設に入るのは子どもだけど、その子どもたちはいったいだれが面倒をみているのか?ちょっとカッコよく言うと「誰かがやらなければ」と自分のなかで使命感が芽生えたんです。
児童養護施設のイメージを友達に聞くとまず初めに返ってくるのは、「かわいそう…」
でも自分は、「かわいそう」と思うだけじゃなく、「かわいそう」と感じるその先にある「何か行動すること」が大事なんじゃないかと思っています。
実際に子どもたちと生活したら、「かわいそう」なんて感じる場面はないですし、ほんとうに普通に生活しているだけなんです。決してマイナスイメージではないと思っています。
Q常照園で働こうと思った決め手はなんですか?
大学の実習担当の先生から「常照園はいいよ」とすすめられたのがきっかけです(笑)
でも、実際に施設見学に行って、職員さん同士が楽しそうに話をしている場面を見て「職員さんが明るい」というのが第一印象。
正直、いくつか施設見学に行きましたけど、他の施設は職員さんが暗い… と感じるところも多かったんです。
見学会の時に、園長先生に自分のことをいじってもらえたのも大きいですね。それが嬉しかったんです(笑)
内容は覚えてないですが(笑)
Qこの仕事のやりがいについて教えて下さい。
やりがいしかないですよ。
毎日変化があってとても刺激的です。
子どもの成長が目に見えてわかるし、昨日できなかったことができるようになったり。
子どもが自分の家での生活のことを話してくれたり、大事な話を自分に打ちあけてくれた時は子どもとの関係がちょっとはできてきたのかなと感じました。でもまだまだ自分のいたらないところはたくさんありますけどね(笑)
先輩の先生が、阿吽の呼吸で動いている場面を見たり、子どもとの信頼関係の作り方を目の当たりにして自分も、もっとひとりひとりに寄り添った関りをしなければいけないなと日々反省しています(笑)
Q今まで一番印象に残っている子どもとのエピソードを教えてください。
まだ、働き始めたばかりですが担当の子どもと1対1で一緒に服を買いに行く機会があって、ふだんやんちゃな子なんですが、ゆっくり1対1で出かけると本当にかわいいんです(笑)。普段みせないような表情が見れたり、素直に喜んでくれる顔をみると本当にやりがいを感じます。
その他、中高生と一緒にサッカーをするのもすごく楽しいです。自分趣味であるサッカーを一緒に楽しめるなんてこの仕事を選んで良かったなと思います。
Q:最後に就職を考えている学生さんに一言メッセージをお願いします。
「遊びをさぼるな(笑)」少し偉そうかもしれませんが…
学生時代は自分のやりたいことを一生懸命やることが大事だと思っています。自分自身も学生時代に子どもたちとのキャンプやたくさんのボランティア活動のなかで、子どもたちとたくさん遊んできたからこそ、今、子どもたちに還元できていると思うし、それが自分の軸になっていると思っています。色んな意味で今しかできない学生生活をおくって下さい。
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