見出し画像

私のアーティスト宣言

たった数回ドローイングをしただけど、自分の中の何かが満たされ心のバランスを取り戻し始めているのを感じる。

そうだ、やっぱりおれはアーティストなんだ。

おこがましいのは承知だ。
でも職業のことを言っているのではなく、自分の本質のことを言っているのだ。

アートなんて大したことじゃない。排泄行為だ。ただの遊びだ。
それでもある種の人たちには必要だ。

今こそ向き合おう。
直視しよう。
自分の中にくすぶる不始末の火種、消しても消せない渇望みたいなもの。


ヘタでもいいじゃないか。
ヘタならヘタなりに思いっきりやればいい。

先日、小1の息子の授業参観があった。
その日は道徳の授業で、学校であさがおを育てる生徒たちにちなんで、あさがおを育てる少年のお話についてのディスカッションだった。
ストーリーの中の少年は水やりを忘れ自分のあさがおをしおれさせてしまった。
「ごめんね」と言いながら水をあげる場面について先生が子どもたちに質問した。
「この時の少年はどんな気持ちだったと思いますか?」
「植物や生き物を育てるときに大切な事は何ですか?」

かれこれ25年もの間、僕は自分の中に生まれたアーティストの芽に水をあげていなかった。

『ごめんね』
もっとちゃんと水をあげるべきだったんだ。

これからは毎日ちゃんと水をあげるよ。
太陽の光にも当ててあげよう。
必要なら外敵から守ってあげよう。
傷ついていたら癒してあげよう。
花が咲くのは時間がかかるんだ。
だから辛抱強さも必要なんだね。

ずっと踏みつけられてたのに、その足を押し上げて生えてこようとするんだから、きっと強いんだね。

小さくても、ありふれててもいいさ。
どんな花が咲くのか見てみたい。

いつも言ってた。
特別な人がアーティストなんじゃない。誰もが特別なアーティスト。
そうだろ?


あさがお

この記事が参加している募集