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もう1つの目

高校生の時、なんの授業だったか忘れたが
もう1つ欲しいものはなんだ?と某教師の
問い禅問答か、何やら哲学的だぞ…。

同級生は、もう1つキレイな家が欲しい
とか、もう1台、自転車が欲しいと欲望
丸出しな答えかわいい彼女が欲しいとか
変な方向に話が進みだしカオス状態とな
った

私が先生に指され
"もう1つの目が欲しい"と答える 
一瞬にして教室はシーンとなった

先生 「目…なんで?…理由は?」 
私   「三つ目がとおるのような…」
先生 「手塚治虫の漫画のやつだな
   なんで目なんだ?」
私  「人の心が見えるようになりた
    いんです」
先生 「あんまり見えない方がいいぞ…」

遥か数十年前のことだが
教師の最後の言葉が、やけに含蓄をもって
感じられる今日この頃。
当時の教師と同じくらいの年代になった
からそう感じられるのか?

三つ目は見つめで
心眼といわれるチャクラのひとつ
両目は視覚でもう1つの目で
人心を読み取る

もし、そんなことが出来ると仮定して
本当にそれは良いことなのか?
信頼していた人の本心が実は
正反対であった場合のショックたるや
想像したくないレベルでしょ

やっぱ人の心なんて見えない方がいいの
かな❓

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