✨クスッと笑えて 弱視を知れる 弱視者いろはカルタ【ま~も】を紹介✨
弱視者いろはカルタ紹介第七回目は、【ま~も】。
前回までの記事も、まだ見ていない方はこちらもどうぞ。
ま 真っ黒な スーツのつもりが 紺だった
わたしも、色の違いを見分けるのが苦手。
とくに微妙な色合いの違いがわかりにくいことがあったりする。
口紅やチークなどのお化粧品を選ぶときは、微妙な色合いの違いがわかりにくかったりするので、
「似合う色を教えてください💛」
と、お店の人に頼んだりして聞きながら買い物をしている。
お洋服は、大きいので大丈夫だったりするけど、組み合わせに失敗しないように、昔からワンピースを着ることが多い。笑
み 道尋ね 指差されても 戸惑う私
わたしも、何度も人に道を尋ねたことがあるけれど、やっぱり指を差されたり、あそこにある〇〇ビルの~と言われても、全然わからなかったりする。
初対面の見知らぬ人に、そこまで連れて行ってもらうわけにも、何度も聞き返すわけにもいかないので、そういうときは「ありがとうございます~」とお礼を言って、結局また別の人に尋ねて…の繰り返し。
先日は、息子と初めての場所でケンタッキーを探していて、駅のそばだというからウロウロしてるのに見当たらなくて…結局、駅員さんに聞いたら通そうだったので、息子に「ケンタッキーのおじさん見つけて!」と頼んで、匂いを頼りにお店を見つけたことも!
ちなみに、目がいい人が使いこなす地図も弱視のわたしは苦手。
紙の地図よりは、スマホの地図アプリのほうが役にはたっているけど、それでも難しい~!!
む 無理せずに 読み書きできる世 早く来い
この弱視者いろはカルタが発売された頃に比べれば、拡大読書器もルーペも性能がよくなったし、パソコンも進化したし、スマホで写真を撮って読めたり音声読み上げも便利になったりと、確実に昔よりすごく読み書きしやすくなった。
わたしが子どものころの拡大読書器は、ピントもなかなか合わず、分厚い本は読みずらく目も疲れやすかった。でも、今の拡大読書器は、一瞬でピントが合い、分厚い本でも読みやすいし、小さな字も綺麗に書ける。見た目もスリムでかっこよくなった。
それでも、外で読み書きするときは、まだまだ不便…顔を近づけて書いているけど、結構大変。持ち運びの拡大読書器もあるけど、わたしは家に一台あるので、次は持ち運びでもっと読み書きしやすいものがほしいなぁと思っている。
め 目が悪い その一言が 言えなくて
10代のわたしは、わざわざ自分から目が悪いとか話したりはしなかった。顔を近づけているのを見れば、目が悪いことはわかってくれたりはするけど、深く自分の障がいについて話すことはしなかったので、曖昧にしか理解してもらってはいなかった。
いま思えば、若いころから、きちんと自分の障がいを話して理解してもらうことってすごく大切なこと。
でも、若いころは、それがなかなか難しい。人にどう思われるのか、それがすごく気になるから。特別扱いされて、人間関係が変わるのではないかと不安に思うから。
昔よりは、様々な障がいや病気が世の中に知られるようになり、多くの当事者が声を出せる世の中に少しずつなっているのかな、と思う。
これからもっと、一人一人が自分のことをきちんと受け入れられるようになり、みんなが「色んな人がいるんだな」ということを理解して、支え合える世の中になったらいいな。
も もう少し 大きく書いて あったらな
【恋です!~ヤンキー君と白杖ガール】では、ハンバーガーショップのレシートが小さくて、大きい文字にしてほしいとユキコがお願いしていた!
レシート、値札、書類、レストランのメニュー、契約書…小さい字のものが多くて多くて😅
弱視のわたしもそうだけど、老眼になってきた母も「ち、ちいさい・・・」と虫眼鏡を取り出すことが多いほど。笑
子どもだって小さければ小さいほど絵本とか文字大きいのに、小学校も高学年くらいになると教科書もどんどん小さくなっていき、大人の社会では小さい文字が当たり前。
子どもも、目が悪い人も、高齢者も、大きい文字だと嬉しくて。
ユキコのハンバーガーショップでレシートを大きくしたらミスが減ったように、見える人だって、少しでも見やすい文字にしたほうが便利になったりすることって多いのではないかなぁと思う。
もっともっと、だれもが見やすく使いやすいものが世の中にあふれるといいな。
日本弱視者ネットワークに掲載許可取っています。
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